
帰省後、夏休みもあと2日だったが音質向上作業を行う。今回はフロント左右ドアのデットニング。
やる気満々だが、天気もやる気満々で朝からピーカン。何もこんな暑い日にやらなくても・・・って気分になったが、やる気のあるうちにやらないとまたズルズル伸ばしてしまうので。
ひとまずこれまでの作業を整備手帳にUpした。
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バッ直ライン引き込み
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フロントドアSPケーブル直引き込み
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リアドアSPケーブル直引き込み
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車内防音化
ここからいよいよ作業開始。まずは左ドアから。
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フロントドアデットニング(アウターパネル編)
ここでめんどくさいのは、アウターパネルの脱脂。
べっとりついているグリスを取るのは結構な手間だった。
レアルシルトの圧着はドアを凸さないように気をつけた。
次に、
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フロントドアデットニング(インナーパネル編)
レジェトレックスよりもレアルシルトがいい点として、制震効果が高いというのももちろんあるが、ブチルを使っていない点が一番いい。
こんな暑い日だとレジェトレックスのブチルもドロドロになって手とかいろんなところにつきまくって大変なことになる。金切りバサミもすぐブチルで切れなくなるし。
レアルシルトはハサミで切っても手も汚れる事もない。
レアルシルトが1枚300mmx400mmx1.9mmでヤフオクで1000円(16枚入りで16000円)、レジェトレックスは500mm×1000mm×2mmで1780円とサイズとコストで言えばレジェトレックスだけどね。
SPバッフル取り付け部のインナーパネルにレアルシルトを貼り、SPバッフルとSPを取り付けたところで4日目は終了。
最後に、
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フロントドアデットニング(内張り・その他編)
ここから5日目。
完成した音を聴いてもうびっくり。
その違いに驚き、そのまま右ドア施工開始(笑)
右ドアも完成しこれで左右フロントドアのデットニングが終了。
早速AVH-P90DVAのAUTO EQ & AUTO TAをかける。
その後微調整を行う。
2CH MODE
○AUTO・・・AUTO EQ & AUTO TAした素の状態
○SETTING1
リスニングポジション:フロント右
SP設定:フロントSP(SMALL)、リアSP OFF、SW ON
SPカットオフ:フロントSP HPF80Hz、SW LPF80Hz(REVERSE)
EQ:FLAT
AUTO EQ:ON
AUTO TA:ON
○SETTING2
リスニングポジション:フロント前席
SP設定:フロントSP(SMALL)、リアSP(SMALL)、SW ON
SPカットオフ:フロントSP HPF80Hz、リアSP HPF125Hz、SW LPF80Hz(REVERSE)
EQ:VORCAL
AUTO EQ:ON
AUTO TA:--
○SETTING3
リスニングポジション:ALL
SP設定:フロントSP(LARGE)、リアSP(SMALL)、SW OFF
SPカットオフ:フロントSP THROUGH、リアSP HPF125Hz、SW LPF80Hz(REVERSE)
EQ:VORCAL
AUTO EQ:ON
AUTO TA:--
SETTING1は、1人乗車で大きめの音量で聴くとき用(通常はこれ)
SETTING2は、嫁さんと2人で乗る時用
SETTING3は、家族全員で乗る時用。菜々子がいるのでSWはOFF
AVH-P90DVAの仕様として、SPサイズ設定がLARGEになるとHPF設定が無効になりスルーとなる。
今までの好みから、フロントSPをスルーで極低音まで鳴らすのではなく、SWで低音を受け持たせ、80Hzあたりから上をフロントSPで再生させたいのでそういう場合はSP設定をSMALLにする。(SETTING1とSETTING2)
SETTING3はSW OFF設定なので、低音分をフロントSPから鳴らす為にLARGE設定とした。
AUTO EQ & AUTO TAをかけると、低音まで出るSPはLARGEと設定されてしまうので、AUTO設定から変更しないといけない。
MultiCH MODEは後日調整。
ドルデジやdtsは、フロントSPの受け持つ帯域が決まっているのでSPサイズ設定は極力LARGEでHPF無しにしたほうがいい。SMALLにするとそのchのHPF以下の低音成分をSW側に振られてしまうので。
AVH-P90DVAはこれらの設定(2CH⇔MultiCH、AUTO→SETTING1→SETTING2→SETTING3)がボタン1つで切り替えできるので超便利。しかもソースごとに現在設定を記憶しておけるので、FMや地デジは2ch MODE、DVDはMultiCH MODEとかにしておける。
これが前モデルのAVH-P9DVA/P9DVA-2からの大きな変更点。
音の確認は当然2ch MODEのSETTING1で行った。
フロントSPのcarrozzeria TS-V017Aは、BHレガシィの納車前の99年5月に買った物。納車後すぐに取り付けてそれから12万km、BPが納車されるまでずっと使っていた。
特に壊れているところも無く、あの弾がでそうなホーンツイーターの伸びる高音が気に入っているのでBPでも続投を決めた。
でもこのホーンツイーターは設定しだいでは耳破壊凶器となる(笑)
施工前から変化したところインプレ
①ずっと聴いていたいと思うボリュームが施工前より5~6dB上がった
SP交換しただけだと、ある程度まではSP交換の効果も実感できるのだが、そこからボリュームを上げると「ちょっとキツイ・・・」と感じるなんともいえない歪んだ音が聞こえていた。
それが施工後だとボリュームを上げていっても聴きづらくならず、むしろ心地よいかんじがしている。聴き疲れしない音とでもいうのだろうか。
②ボーカルが目の前にいる
SPバッフルがスラント加工されていることもあるんだろうけど、タイムアライメントの効果もあってちょうどハンドルの上あたりにボーカルが定位している。ボーカル重視(平井堅、鬼束ちひろ、中島美嘉など)のCDだとかなり心地良い。
③小さな音まで聞こえる
今まではSPの背圧で干渉して聴こえにくくなっていた小さな音や楽器の音がそれぞれくっきり聞こえるようになった。
例えば施工前にある曲でメインのメロディの後ろで「ポコポコ」って音が鳴っていて、「これなんの音?CDリッピングの時にエラー出たかな?」と思っていたのだが、施工後に聴いてみると実は楽器の音だったとかね。
これはドアの遮音性が高くなった事もあるかもしれない。走行中でも聞きやすくなっている。
これに関しては嫁さんも効果を実感したみたいだ。
映画ゲド戦記の挿入歌「テルーの唄」の冒頭は、アカペラでいきなり入るのだが、最初の部分の歌詞が聞き取りにくく、いつ始まったかわからない時があった。菜々子なんて「最初から聴くから戻して~」とよく言ってた。最初から再生してるんだけど(笑)
でも施工後は歌詞の出だしからクッキリ。
嫁さんも「あぁこれはわかりやすいね。聞きやすくなっているよ」と言っていた。まぁそれだけなのだが(笑)
そんなかんじで今レガシィの中で音楽聴くことが楽しくて仕方が無い。もちろんドライブしながらが最高なのだが、今は通勤の片道10分間が至福の時間。
音質が変わった事がすごく新鮮で今まで聞き慣れたCDやDVDを片っ端から聞きたくなっていて、いろいろCDを持ち込んでいる。
最近便利だからとMP3 DISKが多かったが、MP3とCDの音質の違いもはっきりわかってしまうようになったので、交換が面倒でもCDを積んでおこうと思っている。
ひとまずフロントドアは終了したので、今後はリアドアのデットニングを行う予定。2chソースを聴くときはリアSPはOFFだが、デットニングによる遮音性の向上と6.1ch時の音質向上を狙う。
フロントは17cm、リアが16cmだがAUTO EQの結果はフロントLARGE、リアSMALLとなっている。これは制震がしっかりしていないのでリアSPが低音を出せてないのだと推測する。
あとはリアセンターSPを設置して6.1ch環境の構築かな。
まだまだやることいっぱいだけど、これから涼しくなるしちょうどいい時期かも。
とにかく
初期投資に結構つぎ込んだが、その分の効果が体感できて良かった(^^)
アラを探せばいろいろあるだろうし、施工も素人のDIYレベルなので、本格的な施工例から見ればショボイところもあるだろうけど、本人がいい音だと思えばそれでいいことなので僕的には大満足♪