
昨日からの続きです。
ヘッドライトの減光機能をキャンセルしつつ、自動OFFは使えるようにしようという企画です。
まずは、昨日の予想があっているかどうかの検証からはじめます。
ヘッドライトの電球をはずします。
3ピンのカプラがありますので、そのカプラをはずします。
緑(ECU制御のマイナス) と白(Lowビーム+12V)の電圧をオシロスコープで測定します。
まずはKeyONにします。
ヘッドライトはつきません。電圧は、0Vです。
次にエンジンONにします。
ヘッドライトがつきます。電圧は12V程度です。一定の電圧がかかっています。
よく、スクーターのヘッドライトは交流だなんていわれますが、PCXは直流です。
サービスマニュアルみてもわかるとおり、バッテリーから引いてあります。
次に、サイドスタンドをおろします。
ヘッドライトはついたまま、減光されます。
ここで、測定結果を見て見ます。予想通り、デューティ制御です。
2ms ON状態が続き、1ms OFF状態となる というON/OFFを高速で繰り返しています。

電力的に、3分の2にしているようです。
ということは、標準の電球がロービーム30Wなので、20Wに減光しているということですね。
ここまでわかれば、デューティーでON・OFFされている状態をコンデンサで平滑化してあげれば減光はキャンセルできそうです。
早速必要な材料をそろえます。
まずは、エーモンの20Aリレー。1000円くらいです。

それと、電解コンデンサ 105度C 1000uF 16V
さらに、ダイオード 30V耐圧
材料費で1400円程度です。
つなぎ方は、昨日の回路とほぼ同じ。コイルリレーをECUの電子制御で駆動させることになるので、逆起電力の保護にダイオードを入れることにしました。
簡単に言うと、ダイオードの線がついているほう(マイナス)をプラスに逆側をマイナスにと逆向きにつなぎます。
簡単な回路なので、すぐに完成。(汚い作り方ですが、半田がはがれないようにしっかりとつけます。)
早速、ライトに接続してみます。
すると、狙ったとおり!!
リレー駆動のほうは、平滑化され、低いところで10V程度。高いところは12Vとほぼ平滑化されてます。
(リレー駆動用なので多少ふらついていてもリレーがパタパタしなければOK)
減光されているときでもフラットに12V出力されています。
さらに、そのまま、3分待ちます。すると、ライトが消えます。と同時に、リレーがOFFになってくれます。
目標達成です。
明日、HIDが届いたら、作業できそうです。
リレーなしで、コンデンサのみでも可能かもしれませんが、HIDの起動電力をまかなえるコンデンサの容量が相当大きくなってしまうことと、大きい容量のコンデンサを使用するには、抵抗等で保護しないといけなかったりと結構大変なきもします。
なので、リレー使ったほうが楽と思います。
Posted at 2012/01/08 22:59:31 | |
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