『ラティオ』として、ついに日本市場にも投入されましたね、
このクルマ。
発表前日にディーラーさんから(旧ブルー系・レッド系販売会社の両方から同じタイミングで)
届けられたこの冊子には
“今秋登場”と書かれておりましたが、翌日には発表だったので
「この冊子を発送するタイミングはこれで良かったのか??」と思ったり、思わなかったり…!?汗
まぁ余計なお世話ですね!w
さて、クルマに関して申し上げますと
自分がいちばん最初に好きになったメーカーから出た新型車なので、
あまりアレコレ言いたくはないのですが…
褒めたいと思う部分が少ない、というのが正直なところ。。。
あからさまに手を抜きすぎちゃいませんか?
と誰かにぶつけたくなってしまう気分です。
どうもここ最近、特に今年発表された日産のニューモデルでは
今までなかった“ワクワク”
よりも
今までなかった“ガッカリ感”
を、味わわされているような(^^;
決してフロントマスクのデザインが悪いわけではないと僕個人としては思うものの、
“セダンとして”ふさわしいかというと…今ひとつではないでしょうか。
ボンネットがもう少し低くないとねぇ。。。
リヤビューは、自分的には意外と悪くないかも…!?
ベース車がマーチであるという点や、居住性を重視しているという点など
様々な要因は考えられますが…浮いている感じというか、腰高感は否めないですね。
これは最近のセダン全体に言えることかもしれません。
「そもそも“セダン”というボディタイプのクルマって、居住性がそんなに大事か?」
と僕なんかは思ってしまうんですけど…。
もっと言うと、特にN BOXをはじめとする最近のハイト系なクルマを見る度に
「クルマは家じゃないんだから、別にそこまで広くしなくても…」みたいに思います。
流石にジュークの後部座席ほど狭いと厳しいですが
クルマはある程度の包まれ感(良い意味での“狭さ”?)が欲しいと考えるのは、僕だけでしょうか!?汗
インテリアについても…お察し下さい。
価格帯は、ビジネスグレードのBを除いた場合1,419,600円~1,698,900円。
アメリカでは90万円ほどで販売されていることを考えると…ダンピングは言いすぎですけど
この内容で日本市場向けの価格設定は高い気が。。。
生産する工場や輸入するルートの違い、といった事情を加味したとしても
アメリカでの販売価格に近くないと、どうも納得がいきません。
90年くらいまで各メーカーで売り出されていた
↑こういう位置づけのクルマとしてなら全然アリ、というかむしろ大歓迎ですし
「ここまで割り切ってよくやった!」と褒められるレベルなんですがねぇ…。
質感にはもう目をつぶるしかありません。
ただ、この価格であるにもかかわらず、
モデルチェンジした新型ノートと同じく後席中央のヘッドレストは非装着となり
横滑り防止装置も上級グレードのGのみ標準装備、
それ以外はメーカーオプションなのは頂けないですね。
(ちなみにノートの場合、S と S DIG-S は設定無し。それ以外はメーカーオプション。)
「新型生産車のうち、登録車は2012年10月1日以降に、
軽自動車は2014年10月1日以降に新たに型式指定を受ける車両から義務化」
…この条件を、海外で既に市販されていたからなのか、明確な理由は定かでないものの
何らかの理由でくぐり抜けられたことでこのようにできたのだと推察しますが
果たして、これで良いのかと疑問に思います。。。
“タイ生産の逆輸入セダン”というと、2002年12月~2009年1月まで販売されていた
ホンダ・フィットアリアがありますね。
エクステリアは、見方によってはちょっぴりエキゾチックな香り!?がするかもしれません。
インテリアは、ベースとなる旧型フィットと共通のインパネで高級感はなくとも、
かといって見劣りはしていないと僕は思います。
フィットアリアを見ると、必ずしも「海外生産車=低品質」みたいな固定観念は当てはまらないのだと
思わされますが、今日のタイ製コンパクトカーを見ていると
再びそのようなイメージを抱かずにはいられなくなってしまいますね。
12月登場の某新型車!?のサイズから察するに
日本市場の日産車で唯一の5ナンバーセダンとなる可能性大なので、
「これで本当に大丈夫なのか!?」と心配でなりません。
私が言うのも何ですが…
日産さんにはもう少し、いや、もっと頑張って頂きたいなと
ラティオを見て改めて思いました。。。
Posted at 2012/10/06 07:00:49 | |
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