Royal International Air Tatoo
場所:イギリス、オクスフォードシャー、フェアフォード空軍基地
飛行時間:10:00~18:00ころ
会場へはスウィンドンのバスターミナルからシャトルバスがかなり頻繁に出ます。
降りる場所は会場の一番東の端なので、私たちが席をとったFRIAT Enclosureまでは15分くらい歩きましたが、早めに行って時間があったらのんびり地上展示機を眺められたでしょう。ちょっと残念。
まずはスペイン空軍アクロバットチーム
『パトルーラ・アギラ』。
使用機体は国産のCASA C101 アビオジェット。練習機としてつくられたらしく、直線翼の安定性重視機体。パワーも不足気味なのか、ループができないとの噂も。実際、ショーでもループは無く、垂直になる前に反転するパターンが多かったような。
でもチームの腕としては十分にレベル高いですよ。それと、不思議なエンジン音のする飛行機です。吸気音と同じくらい、メカ音がでかい…。
続きましてベルギー空軍より、F-16A MLU。
スモークワインダー装備で、元気一杯です。去年とはまた違ったスペシャル塗装。
こちらはフィンランド空軍のF-18C。
YouTubeにコクピット動画なんかも掲載されていて、なかなか迫力あります。
イギリス空軍のトーネードGR4。
ファインダー覗いていて気づきましたが、トーネードのアフターバーナーは青も混ざってキレイです。
他にもトーネードはドイツ空軍のPA200、イタリア空軍のA200が3機で編隊飛行を見せてくれました。さすがプロ、ふだん編隊を組んだことのない相手でもさっと組めるんですねえ。
気が付くと英陸軍のAH64Dアパッチ2機が派手に対地攻撃デモをしてました。にしても派手に爆発させます。滑走路わきの芝がこんがり真っ黒。消防車が出てきて残った火を消しています。サービス良すぎだろ英軍…。
遠く日本からは、海上自衛隊の次期対潜哨戒機、Kawasaki P-1が大西洋経由で数日もかけて参加してくれました。もちろんこの時点では海外初遠征です。最近の日英はとくに防衛関連で仲が良いので、ポスターでもひと際大きくP-1が取り上げられてました。
そのあいだに離陸準備をするのがメッサーシュミットBf109G通称『レッド・セブン』。エアバス社が所有し、もともとはスペインでライセンス生産されたイスパノ・スイザ「ブチョン」戦闘機に、ダイムラー製逆さエンジンを換装してBf109Gに仕立てた機体。V12独特の音ですね~ww
こちらはロールスロイスが所有するスピットファイアPR XIX。マーリンではなく、より大パワーなグリフォンエンジン搭載のため、エキゾーストパイプ上にバルジが。プロペラも5翔です。
フランス空軍より、ラメックス・デルタ・デモチーム。ダッソー・ミラージュ2000N×2機です。
フランスの人々はストイックなのか、2機間の距離が異様に近く、それでいて豪快。
そして話題のCV-22Bオスプレイ。その名の通りアメリカ空軍仕様機で、カラーリングが微妙に違います。意外や静かで、チヌークくらいの騒音と思っていてもいいかも知れません。飛行からホバリング態勢に移行するのも、意外に素早いです。ただ、見た目にはやっぱり、バランスの悪そうな機体ですね。コンピューターの補助がなかったら、浮かぶことすらままならないのではないのでしょうか。
スイス空軍から、ピラタスPC-7チーム。
スイスにはぱ『パトルイユ・スイス』というF-5Eタイガー戦闘機6機のチームがあるのですが、今回は来られませんでした。さすがにアフターバーナーをバリバリやってる飛行機の後に飛ぶと、心地よいターボプロップの音に眠くなってきてしまうのですが、技は優雅で綺麗なものです。
で、これはその攻撃機バージョン。
ピラタスPC-9M。スロヴェニア空軍から参加です。
後編に続く!
Posted at 2015/09/12 23:23:07 | |
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RIAT 2015 + London | 日記