
Hertzのレンタカ-では、NeverLostという簡易型ナビが有料オプションでありますが、チェジュでは無料でポータブルタイプのナビが付いていました。
係員が気を利かせて英語表示できるものを選んでくれましたが、言語選択は、韓国語と英語のみ。残念ながら日本語は使えません。
画面は、デフォールトで3D表示になっています。2D表示の設定があるのかもしれませんが、レンタカー会社のパンフレットには韓国語の説明しかなく、詳細は不明です。
目的地設定は普通のカーナビと同じ手順で行えますが、主な観光スポットに模擬電話番号が割り当てられているので、電話番号で目的地をサーチするのが便利でしょう。ポータブルタイプなので情報はSDメモリにすべて入っているのだと思ったら、実はWiFiでサーバーと通信してデータ取得するタイプでした。そのため、山の中や海岸付近のWiFi電波が届かない地域では、ナビ情報が得られず、案内ルートの出てこないことが何度かありました。
韓国にもオービスのような自動速度取締機があるのですが、このカーナビはその場所をしっかり教えてくれます。その地点を通過すると「ピンポン」とチャイムが鳴り、なんとなくゲームでステージクリアしたような気分になります。また、スクールゾーンのような注意区域では、制限速度を超えると親切に警告してくれます。ただし、オービスや速度規制の情報は必ずしも最新版にアップデートされているとは限らないようなので、その点は気を付ける必要があります。
オービス以外にもスピードバンプの場所を警告してくれます。これは、日本の駐車場でもよく見かけるかまぼこ状に盛り上がっている段差で、速度を落とさせるために道に設けられています。チェジュ島の市街地では、かなり頻繁に遭遇しました。うっかりスピードを落とさずに乗り越えると結構なショックがあるので、この警告は助かります。
CTのナビより優れているなぁと思ったのは、走行レーンの選択表示です。CTのナビはなるべく左側のレーンを走らせるように指示してきますが、このナビは右左折すべき曲がり角が2kmほど先に近づいた時点で、選択すべきレーンを前もって示してくれます。そのため、ゆとりを持って車線変更できますから、CTのナビより親切ですね。
逆に気になった点は、急な曲がり角や速度変化が大きいときの画面表示にタイムラグがあることです(CTのナビも同様の癖はありますね)。鋭角に曲がる交差点では、曲がった後でも右折や左折の矢印が表示されたままなので、「あれっ、道を間違えたのか?」と一瞬錯覚してしまうことが何度かありました。
チェジュ島はそれほど大きな島ではないので観光マップだけでも何とかなるだろうと思っていたのですが、市街地では入り組んだ道が多く、カーナビにかなり助けられました。おかげで事故もなく、ドライブをしっかり楽しむことができました。
Posted at 2012/04/22 09:58:00 | |
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