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Crimson-redのブログ一覧

2012年04月28日 イイね!

机上の空論 燃費編 その5

今回は、定常走行時の燃費を改善する運転方法について考えます。

CTの取扱説明書には、「通常走行(ガソリンエンジンと電気モーターによる走行)において、最も燃費がよくなるように制御されています。」という記述はあります。ただし、HSIのどのあたりが最も燃費の良いポイントかは示されていません。

エンジンの燃焼効率が最大になるのはECOエリア上限近く(HSI100%付近)だと推測しますが、定常走行でこの出力をキープするとどんどん加速してしまいます。平坦な道を50km/hで走るにはHSI50%以下で十分です。

この出力差をカバーするのがハイブリッドの特長であり、エンジン効率の悪い低出力域をモーター駆動することで燃費の向上を図っているわけですね。HSI50%以下のハイブリッドエコエリアでは、モーター駆動のみのため燃料を消費しないので、MDIの瞬間燃費が30km/Lオーバーを示します。

それならば、モーターのみで走り続けると低燃費になりそうですが、使った電力はその分をエンジンで発電しバッテリーに充電しなければならないことを忘れてはいけません。前にも書いたようにバッテリー(EV)走行は、充電するときの燃料消費を考えるとエンジン駆動より効率が悪くなります。

したがって、最も燃費が良い走行方法は、ハイブリッドシステムであってもバッテリーを使わず、エンジン効率のよい出力域のみを使うことです。また、一度得た運動(走行)エネルギーは無駄なく使いきり、回生を行わないこともポイントです。

なお、「ハイブリッド車は、なるべくエンジンを使わずにモーターだけで走るようにするのがTNPのコツだ」という意味のアドバイスを見かけますが、これは正しくありません。

例えば、HSI100%で制限速度までエンジンで加速し、HSI0%で“滑空”する。速度が落ちてきたら、再びHSI100%で加速し、HSI0%で滑空する。これを繰り返し、バッテリー/モーターは使わない。いわゆる「速度振幅走行」が理想的なTNP運転だということは理論的に明らかです。

しかし、「速度振幅」の度にエンジン始動が必要な点に注意しなければいけません。エンジン始動は、エンジンのクランキングに必要な電力と初爆用の燃料を余計に消費するので、燃費悪化の大きな要因です。

そのため、速度の振幅が小さく、頻繁にエンジンのオン・オフを繰り返すような運転では燃費が伸びません。燃費を悪化させないためにエンジン始動をなるべく少なくするには、速度振幅を大きくする必要があります。

極端なケースを考えてみると、発進後HSI100%で加速し、所定の速度に達した後は滑空。速度が25km/h程度(加速にモーターを使用しない下限速度)になったらHSI100%で再加速。この繰り返しが究極のTNP運転になります。

とはいうものの、実際にそんな極端な運転はできませんし、車の流れに乗ろうとすると速度振幅を大きくするのも難しい場合が多いので、エンジン始動回数をなるべく増やさずにHSI100%と滑空を繰り返す方法を考えてみます。(続く)
Posted at 2012/04/28 18:27:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 机上の空論 | クルマ
2012年04月23日 イイね!

高速燃費の解析①

前回の神戸→東京の高速走行で31.3km/Lの好燃費を記録しましたが、何が良かったのかわかりませんでした。そこで、自分の走り方を解析するために、今回は10km毎の平均燃費を計測してみました。なお、データはVOR(自動録音)でボイスレコーダーに音声として記録しましたので、運転には支障ありません。

今回は、高速道路区間約510kmの平均燃費が28.3km/Lと残念な値でした。雨が降っていたせいかも知れません。

平均燃費の変化を見ると、最低は120km地点で26.7km/L、最高は80km地点の29.0km/Lでした。記録データから10km区間ごとの区間燃費を計算したところ、最低は430km-440km区間の15.8km/L、最高は460km-470km区間の55.8km/Lと出ました。

また、三ケ日~御殿場は新東名を走行し、区間燃費は24.6km/L-43.7km/Lの範囲でした。起伏が緩やかなため、燃費の振れ幅がそれほど大きくならなかったのでしょう。

もし、今回と同様のコース、走り方で全区間の平均燃費を31.3km/Lにしようとするならば、区間燃費の最低を18.3km/L、最高を56.4km/Lにしなければなりません。特に最低燃費を大きく改善する必要があるので、上り坂での速度、アクセルワークがポイントになりそうです。

今回の記録をベースに、次回以降もしばらくデータを記録して比較しながら、高速走行の燃費を左右する要因を解明していきたいと思っています。
Posted at 2012/04/23 20:56:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | CT200h | クルマ
2012年04月22日 イイね!

チェジュ島レンタカードライブ③ カーナビ編

チェジュ島レンタカードライブ③ カーナビ編Hertzのレンタカ-では、NeverLostという簡易型ナビが有料オプションでありますが、チェジュでは無料でポータブルタイプのナビが付いていました。

係員が気を利かせて英語表示できるものを選んでくれましたが、言語選択は、韓国語と英語のみ。残念ながら日本語は使えません。

画面は、デフォールトで3D表示になっています。2D表示の設定があるのかもしれませんが、レンタカー会社のパンフレットには韓国語の説明しかなく、詳細は不明です。

目的地設定は普通のカーナビと同じ手順で行えますが、主な観光スポットに模擬電話番号が割り当てられているので、電話番号で目的地をサーチするのが便利でしょう。ポータブルタイプなので情報はSDメモリにすべて入っているのだと思ったら、実はWiFiでサーバーと通信してデータ取得するタイプでした。そのため、山の中や海岸付近のWiFi電波が届かない地域では、ナビ情報が得られず、案内ルートの出てこないことが何度かありました。

韓国にもオービスのような自動速度取締機があるのですが、このカーナビはその場所をしっかり教えてくれます。その地点を通過すると「ピンポン」とチャイムが鳴り、なんとなくゲームでステージクリアしたような気分になります。また、スクールゾーンのような注意区域では、制限速度を超えると親切に警告してくれます。ただし、オービスや速度規制の情報は必ずしも最新版にアップデートされているとは限らないようなので、その点は気を付ける必要があります。

オービス以外にもスピードバンプの場所を警告してくれます。これは、日本の駐車場でもよく見かけるかまぼこ状に盛り上がっている段差で、速度を落とさせるために道に設けられています。チェジュ島の市街地では、かなり頻繁に遭遇しました。うっかりスピードを落とさずに乗り越えると結構なショックがあるので、この警告は助かります。

CTのナビより優れているなぁと思ったのは、走行レーンの選択表示です。CTのナビはなるべく左側のレーンを走らせるように指示してきますが、このナビは右左折すべき曲がり角が2kmほど先に近づいた時点で、選択すべきレーンを前もって示してくれます。そのため、ゆとりを持って車線変更できますから、CTのナビより親切ですね。

逆に気になった点は、急な曲がり角や速度変化が大きいときの画面表示にタイムラグがあることです(CTのナビも同様の癖はありますね)。鋭角に曲がる交差点では、曲がった後でも右折や左折の矢印が表示されたままなので、「あれっ、道を間違えたのか?」と一瞬錯覚してしまうことが何度かありました。

チェジュ島はそれほど大きな島ではないので観光マップだけでも何とかなるだろうと思っていたのですが、市街地では入り組んだ道が多く、カーナビにかなり助けられました。おかげで事故もなく、ドライブをしっかり楽しむことができました。
Posted at 2012/04/22 09:58:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日常 | クルマ
2012年04月21日 イイね!

机上の空論 燃費編 その4

発進加速の結論は出たので、定常走行における燃費について考えることにします。

まず、現状の定常走行燃費はどのくらいでしょうか?

MyCTの場合、東京-神戸間の高速道路で80km/h(メーター読み)定常走行時の平均燃費は27km/L程度なのですが、50km/h定常走行での燃費は計測したことがありません。また、あいにく実際に計測できそうな道路が近くにありません。

そこで、走行抵抗曲線から推定してみます。残念ながらCTの走行性能曲線がわからないので、手元にあるマークIIのグラフを参考にすると、50km/hの走行抵抗は80km/hの65%程度です。走行抵抗が少ない分だけ燃料消費が少なくなると考えれば、推定燃費は27km/L÷65%=42km/Lとなります。

ちなみに、50km/h定常走行でこの燃費が稼げた場合の一般道路における平均燃費を計算してみましょう。

その前に、ここで燃費計算式のおさらいです。1000mの区間を、燃費10km/Lで500m、30km/Lで500m走りました。平均燃費はいくらでしょう?

10km/Lと30km/Lの平均で20km/L・・・ではありません。

燃費Akm/LでXm、Bkm/LでYm走った場合の平均燃費Mは
  M = A * B * (X + Y) / (A * Y + B * X) ・・・式1
で求めることができます。

この式にそれぞれの数値を代入すると、
M = 10 x 30 x (500 + 500) / (10 x 500 + 30 x 500) = 15km/L となります。

では、話を戻しましょう。自宅周辺の普段走る道路では信号が多く、発進・停止の間隔が平均すると500mにも満たないのですが、例として500m区間を走行した場合を計算してみます。

発進時HSI125%では瞬間燃費4km/Lでした。また、50km/hに達するまでに約60mの走行距離が必要ですから、定常走行時の燃費42km/Lで走る距離を440mとして、式1に代入してみましょう。

  M = 4 x 42 x (60 + 440) / (4 x 440 + 42 x 60) = 20km/L

普段走っているときによくある値になりました。では、交通量の少ない郊外を想定し、発進・停止の区間が1kmまで延びたら燃費はどうなるでしょうか?

  M = 4 x 42 x (60 + 940) / (4 x 940 + 42 x 60) = 27km/L

おー、ぐっとよくなりました。道路条件がよければ、JC08モードの燃費くらいにはできるということですね。

しかし、HDNの燃費ランキングで30km/L以上を記録している方もいるのですから、うまく走れば定常走行燃費はもっとよくなるのでは?という疑問が残ります。定常走行時の燃費をさらに改善するにはどうすればよいのでしょうか?(続く)
Posted at 2012/04/21 12:15:33 | コメント(2) | トラックバック(0) | 机上の空論 | クルマ
2012年04月16日 イイね!

新東名を走ってきました

4/15に東京から神戸までを新東名経由で走り、新東名はとてもイイ!と実感しました。

1.舗装が良い
出来たててで、まだ路面が荒れていないこともあり、大変スムーズに走れます。ロードノイズが少なくて、非常に快適です。

2.眺めが良い
東名よりも高度のある山側を走るため、駿河湾や富士山の眺めが大変すばらしく、気分よく走れます。

3.起伏が少なく、燃費に良い
最大勾配が2%とのことですが、80km/hで走っていると上り坂でもHSIがPowerエリアまでいきません。これまで27km/L台だった高速燃費が28.3km/Lまで伸びました(しかし、神戸→東京の記録31.3km/Lは破れませんでした)。

思ったほど交通量は多くなかったのですが、SA・PAはどこも大混雑でした。SAに入るための行列が2-3km続いているところもありましたね。路側帯にずらっ~と車が並んでいて、本当は道交法違反ですが、パトカーも見て見ぬ振りです。

また、この行列を交通量計測システムが渋滞として検知してしまうため、道路の電光掲示板には「渋滞2km」と表示されますが、実際には渋滞など無いということが何度かありました。

SA・PAには、オープニング人気が一段落したころに行ってみようと思います。

なお、地図データ更新が間に合わず、新東名を走行中はナビがパニックになっていました(東名高速の上り線を逆走している表示が出て、ビックリです)。
Posted at 2012/04/16 00:06:01 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日常 | 日記

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「久々にブログ更新しています」
何シテル?   11/11 15:49
普通の会社員です。よろしくお願いします。 走行距離の半分以上は東京-神戸の高速道路往復の予定なので、HDNポイントチャレンジは諦めてます。 パーツ交...
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