ケーブルの問い合わせがありましたので知っている範囲内でお答えします。個人的にはだんだんケーブルのことに目を向けていただける方が増えてきてうれしいかぎり!前置きはこれくらいにしておいて、アコースティックハーモニーの電源ケーブルですが、少しアコースティックハーモニーのことについて語るには切っても切り離せないメーカーがあります。それがLUXMANですね。古くはホームの錦水電気の時代から続く老舗。じつはアコースティックハーモニーはLUXMANのアンプにあわせ特性を引き出すために設計された特注ケーブル。ラックスのアンプの特徴はなんと言っても絹のような光沢と滑らかなサウンド。高音域の特性に優れています。そのためRCAは銀線を使用しています。電源においても同様なんですが、全てを銀にというわけにはいきません。そこでOFCにシルバーコーティングすることで最低限アンプを駆動する力を持たせながら高音の色を同じにするという構成になっています。というわけで上品に纏め上げるということに関してたいへん優れていますがパワーをかけてユニットを動かして止めるということには少し不向き。ケーブル自体も強く締め上げているので迷走電流がすくないのできれいな電源を適量送るということはいいのでそのためヘッドユニットに用いる人も多いです。そして比較の対象としてM&Mなのですが、こちらは何かの特性に合わせてつくられたものではありません。ただ全てにおいて平均点以上のバランス!そして音のクリアーさが持ち味。そして三菱電線くささである低音がやや丸くなるんですが輪郭がにじむということではなくほどよく聞きやすい。8ゲージと4ゲージでややエネルギーバランスは違うので8を二本引くのと4を一本引くのとでは決定的なのがピアノの表情が変わります。ストレートに出るのが4ゲージ。8ゲージ二本にしたほうが繊細な感じは出やすいです。解像度については今のところ最も優れているカー用電源というのは間違いないですね。特に低音部分の解像度の改善が大きいのでそこから乗っかる倍音にもいい影響がでてきます。(余韻の響きが変わります。)というわけでまとめ。高音の滑らかさを特に変えたい柔らかく伸ばしたい時にはアコースティックハーモニーの方が有利。全体的なバランスはそのままにクリアーさと低音の緻密さを向上させるのが目的ならM&Mの方が有利と思います。