
陸奥車中泊一人旅3日目 奥入瀬~十和田湖~鹿角~八幡平~盛岡
8時頃起床。完全に明るくなってから起きるのは勿体無いことにようやく気づき始める。行き先も道中も、暗いと楽しめないトコばっかだから。
奥入瀬渓流。観光バス多し。駐車場に空きがあったので停められた。
光を浴びてキラキラ光る緑と水が綺麗。銚子大滝はなかなかいい感じだったが、バスの団体客が大量にいたのでとりあえずスルー。どうせ、もどってくるし。
空気も綺麗。何度でも深呼吸しちゃいたくなる。環八とはえらい違いだなとあまり意味のない比較対象が思い浮かぶ。
残念なのは車道が並走しているため常にクルマの行きかう音が聞こえることか。しかしそのお陰でこうして楽に観光できているので一長一短か。
熊野古道ってこんな感じなのかな。
紅葉したらすごいんだろうな。
滝巡りも玉簾の滝で折り返し。こっから先しばらく滝ないみたいだし。銚子大滝から1.5km。
渓流の水の透明度がすばらしい。
レンタサイクルにしなくてよかった。車道おっかないし。
滝の看板があっても、どこに滝があるのかわかんないやつがある。。看板の辺りを360度くるっと見渡すと、見つかるときもある。が、結局みつからないときもある。
銚子大滝を起点に、1時間以上散策。すっかり駐車場は順番待ち状態。道の脇を少し開いただけの駐車場だから道せまし。来る時間もう少し遅かったらアウトだったな。
さて次は十和田湖にヒメマス食べに行こう。
十和田湖って水綺麗。まあ、さっき見た奥入瀬渓流みたいのが流れ込んでるのだから当然といえば当然なのかな。コバルトブルーが十和田湖の色を表すのによく使われるそうだが、たしかにその通り。ワインディングなんか走りにくくて入るんじゃなかったと思ったが、展望台からみる景色はなかなか見応えがあって、結局登って良かった。
場内の紅葉が素敵な有料駐車場に、クルマを停める。微妙に高い410円。
昼ご飯の場所に選んだのは十和田湖畔ではまあまあの評価、とちの茶屋。ひめます刺身定食1850円を注文。
来るまでの間にヒメマスについてwiki。サケ目サケ科の淡水魚で、ベニザケの湖沼残留型というやつらしい。つまり紅鮭とまったく同じ品種で、鮭が海に行くのに対し、ずーっと淡水で育つのがヒメマス。ということか。
出てきたヒメマスを見るも、顔は鮭にはとても見えないが。。同じ紅鮭でも、海に行くだけであのような鬼の形相になるのか。恐竜みたいな顔してるもんな、紅鮭。
ヒメマス、とてもさっぱりした味。東京の居酒屋出てるような刺身と比べれば雲泥の差。だが特別旨味や味があるわけではない。良くも悪くも淡水魚という感じ。塩焼きの方がうまいのかも。
この辺りも普段ならとっくに紅葉しているらしい。見頃を迎えている時期のはずだが、今年は遅いとのこと。
十和田湖畔で一応それなりの観光スポットであるらしい、乙女像に来てみる。どういう経緯でここに裸の乙女像なんだか、、と思ったが、併設されていた説明を読むと、十和田湖を世に広めた人の功績を讃えてのことらしい。なんだ。。なんかもうちょっとロマンのあるエピソード期待してたのに。ヒメマスとか熊とかでいいじゃん、とも思ったが、それじゃ観光スポットにならないか。
十和田湖を後にし、秋田県鹿角に向かうことに。十和田湖を離れるとき通った道が、北海道旅行したとき通った道だったので少し懐かしさが。ここ停めてどこ行くか調べたなあ、とか。
道中どんなだったか記憶がすっぽり抜け、いつの間にか鹿角到着。鹿角が発祥という味噌付けたんぽを食べることに。道の駅にて。
食べながら調べるも、しかし秋田は見所が特にないっぽい。。
で、味噌付けたんぽ。うまいにはうまいが、たんぽはやっぱきりたんぽだな。
食べながら次の行先を思案。後生掛温泉に行きたいが、お風呂に入ったらもう暗くなってしまう。そうなると昨日の二の舞、八幡平アスピーテラインは真っ暗だろうなあ。しかしせっかくの名湯、入ってみたい。うーん。
後生掛温泉→きりたんぽの店を鹿角で探す→鹿角で車中泊→八幡平アスピーテライン
ってのはどうだろう。
しかしそもそもこっから後生掛温泉がどんくらいかかるのか調べてないが、なかなかステキなプランな気がする。
...遠いよ後生掛温泉!1時間かかるっぽい。ドーシヨー。
決めた。後生掛温泉いかない!どんな温泉か調べたら、泥水みたいので、洗い場の水もそれを使っているらしい。頭もごわごわになっちゃうみたいなので、旅人には綺麗になるのがほしいから。泥パックみたいので肌はツルスベになるかもしんないけど。
ってことでアスピーテラインをひた走る。
きてよかったー!紅葉ちょーきれい!黄と紅のコントラストが実に鮮やか。
温泉地らしく、入り口付近は温泉の匂いが満タン。途中、後生掛温泉を素通り。
しかし標高上がると葉もついていない木が多く、あらかた終わってる感。
八甲田いかなくてよかった。標高同じくらいだから、殺伐としてただろうな。調べた時も、あらかた終わりみたいなこと書いてあったし。
大深沢展望台、標高1560m。クルマの気温計は4度。眼下に山々が広がり壮観。だがとにかく寒い。風も強い。
立ち寄る人も寒さの影響か、長居しない。が、景色の規模と壮大さはかなりのもの。
途中途中にそういった見所あり、標高下がるとまた紅葉あり、なかなか走り応えも見応えもある道だった。明るいうちに走れて本当に良かった。
八幡平アスピーテラインを走ってきたのに、終着点にまた八幡平という地名が出てきた。こちらは岩手の八幡平市みたい。秋田側はなんだったんだ。八幡平って駅もあったけど。山がなんかの名前なのか?
wiki調べ、あの辺の山群をまとめて八幡平というらしい。だから同じ地名が県をまたいでるのか。
さて、時間的には温泉探しと食事処探しだ。観光スポットあればそれでもいいのだけれど、アスピーテラインの岩手側終着点傍のアスピーテという建物のビジターセンタ見るも、あまり近所には見所なさげ。
駐車場、この辺までくると関東ナンバーも少なくはない。しかし関西以西のナンバーがいると目を引くなあ。長崎とか。
しかし寒い。5度。奥入瀬散策の影響か、靴もほんのり湿っぽいし。
日帰り温泉アプリで見つけた八幡平温泉郷、森の湯で今日のお風呂。風呂後は盛岡に行ってごはんにしよう。
温泉よかった!乳白色の硫黄臭がする温泉。大好きな草津の泉質に似てるかも。露天にかけ流しの浴槽があって、そこから月が見えていい風情。良いトコだった。森の湯。
さて、こっから盛岡。さすがターミナル駅だけあって、選びがいはありそう。食べログにも複数良さげな店が。
フレスキッシマという駅ビルの地下にあるパスタ屋さんへ。食べログによると、岩手ナンバーワンの呼び声高いパスタ屋さんらしい。
店内わりと混雑。花巻豚のソーセージとブロッコリーのパスタを注文。楽しみ。
来るまで、次の目的地検索。雫石に道の駅があるようなので、
そこでいっか。あとで調べるけど、雫石なら小岩井農場が近いはず。食べ終わってすぐ行っても早すぎるかな。盛岡で時間を有意義に潰せるとこがあると良いのだけど。
ペロッと完食。きしめんみたいな平たい麺に、ペペロンチーノみたいなオイルがしっかり絡んでいておいしかった。チーズが適量絡んでいて食感がもちもち。良い味のアクセントになってる。
大盛りを注文したのだが、具(花巻豚ソーセージとブロッコリー)は多分普通盛りと同じ量と思われ、最後ば麺だけで少しさみしげ。
ドルチェセットでクリームブリュレも注文。これまたペロッと完食。1480円也。
昨日のオムライスは900円だったし、やっぱ東京はなんでも高すぎる。
次の行先を思案しようにもiPhoneが圏外じゃどーにもならないのでそろそろ会計だな。
困ったときのイオンモール。今から雫石じゃ早すぎるので、本屋辺りで東北の見所を探しておこう。
しかし最初に覗いたのはスポーツ用品店。ゴルフ用品やボード用品をチラ見。
本屋にて。平泉ってけっこう南の方なんだな。とか思いつつ、なんだか眠くなってきたのでもう寝床に向かうことにしよう。
あ、コーラ飲みたくなってきた。飲みたいときに飲むコーラはたまらん。これから少しでも運転するので一応カフェイン注入ってことで。
イオンモール、エスカレーターホールのベンチにてコーラ。明日の小岩井農場以降の行先考えとかないとなあ。。
21:30。すでに寝床到着。今日撮った写真など眺めながらニヤニヤしたりしつつ。
この道の駅は駐車場が道沿いで、大型車が通ると少しうるさい。しかも坂道。盛岡へ一本でつながっている道だし、交通量も多め。
しかしここ以外に近所には道の駅=寝床なし。なので仕方ない。あちこち車を移動させてみたもののどうもしっくりこなく、結局着いた時に停めた場所へ戻る。なんかスピーカから音楽流しててここも若干うるさいが。夜中になれば止めるだろう。。
朝8:30から温泉がやっているようなので、朝風呂しようかな。
そんじゃ、これから車内の寝床整備。
歯磨きを終えて寝床作りにとりかかる。大型車が入ってくると転回するのがちょうど停めた辺りのようだ。何回もあちこち移動してるし、しょうがないか、もうここでいいや。。
寝床完成、早いけどそろそろ就寝。おやすみなさい。と思いきや、頭側が若干下がっていて寝づらい。。寝袋反転しないと。。2日目の夜、夜中に寝づらくて寝袋反転やったんだけど、けっこうあちこちにいい感じに配置したモノとかが落ちてきたりして大変なんだよね。。それにしても寒い。3度。寒いぞ雫石。
うまく反転。今度こそおやすみなさい。