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LULU'S MARBLE 『オックスクライ』（1997）

1990年代後半、オイラにグループサウンズのマイブームが来るきっかけとなったのがオムニバスアルバム『スパイダース大作戦』（1996）。

グループサウンズの中でも特に人気のあったスパイダースの曲を当時のインディーズ・バンドがカバーしてるのだが、オイラが気に入ったのがルルーズマーブルの『なればいい』と『恋のドクター』だった。

ルルーズマーブルは女性４人のガレージ・バンドで、OKAのチープでサイケなオルガン・プレイとスクリーム（絶叫）が特徴的だった。

オイラはギターサウンドよりは、ドアーズのようなキーボードの音（それもチープなやつ）が好きなんだな。

広報ヘミさんが聴いていたというTHE JAMにしても、初期のシンプルな曲もいいがオイラが好きなのは解散間近にリリースした『TOWN CALLED MALICE』（邦題 悪意という名の街）だった。

これをきっかけにグループサウンズの再発CDを買い漁り、並行してルルーズマーブルの音源を捜しまくった。

しかし1999年、リーダーでギター、ヴォーカルのAKKOが事故死（自殺？）の為に活動休止。

その後残ったメンバーでLULU'Sとしてミニアルバムもリリースするが、最近は活動していないようだ。

オイラからみてベスト・パフォーマンスと思えるのはオムニバスアルバム『K.T.ゴールデン リスペクターズ 筒美京平グレーテスト カバーズ』に収録の『オックスクライ』。

グループサウンズの後期に活躍したアイドルバンド、オックスのカバーだが、オリジナルを軽く凌駕している。

興味のある人は探してみてください。