
今回は、カメレオンファクトリーのBIGスロットルです。
ネットで見てみるっと、いろいろと問題報告されているようです。
どうも、スロットルバタフライの精度がよくなく、アイドリングが不安定になってしまうとのこと。
買う前から問題がわかっていましたが、以前にスカイラインのBIGスロットルを購入したときも同じようなことがあり対策できるかもと、購入に踏み切ってしまいました。
対策方法というのは、東名のスロットルコートです。
これ、純正のスロットルでも、同じようなものを使用して密閉を高めていることが多くあります。
塗ると、はじめはどろどろしたグレーの液体なのですが、乾燥するとカチカチになり、スロットルの隙間がほぼ完全に密閉できます。
まずは、純正スロットルとBIGスロットルの比較。
純正スロットルも現在使用しているものは、若干の光の漏れがありました。1cmくらいでしょうか
角度を変えてみると見えなくなる程度です。
BIGスロットルのほうですが、ほぼ全周光が漏れている状態です。
さらに、アイドリングバルブの穴を押さえて息を吹き込みます。
純正は、風船を膨らませるときくらいの力をいれてもほんの少し出る程度で密閉が確認できます。
bigスロットルのほうは、うわさどおり、息を吹き込むと圧力をかけることができないくらい抜けていきます。
まぁ、これは、みなさまのブログ等の情報でわかっていたので、特に良しとします。
そこに、スロットルコートを全周に塗ります。といっても、PCXのスロットルは小さいので、塗るというより流し込んだ感じです。
ほんの少し塗って24時間放置します。

その後、スロットルを動かすとくっついて重いので、軽く動くまでパカパカします。
軽く動くようになったら、早速光に通して見ます。
結果、まったく光が漏れてきません。
アイドリングバルブをおさえて息を吹き込みます。
これまた、まったく空気が通りません。
OKです。理想の形になりました!!
装着です。
まずはスロットルポジションのリセット。
バッテリー脇のサービスカプラにある茶色の線(SCS)とマイナス端子(青)をジャンパします。
さらに、水温センサーのカプラをはずし、短絡させます。
キーをONにしてエンジンチェックランプの点滅を確認したら、水温センサーの短絡を開放にします。
点滅パターンが変わったら、終わりです。
キーをOFFにします。
水温センサーのカプラを戻します。
SCSのジャンパをはずします。
ここで、水温センサーのカプラを戻し忘れてエンジンチェックで引っかかってしまいびびりました。
忘れないように気をつけてください。
無事に、エンジンチェックランプも消えたら、早速、アイドリングを始めます。
ECU学習を忘れさせるためにバッテリーをきっておいたので、つないで、スタートします。
はじめの10秒程度は、上がったり下がったりします。(ほんの少し2~300回転程度です)
その後、一定のアイドルになり、暖機運転終了後は、非常に安定したアイドリングになりました。
1700回転ぴたりですね。スロットルコートの効果恐るべし。
とことことこ・・・とつづいているかんじです。
暖気もしたので、早速インプレです。
まずは、走り出しから効果が感じられました。
SP忠雄のマフラーを入れているのですが、いつもは、なんと言うかどどどど・・という感じで回りだします。
それが、ぶーんという感じでしょうか・・・なんとも言葉で表すのは難しいですが、滑らかに回転しています。
スロットル径が大きくなっているので、ハイスロ効果があるのかもしれませんが、滑らかです。
ぐっと開いてみます。
駆動系カスタムとは違う引っ張りを見せてくれます。
80kmがPCXでは、メーターの頂上ですが、とにかくそこまで行く時間が早いです。
これは、明らかですね。
トルクカム変えたときも、スピードメータの動きがかなり変わりましたが、それに匹敵するかも
というか、それを上回る変わりようかも。
とにかく、インプレとしては、滑らかにパワーアップしています。アイドリングもすこぶる安定。
もちろん、アイドリングストップも全然問題なし。
すごいいい感じ。これは、スロットル密閉がきちんとできればかなりいいものです。
カメファクさんスロットルコートして出荷してくれればいいのに・・・とちょっと思いました。
Posted at 2011/12/30 10:42:54 | |
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