甲信地方在住の友人から山の紅葉の便りが届いた。ぼやぼやしているうちにあの暑かった夏は終わり、秋は着実に深まっているようだ。
かみさんを誘い秋を探しに荒川CRを南下することにした。
河川敷に入ると視界が開け、上を見ると高く青い空にポッカリとした雲とともにシュッとした雲が描かれている。
土手の草、川べりのヨシ、オギはみなまだ青々としている。
向かい風なのでゆっくりと走っていく。
平井大橋をくぐったところで、後ろにいたかみさんが、「アッ」と声をあげた。振り向くとかみさんのピンクのチェックのサンバイザーの大きなひさしが転がっていくのが見えた。そこへちょうど通りかかったジョギングの若者がサッと拾い上げてくれた。「ありがとうございます」とお礼を言ったかみさんに若者は軽く会釈すると走り去っていった。白いタンクトップ姿の肩にキラリを光る汗があった。
サンバイザーを付け直すために休憩したところにコスモスが植えられていた。
ここは、わりと大きなコスモスの花壇なのだが、まだ時期が早いとみえ花は少しだけである。
今日は、かみさんはCP号、私はALPSで走ってきた。
ちょうど総武線の電車が鉄橋を渡ってきた。
中井精也さん風に撮ってみた。
河川敷にはジョギングも多いし自転車も多い。当然かみさんとは一列になって走ることになり、お互いに淡々と足を回していく。
荒川ロックゲートの坂を上ったところでまたまた休憩とした。
ちょうど閘門内に白いプレジャーボートが一艘浮かんでいて、旧中川側のゲートが開くのを待っていた。
初めてこのロックゲートが動作するところを見ることができるのがうれしかった。てすりに寄りかかり子供のようにはしゃいでしまった。閘門内の水位がみるみる下がりやがてゲートが上がり信号が青になるとプレジャーボートはするすると旧中川へ滑り出て行った。
およそ3.2mの水位(荒川の方が高い)の調整をする閘門を通過するのに必要な時間は約20分だそうだ。
また走り出した。自転車の一団が抜いていった。どうやらご家族である。お父さんと小学校高学年か中学生の男の子はロードバイク。お母さんはミニベロ。もう一人の女の子は子供用のクロスバイクだ。みなヘルメットをきちんとかぶり、走りなれた様子で我々をスッと抜いていった。
あんなふうに家族で走ってみたかったが・・・
清砂大橋を渡るところでかみさんは自転車をとめ、サンバイザーをサドルバッグにしまった。橋の上で飛ばされることの用心か。
お目当ての葛西臨海公園の大観覧車の下に着いた。ここで今日と明日、コスモス摘みをすることができるのだ。
残念ながらピンクのコスモスはほとんど見られず、オレンジ色のキバナコスモスが少し残っているだけだった。
日差しが強くなってきたので木陰へ入って足元を見ると、カマキリが移動中だった。
これも秋か。
ここで以前から気になっていたレストランに予約の電話を入れ、江戸川CRを追い風に乗って北上した。追い風でもCP号のスピードはあまり上がらず1時間15分ほどかかってレストランに到着し、美味しい料理を堪能し、シェフの趣味であるピアノを聞かせていただき、パリの話、絵の話とおしゃべりに花が咲いたため、それ以上江戸川CRを北上するのはやめにして最短距離で家へ向かった。
レストランはここだ。
パリ・セチエムさん。京成の江戸川駅の至近である。
オマケ
パリ・セチエムさんでは2000円のランチメニューをいただいた。
メニューのリストにある料理から2品を選ぶというものだ。バゲット、デザートとコーヒーもしくは紅茶がついている。
かみさんは、シーザーサラダと牛ホホ肉の赤ワイン煮にデザートはチョコレート(詳しくは忘れてしまった。}
私は、生ハムのサラダ、帆立のムースにデザートはイル・フロッタン。
とても美味しかった。かみさんがまた行きたいと言ってくれた。良かった良かった。これでまた家庭内ポイントが溜まったことだろう。
シェフ、ありがとうございました。
Posted at 2015/10/03 22:06:49 | |
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