
将来の自分のためにメモとして残す。
取付してみて分かったのだが、このパーツによって純正・社外問わずECUのブーストソレノイドマップを使わなくなるようだ。また、ブーストコントロールマップも使っていないのではないか。
この2つの代替としてのパーツであるならば、きちんとセッティングするにはProfec Mapが必須になるだろうが、素人には敷居が高い。
まあ、出来る限りのセッティングをしてみよう。
HA36Sは、純正でブーストアップしている。
従って、ブーストコントローラーを取付しただけでは性能は下がっている。
目標は、純正同等のブースト圧にして俺の走行環境に適した味付けに変更すること。
○現状のブースト圧を測定する。
セッティングするギヤを決めるため、3速と4速で測定した。
3速で0.60×100KPa、4速で0.59×100KPaという結果だった。
4速でセッティングしたかったけど、4速では速度が高くなってしまう事と誤差みたいな測定差だったので、3速でセッティングすることに決めた。
○純正ECUのブースト制御を調べる。
社外ECUのメーカーであるR'sとSWKの2社から数値を拾い上げた。
【R's 】設定ブースト圧:0.90×100KPa、ブーストリミッター:1.00×100KPa
【SWK】設定ブースト圧:1.02×100KPa、ブーストリミッター:1.22×100KPa
異なる数値が記載されていたが、どこからブースト圧を検出しているかで数値が変わるだろうから、どちらかが正しくてどちらかが間違っているという話ではないと思う。
俺が検出している場所で測定する数値とも違うかも知れないしね。
ブーストコントローラーは2つの設定を記録できるので、R'sの数値を「LO」に、SWKの数値を「HI」に設定することにした。
○ブーストコントローラーでリミッターを設定する。
【LO】(目標設定ブースト:0.90×100KPa)
SET:初期値
GAIN:初期値
START:初期値
WARNING:1.00×100KPa
LIMITER:10%(目標設定ブーストになるように設定)
【HI】(目標設定ブースト:1.02×100KPa)
SET:初期値
GAIN:初期値
START:初期値
WARNING:1.22×100KPa
LIMITER:16%(目標設定ブーストになるように設定)
純正ECUのブーストリミッターが作動するだろうから大丈夫だとは思うが、まずはブーストコントローラーでリミットを設定した。
とりあえずこれでエンジンやタービンが壊れる事はないだろう。
まずは、より安全な「LO」からセッティングしていくことにする。
〇「LO」モードの設定
目標設定値と現状値の差から、とりあえずのSET値を設定する。
0.90/0.60=1.50(ノーマルブーストの50%増)
SET値を50%と仮設定し、実際のブースト圧を測定して目標設定ブーストに近づける。
SET値:55% → ピークブースト:0.89×100KPa
SET値:56% → ピークブースト:0.92×100KPa
どちらにするか迷ったが、SET値は56%に決定する。
とりあえずこれで純正と同等だと思うが、ブースト圧の掛かり方が純正ソレノイドバルブの制御より早い感じがするので、しばらくの間普通の運転で違いを確認する。
ちょっとアクセルを踏み込めばブースト圧の掛かり方が純正より若干早い気がするが、普段の街乗りでは変化は感じられない。
また、ブーストコントローラーの設定による変化も感じられない。
SET:100%、START:1.40×100KPaという極端な設定でも変化は感じられない。
普段の街乗りでも変化はあると見込んでいたが、思惑は外れたようだ。
※後日、街乗りの低ブースト時でも変化が感じられるようになった。
設定を再開しようとアクセルを踏み込んだら、ブーストリミッターが作動した。
ブローオフバルブキャンセルキットを取付したのだが、お手軽バックタービン化では純正ブローオフバルブから少し圧が抜けていたようだ。
SET値を少し落として試してみた。
SET値:54% → ピークブースト:0.90×100KPa
このままセッティングを進めようとしたら不具合が発覚した。
高回転高負荷時に燃料カットが働くようだ。
少なくてもブーストリミッターでは無い。
原因を考えて配管を修正した。
配管修正後、設定しようと思ったらいきなりブーストリミッターが作動した。
配管を変更しただけでも、検出するブースト圧は変化するようだ。
取りあえずSET値を50%にしてテストしてみる。
ブースト圧は0.92×100KPaくらいかかったが、燃料カットが働く。
不具合の原因は、配管では無かったようだ。
試しにSET値を0%にしてみた。
ブースト圧は0.61×100KPaしかかからないが、燃料カットは働かない。
不具合の原因は、配管ではなくブーストコントローラーの設定にあったようだ。
今までは不具合が出る前にアクセルを緩めていたのだろう。
不具合が出ない範囲で、最大のSET値を探る事にする。
SET値:43% → ピークブースト:0.86×100KPa
エンジン回転数を5000rpmくらいを上限に設定すればもっとブーストをかけれるが、全回転域で不具合が無いようにするにはこれが限度だ。
燃料をハイオクにすればもっといけるような気がするが、今はここで止めておく。
SET値が決まったので、次はSTART値を設定する。
ただ、普段の街乗りに影響しない事は分かっている。
普段の街乗りでブースト圧を見ていると、大体0.20×100KPa以下で収まっており最大は0.35×100KPaだったので、START値は0.40×100KPaに設定した。
この状態でピークブーストを測定していないが、まあ問題無いだろう。
GAIN値は若干上げても良いと思ったが、今設定する必要は無いので初期値のままにしておく。
これで終わりだと思っていたが、後日燃料カットが働いた。
これ以上ブーストを落とすのは何か悔しいので、GAINで落とす事にした。
取りあえず-5%にしておく。
〇「HI」モードの設定
暫く走ってみて操作感覚が分かってきたので、「HI」モードで遊んでみる事にした。
結果的にだが、「LO」モードは純正での感覚に近くなるように設定した。
「HI」モードでは、低中回転でのピックアップを重視して設定してみる。
わざと大げさな設定で普段通りの街乗りをしてみる。
SET値:100%、START値:0.80×100KPaとした。
低回転域は少し、中回転域は結構力強くなって、これはこれで面白い。
普段の感覚が分かってきたので、試しにピークブーストを測ってみた。
3速でアクセルべた踏みしてすぐブーストコントローラーのリミッターに当たり、その後燃料カットが働いた。
WARNIMG1.22×100KPaとLIMITER16%の設定をしているのに、計測したピークブーストは1.32×100KPaだった。
油断するとエンジンを壊してしまいそうだ。
取りあえずSET値を70%に落としたらピークブーストは1.19×100KPaだったので、徐々にSET値を落としながら、ピークブーストと低中回転のピックアップとのバランスを調整してみる。
ピークブーストを1.00×100KPa付近にするためにSET値を調整し、LIMITERを最大の20%にした。
高回転域や5速全開のテストが出来ていないが、この辺りが安心して運転していられる設定だと思う。
GAIN値に余裕があるのではないかと思っているが、近く仕様変更を予定しているので、この仕様でのセッティングはこれで完結とする。
〇最終結果
【LO】(ピークブースト:0.86×100KPa)
SET:43%
GAIN:-5%
START:0.40×100KPa
WARNING:1.00×100KPa
LIMITER:10%
【HI】(ピークブースト:1.02×100KPa)
SET:54%
GAIN:-20%
START:0.80×100KPa
WARNIMG:1.22×100KPa
LIMITER:20%
【主な仕様】
エアクリーナー:純正
インテークパイプ:スズキ純正 レゾネーター付インテークパイプ
インタークーラー:レイル Beatrish インタークーターキット
タービン:純正
アクチュエーター:純正
ブローオフバルブ:Monster SPORT ブローオフバルブキャンセルキット
キャタライザー:純正
フロントパイプ:純正(サーモバンテージ巻き)
センターパイプ:純正
マフラー:純正
イグニッションコイル:OKADA PROJECTS プラズマダイレクト
プラグ:純正
ECU:純正
ブーストコントローラー:TRUST GReddy Profec
燃料:レギュラーガソリン