F1よりもル・マンが好き。自分の車はVWだったりBMWだったり、だけどレースではトヨタを応援。
24年ぶりに富士で復活した(らしい)世界耐久選手権、WEC。見て参りました。ちなみに24年前はわたくしまだ小学生でしたので、その存在すら知らなかったのですけどネ。

日本でプロトタイプをじっくり見られる機会は少ないので、それだけでも十分楽しめますが、主役はやはり日本勢でしょう。ちなみに上はスタート時ですが、このときはモーター使っても良かったのかな? それならトヨタとしてはできるだけ速度落として、120km/h以下ではモーターを使えないアウディをちぎってしまいたかったでしょう。まあフォーメーションラップで電気がどれだけ溜まるのかギモンでもありますが。

筆頭のTOYOTA RACING、TS030-HYBRID。エンジン、モーターとも後輪を駆動するクルマ。カッコいいですね~。デビュー時の赤白も良かったですが、これもなかなか。エンジン音は耳にやさしく、でも勇ましい音。高速コーナーに強いアウディに対抗するためかダウンフォースは強めらしく、ル・マンの時ほど最高速の優位はなかったようです。

現代の耐久王、AUDI SPORT TEAM JOESTのAudi R18 e-tron quattro。こちらはモーターで前輪を、エンジンで後輪を駆動する、その名の通りの四駆マシン。こちらは富士の最終コーナーからの立ち上がり、「ロケットのような」TS030の加速に対抗するためか、ダウンフォースを少なめにしていたご様子。最高速ではアウディの方が若干伸びていたそうです。エンジン音は……しないので(笑)、比較のしようがありません。ダンロップ脇にいると、ブレーキング回生時の独特の音が聞こえます。

アウディのLEDライトも凄いですが、こちらはもう1台のライトお化け、Rebellion RacingのLola B12/60 - TOYOTA。そう、エンジンはトヨタです。イイ音してます。LMP1クラスですが、さすがにワークスの3台には歯が立たず、最終的には6周遅れながら、プライベーターでは最上位となりました。

おや、どこかで見たヘルメット…? そう、急きょ参戦が決まった佐藤の琢磨さんです。マシントラブルだったのでしょうか、最後はLMP2に埋もれてしまったようです。
写真は無いですが、中野信治さんの乗ったNo25 ADR-Deltaは見事LMP2クラス優勝したんですよ。

復活した井原慶子さんの乗るNo.29 Gulf Racing Middle-EastのLola B12/80 Coupe Nissan。マルティニ、ロスマンズ、それにもちろんガルフ。耐久を彩ってきた伝統のカラーリング。私はクローズドボディの方が流麗で好きなので、ついつい多く撮ってしまいます。

GT Proクラス優勝のTeam Felbermayr PROTON、Porsche 911 RSR。タイム的にはGT300クラスの上位陣くらいだったのでしょうか。GT300クラスに出場しているGT3マシンは消音器の性能が優秀なので静かですが、こちらはなかなか派手な音をたてて疾走しています。

やっぱりフェラーリは赤! AF Corseは今やフェラーリのワークスチームですが、意外にもスピードの燃費のバランスが一番良いクルマなんだとか。なんだかそういうのってポルシェが得意そうなんですけどね。フェラーリはどちらかっちゅーと「燃費?なにそれ?」というイメージが。あ、それは市販車だけですか。

レース前にデモランをしてくれたマツダ787B。ご覧のとおりライトの無いスプリント仕様で、JSPC(全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権)に出場していたクルマです。ロータリーの素晴らしい音が響き渡ります。最終コーナーで止まってしまいましたけど。まさかガス欠?
以上、初めての(ワークスカーのいる)ル・マン・シリーズ観戦でした。
ファステスト・ラップはTOYOTAの1'28"088だったようです。ひと月前に行われたSUPER GTのレースで、GT500のタイム(レース中ファステスト)が1'35"497。Fポンでは、昨年のFuji SPRINT CUPでの最速タイムが1'27"632。殻を被ったフォーミュラと呼ばれるのはダテじゃないわけです。
さあ、この調子で来年のル・マン24時間では優勝して欲しいものです。もちろんトヨタにですよ!
Posted at 2012/10/15 06:24:15 | |
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RACE!! | 日記