
泊まった施設には

シネコンも併設されています。
泳ぎ疲れて寝ている家族を尻目に、0:30~の

スーパーレイトで公開初日の「硫黄島からの手紙」を観てきました。
この映画、10月に公開された
「父親たちの星条旗」とともにクリント・イーストウッドがメガホンを執った硫黄島戦2部作のひとつ。
「父親~」は、摺鉢山に星条旗を掲げた海兵隊兵士が、政策上英雄扱いされ戦時国債キャンペーンに国内中を引っ張りまわされるエピソードを核に、兵士の親や子供たち等家族との繋がり、一緒に戦った戦友との友情とともに米軍側からの視点でこの激戦を描かれていました。
「硫黄島~」は島を死守するべく指揮官として赴任した栗林中将(渡辺謙)と、身重の妻を残し赤紙で兵隊に取られた兵卒(二宮和也)の、それぞれの立場からみたこの戦いを日本側の視点に立ってリアルに描写しています。
現実の戦闘の模様はこの映画以上の悲惨さだったようですが、それでも十分に戦いの惨たらしさを伝えて余りあるものがあると思います。
で、作品的には超お勧め~
出来れば2つの作品とも鑑賞して、この戦いの意味を考えることが出来れば良いと思いますが...「硫黄島~」のほうが感情移入してしまうのは、自身が日本人だからでしょうか?
2つの作品とも画的に惨いシーンがあるので、R指定しても良かったように感じました。
小さいお子さんを連れて行くのはチョッと考えものかもしれませんが、次代を担う子供たちに戦争の無意味さを教える上では、恰好の教材になると思いますが...
ともかくどんな大儀名分あっても、「戦争」は人類が自らの手によってもたらす地球上最大の災悪であると、私は自身の子供たちに教えたいと思っています。
それにしても、渡辺謙はともかく二宮和也の演技は凄く良かった~
ジャニーズ(嵐?)なのでタカをくくってましたが、心ならずも従軍した兵卒の心情をとても表現力豊かに演じてました。
脱帽です。

Posted at 2006/12/10 20:20:29 | |
トラックバック(1) |
映画 | 音楽/映画/テレビ