
ミシュラン・プライマシー4、現在走行55,000km。正直、ここまで同じタイヤを履き続けたのは初めてかも知れません。決して軽い車ではないし、背も高いし、事あるごとに山道でしばき倒してきたし……
でもさすがに見た目の残り溝も少なくなってきて、ショルダーにはまだ小さいですがヒビも見受けられるように。
さすがにそろそろ替え時かなぁ……それじゃあ最後にトドメを刺しにいくか!
というわけで、思い出の地に向かうことにしました。
それは山形県、酒田市。鳥海山が見下ろす庄内平野の、田んぼ。……田んぼ?
そう、田んぼです。
天気予報は台風。でも連休一日目ならなんとか大丈夫そう!
ただし家では老犬が待っているので、
日帰り!
だいたい算出してみると、
道程はおよそ1,000km!
無茶すぎだろ……。
ドライブ好きの私ですが、さすがに日帰り1,000kmは初めてかも。しかも高速代をケチるため、行きの真夜中(当然深夜出発です)は行けるとこまで一般道です。
無事に帰ってこれるのだろうか……。
まあ大丈夫だろうと(笑)、東京を出て国道4号をひたすら北上です。連休とあってか、クルマはすこし多い印象でした。
東北道に乗り換えるICはハッキリとは決めておらず、「AM4:00までに到達したところ」。要するに、4時以前に乗ればその後の高速代に深夜割引が適用されるからですね。
新4号バイパスができて随分経ちましたが、これが非常に走りやすく、平坦なので、燃費にも結構貢献していると思います。
結果、5時間近くをかけて約240kmを走り、「本宮IC」から東北道に乗りました。頑張ったなぁ……(笑)
そして村田JCT、山形道経由で月山ICまで。
山形盆地に出るあたりで夜が明けましたが、この辺から雨が降り始めます。月山ICを降りる頃には結構な雨足になっていましたが、そこからはまた一般道で行くつもりだったので、残り溝の少ないタイヤでも大丈夫(?)。
そうして500kmを走り切り、午前7時すぎ、ついに懐かしい酒田市街へと到着!
でもね、べつにここで特別な出会いがあったとか、人生が変わったとかいう訳ではありません。
当時の写真を掘り起こしてみたら、時に2008年。18年前の同じ9月にそこを一泊二日のドライブで訪れた際、目の前に広がっていた光景に感動した、ただそれだけのことです。
そのときは、本当は「鳥海ブルーライン」という景色の良い道路を走ってみたくて、E46M3ではるばる旅をしたのでした。ところが、感動は違うところにあったのです。

(鳥海ブルーラインから庄内平野、日本海を望む:当時の写真)

(当時の写真)
雄大に佇む鳥海山と、黄金色に輝く田んぼがどこまでもどこまでも。
さんさんと降り注ぐ陽光の下で、たわわに実った稲穂は、本当に金色に輝いていたのです。
北に鳥海、東には月山・湯殿山・羽黒山の出羽三山。それら周囲の山々から水をかき集めて平野へ下り、幾多の水田を満たしながらやがて日本海へと至る最上川。
最近はともかくとして、長らくコメに支えられてきた日本にあって、この光景こそが自分を育ててくれていたのだなあと、なんだか涙が零れそうな感慨に襲われたのを憶えています。

(当時の写真)
もちろん、その光景は農家の方々が大変な労苦とともに育てあげたものですし、実ったから終わりというものでもありません。また同じような風景自体は日本各地にあるでしょうから、これは私の感傷でしかないのです。
それでも、「日本の原風景」というのがあるとすれば、この光景はそれに含まれていいと思ったのでした。
さて、それが18年前の話w
今回はもちろん台風予報ですから、青空の下に、なんてのは高望みというものでしょう。
実際、小雨の中で鳥海山は薄ぼんやりと望めるだけで、陽光がないと稲穂も金色に輝くというほどではありませんが、少しばかり高いところから眺める黄金色の田園風景もまた、懐かしい気持ちにさせてくれました。
帰りもまた長い道のりであることから、あまりゆっくりもできず、実質的に酒田にいたのは2~3時間。山居倉庫を散歩してみたり、郊外の田園を走り回りながら、9時頃には南に向けて出発しました。
これも18年前と同じ道のりですが、日本海沿いを国道7号でひた走ります。帰りは真夜中ではないので、交通量の予測がつきません。なので往路とは逆に高速道路は積極活用!
ただし日本海北陸道は途中50kmほど途切れているので、そこは日本海の景色を楽しみながら走りました。
面白いことに、酒田を離れるころから日本海上には青空が見え始め、以降新潟まで、ほぼ海岸線上を境に日本海は晴れ、内陸に向かうほど厚い雲が湧いているという、いかにも台風が接近しているような光景が見られました。
雨風が去った影響なのか、村上市を過ぎたころからは遠く日本海上に佐渡島がくっきりと望めました。調べてみると、新潟市の本土と佐渡島の間は、距離にして約30km。東京湾の千葉と神奈川よりもずっと離れているので、これほどキレイに見えたのは幸運だったかも知れません(この辺りでは車を停めてないので写真がありません…)。
長岡JCTから関越道へと入り、魚沼、六日町、石打、とだんだん東京へと近付いてくると、「ああ~帰りたくないな~」となるのは旅情と言ってもいいんでしょうか?(笑)
関東平野に入ると一気に交通量も増えてゲンナリ…
そして練馬IC。帰ってきてしまいました。
まあでも酒田の米農家の方々がそれを生業として生きておられるように、私の生業もここ東京にあるのだから、ここで頑張らなければなりませんね。
でもま、来年こそはまた、青空の下で鳥海の御山と金色の野を見たいなぁなんて思ってしまうほど、私は庄内平野が好きですw
追記1
肝心のタイヤなんですが、投稿用に改めてトレッドの写真を撮ってみたら、思いのほかまだ残ってる(笑)
手で触ると、スリップサインの突起からトレッド面まで1mmも無いように感じていましたが、実際にはブロックの角が少し丸く摩耗しているので、溝の深さは突起の倍くらい(3mmくらい?)あったようです。
まあどちらにしても5年を超えるし、濡れているせいで見にくいですがヒビも全周に渡ってあるので、冬までには替えます。
候補は初めてのオールシーズンタイヤ……ムフフ…
追記2
今回、満タンならおそらく無給油で帰ってこれると思っていたので、出発時に給油して、帰ってきてからまた給油。
総走行距離はちょうど1,000km程度になり、コンピュータ上ではまだ200km以上走れるとのこと。
計算での燃費は
18.1km/Lでした。