昨年10月から半年で4回発生したX3のトラブルでしたが、4月19日に湘南のディーラーでプログラムのアップデートをしてもらって以降約3か月間何も起こりませんでした。
もう大丈夫?だったら行きたい場所があるんだけど。とかみさんからリクエストがありました。
かみさんが以前から大好きな元プロレスラー夫妻。
奥さんが入院する前に旦那さんがみんなを連れて行ったというペット同伴OKの旅館を奥さんのブログで以前見かけたとのこと。
旅館の名前も場所も載ってませんでしたが数枚の画像を頼りにかみさんが探し出したのが
『ご・遊庭』という旅館です。
千葉県鴨川市にある『鴨川館』という旅館の敷地内に5部屋のみの別館?のような作りとなっています。
ペット同伴部屋専用のフロントです。
そして
奥さんのブログにあったこのような専用庭と食事風景の2枚の画像から
この旅館を探し出したそうです。
納豆のパッケージも重要な情報になったとか。
この旅館は実に良かったです。
片道1時間半と近場だしまた行ってみたいと思いましたね。
旅館から車で20分くらいのところには今話題の『濃溝の滝』もあるんですよ。
7月の3連休の前半を使って鴨川まで往復200㎞走りましたが今までのようにトラブルが出ることもなく、これは本当に大丈夫かも。と思っていました。
そして翌週。
幕張新都心のイオンに買い物に行くために駐車場から車を出す時に
『ん?パンクかな??』という違和感があったのでタイヤをチェックしても何も刺さってなく。
気のせいかとイオンに向かっていたら・・・
『ボーン!』と出ました。
久しぶりの5回目のトラブル発生です。
あ~、ダメだったんだ。直ってなかったんだあ。
しかも今回はブレーキを踏むとまるで雪道でブレーキを踏んだようなグッ、グッ、グッと止まろうとするし、思ってた位置より前で止まるような感じが出ています。
何か今まで違う気がするなあ。これって普通のブレーキでABSが働いちゃってる?
とディーラーへ入庫の連絡をしました。
ディーラーに向かう途中にあったVWで急きょこれまたかみさんの増車の意味ででup!を見に行きましたがミッションがちょっと変わっていてかみさん的にNG。
ならばと
新型Tiguanの見積もりを早速もらいました。
新しいTiguanはX3の前に乗っていた時よりかなり大きくなった感がありました。
ナビ画面が映ったり、タコメーターとスピードメーターの大きさが変わるフル液晶メーターには驚きましたが、以前のTiguanみたいに2000㏄ターボ、4WDではなく1400㏄ターボのFF。
これで総額470万ってどうなの?の前に見切りが悪くてかみさん的にはNGということで。
さて、BMWのディーラーについて見積もりを出してもらいました。
5月に延長保証も切れていたので今回からは実費での修理です。
ABSセンサー異常で今まで2か所のセンサーを交換し、残り2か所ですが
両方一緒に交換すれば別々での作業より少し割安になるとか。
4月の湘南でのプログラムのアップデートって意味がなかった??
今思えばセンサー交換してもらった方が良かったんじゃなかったのかなあ。
しかしセンサー交換2か所で5万ってどうなんですかね。
前と同じトラブルならいったん乗って帰ろうと思いましたが、サービススタッフから『修理しないと危険なので今回は帰らせるわけにはいきません。』と言われ・・・。
2か所同時の修理をお願いしました。
修理の間用意してもらった車が
BMW 118i です。
1500㏄直列3気筒ツインパワーターボエンジン、136馬力。
3000㏄直列6気筒のX3のちょうど半分の大きさになるんですね。
これが思った以上にキビキビ走るんですよ。
3気筒とは思えないほど軽快でなめらかだし。
SPORTSモードに入れてアクセルを踏むと1500㏄とは思えないほど
パワフルな走りで。
足回りもX3のM-Spo程ではないけど適度に硬いし。
以前代車で1シリーズを借りましたがこんなに良い印象だったっけ?
コンパクトなボディサイズで取り回しは楽だしそれなりに結構走るし。
かみさんも特に苦も無く運転してたし、笑。
ディーラーに戻ってX3の状況を話し合いましたが、4か所のABSセンサーを交換したので同じトラブルは起きないと思うが、5年を過ぎているので今後はパッキンやゴム系のトラブルが出る恐れがあるとか。
さてさてどうしたものか。という前にこの時僕らの中ではX3からの買い替えの考えが再び湧き上がり。というかかなり濃厚になっていました。
ふとさっき乗った118iってどうなの?と聞いたら
『実は登録済未走行車というものがありまして・・・』との話が。
サービススタッフから急きょ中古担当の営業氏に代わっていろいろと説明を受けました。
ディーラー系中古販売店に1シリーズやSAVのX1も結構な台数を
所有しているとのことで。
我が家のX3は試乗車上がりの認定中古車だったのですがその時の
営業氏がいるディーラー中古販売店に翌週行ってみました。
色やグレードによる諸々の違い等を丹念に見て回りましたが、並んでいる車の中にクルーズコントロールの装着車が一台も無かったんです。
登録済未走行車の生い立ちを考えるとあまり需要の無いオプションはつけないと説明をもらいましたが、こればっかりは欲しい装備なのも正直なところで。
その日は1台だけあったX1 M-Spo(クルコン未装着)の見積もりをもらいましたが抱いていたほどの割安感はほぼ感じられませんでした。
やはり未走行=ほぼ新車なんですかね。
では新車だったらいくらになるんだろうと思ってBMWのHPから見積り依頼をお願いしましたが、ここで大きな転機を迎える事になりました。
『たまたま』担当になった営業氏に新車の見積もりをメールでもらいましたが、支払方法を考えれば登録済み未使用車より安くなるかもしれないということで。
ならばといろいろと考えた結果X1 20iの登録済未走行車かX1 18dの新車のどちらかにしようとようやく車を絞り込みました。
まずは試乗車に乗せて貰おうと試乗予約をしていつものディーラーに出向いたのが7月29日のことでした。
『たまたま』担当になってもらった営業氏と初めて顔を合わせました。
X1の説明をしてもらいましたが18dと20iはエンジンの違いのみで内装は同じということで。
まずは約200馬力の20iの試乗車を。
ここからの感想はすべて僕の主観となっていますのであらかじめご了承
願います。
X3と全幅で8cm、全高で5㎝くらいしか変わらないんですがかなりコンパクトに見えますね。
このディーラーでは試乗に営業氏は同行しないんですよ。
時間制限もなく『気のすむまで乗ってきてください。』とだけ言われて。
国産車では軒並み営業氏が同行し、ルートも短めで車のことを理解するのには短すぎる試乗がほとんどだったのでBMW(あっ!スバルも)の対応は評価できますね。
ならばと、まずは我が家まで帰ってきて駐車場に入れてみました。
X3よりコンパクトなのでミラーをたたまなくても駐車場の出し入れが可能だし小回りも効くので切り返しなしで出すこともできるし。
これは楽なもんで。
X3とX1を駐車場に入れた時の画像です。
X1の方がパレットとの間の隙間が大きくなってますよね?
そのあとは一般道をあっちこっち3時間くらい乗ってみましたが、まず気になったのが20iの車外でのエンジン音。
4気筒エンジンってこんなにうるさいの?と思うほど大きなエンジン音で。
走りについてはアクセルを踏むと滑らかに回転が上がって行くのと共にあるところからターボが効いて
グン!と前に出た感じでした。
ただ、その時点でのスピードは一般道での常用域をとっくに超えてしまっていて。
約260馬力のX3も高速道路だと右車線を余裕で走って行けますが、出だしについては一般道も高速道路も国産車に置いて行かれることも多々あり。
なんかX3の出だしに似ているなあ。せっかくのターボなんだから低速域から力強さを出してほしいなあ。
ならば18dはどうなんだろう。というところでしたがX1の18dの試乗車は別の営業所にあるので、フィーリングが似ている1シリーズの18dの試乗車に乗ってみました。
が、1000回転から1500回転で発生するディーゼル特有の音と振動がたまらなく不快で10分くらい走って車をディーラーに戻しました。
このあと昼食を食べながら、かみさんと『ディーゼルのあの振動は不快だから20iかな。』と話していましたがまだ時間もあるから別の営業所のX118dの試乗車に乗りに行ってようかと。
幕張メッセの近くにある営業所に行くので試乗車の手配を先ほどの営業氏に電話でお願いし、30分後に到着してみたら、担当の営業氏が我が家より早く着いていました。
営業氏のフットワークの良さにまずはビックリ!
18d M-Spo(走行距離4000㎞、150馬力)を用意してくれました。
『良くも悪くも試乗車です。ご自由に乗り回し、思うままに踏んでみてください。
3000㏄並みのエンジンフィーリングを味わえますよ。』と
ここで思ったのが『試乗車ってこういう扱いなんだ』という事。
X3も試乗車上がりですが、試乗車上がりって走行距離も少なくディーラー管理なのでイメージは悪くなかったけど実際は不特定多数の人が思うままに走ってるんだという事なんですね。
お言葉に甘えて湾岸高速、京葉道を始め一般道も含めて約1時間半ほど運転しました。
出だしから高速道路の常用域でのアクセルに反応したパワフル感や伸びは20iより18dの方が強く感じられました。
高速域でマニュアルモードにしてシフトダウンしても回転数がピタッと決まるし、制限速度域からの伸びの良さは○○○㎞出るディーゼル車というの嘘ではないかも?と思えました。
ディーゼル特有のカラカラ音も停車時に音響のボリュームと空調をオフ、さらに窓を閉めていないとほぼ分からなく。
1シリーズで感じたあの不快な振動も発生することは無く(ミッションとエンジンの相性がX1の方が良いのかもと営業氏は話していましたが)。
まあ車外に一歩出ればそこにはカラカラいってるディーゼル車が止まっているんですけどね。
車以前に営業会社に勤めているかみさんが、今回『たまたま』担当された営業氏の振る舞いに『この人から車を買う!』とまで気に入ってしまったこともあり・・・。
二転三転しましたが最終的に決定したのは・・・
もうお分かりだとは思いますがあまりに長文なのも大変なので
次回『我が家の車事情変革の時、最終章』へと続きます。