キャリパーOH&ブレーキリフレッシュ

不具合は出ていませんが、
キャリパーピストンの戻りが渋くなってきたので
ブレーキ系をリフレッシュします。

まずは部品を調達。
キャリパーピストンと
シールキットを揃えます。

師匠からの指示で、新品のピストンを研磨して鏡面にします。
右側が研磨済みです。
この一手間によって、
ピストンの動きが驚くほどスムーズになります。
戻りもスムーズになるので、
転がり抵抗が減るというメリットもあります。

キャリパーはヤフオクにて
フィットGE6で検索し、
走行が少なくて程度が良さそうな物を落札。
分解洗浄します。

キャリパーは走行距離が伸びると開いてしまう事があるので、
現状のものは使いません。
それに別のキャリパーならじっくりOHできますし、
不具合があっても焦らず対応できます。

あまりピカピカにしたり塗装してしまうと
車検で目立つのでほどほどにしておきます。

組む前にキャリパー内をホーニングし、
溝の中を綺麗にしてシールやブーツを組んでいきます。
付属のグリスではなくワコーズのスーパーSGを使います。

無事に組み上がりました。
スライドピンの形状が上下で違うんですが、
三角のヤツを上側に組みます。
フィットとバモスではキャリパーの向きが逆なので、
左右は入れ替わります。

今回チョイスしたパッドはこちら。
コントロール性を重視しました。

ローターも奮発して、熱処理済みをチョイス。
耐久性が高いらしいので、そこに期待です。

お一人様でフルードのエア抜きをするので、
モノタロウでバキュームタイプをポチり。
オイル挿しはリザーブタンクの古いフルードを抜くのに使います。
フルードはサーキットで愛用しているプロジェクトμ。
緑色に着色されていて、
入れ替わりがわかりやすいです。
劣化すると色が薄くなるので、
交換の目安も分かりやすいですね。
ドライ＆ウエット沸点も高いので、
一般道ならペーパーロックの心配もないです。

既存のキャリパーを外してブラブラにしておいたら
ローターを交換してOHしたキャリパーとパッドを取付けます。
この段階でブレーキホースをクランプで挟み、
古いキャリパーからホースを切り離します。
キットに付属している銅ワッシャーを挟んで
バンジョーボルトでホースを接続します。
こうする事でフルードの漏れを最小限に抑えて
ベタベタにする事なく交換完了です。

両側の交換作業が済んだらクランプを外し、
エア抜きとフルードの注入をしていきます。
1人でも楽ちんですね〜
一応最後には助っ人にペダルを煽ってもらって
エア抜き確認して完了です。

2人でペダルを踏んでやる場合、
ブレーキランプの点灯により
バッテリー残量が危なくなる事があるので要注意です。

パッドとローターが新品なので、
馴染みも早いです。
全てリフレッシュされたからもありますが、
ペダルタッチも良好です。
微妙なコントロールができるので、
ワインディングでのブレーキングが楽しいです。
奮発して性能の高いパッドとローターをチョイスした甲斐がありました。