バル軍曹のブログ一覧

このお話は若い頃からスズ菌に感染し、歳と共に免疫が付きながらもやっぱり最後は保菌者として生涯を全うするであろうおっさんの思い出話です。

スズキ率上がって来てるし(笑)




戦前、福岡には４つの飛行場があったそうで、現在の板付にある福岡空港。太刀洗の陸軍の飛行場、名島の水上飛行艇発着場、雁ノ巣の福岡第一飛行場。

その中の福岡第一飛行場。
当時はアジアのハブ空港として賑わいを見せていたそうです。

そして第二次大戦の勃発。
日本の敗戦。
空港は米軍に接収され進駐軍が駐留します。

しばらくして落ち着くと兵士が持って来たバイクで滑走路を使ったドラッグレースが開かれるようになります。
当時のバイクは今は無きイングランドのBSA(バーミンガムスモールアームズ)と言うメーカー。

その頃、博多の雑餉隈(ざっしょのくま)でバイク屋を営む吉村さんのところにも米兵が整備やチューンの為にバイクを持ち込み、オヤジさんから怒られながらバイク弄りに没頭していたとか。

後のポップ吉村です。
ポップと言うのはオヤッサン的な愛称だそうで、雑な事をすると若いアメリカ兵を怒り飛ばしていたとか。
家族のように怒ってくれるオヤッサン…でポップ吉村。

吉村さんも雁ノ巣でBSAのバイクに乗り、当時の日本車には無かった加速に感銘を受けたそう。

その後、お互いに話し合いをして、レースをやろうと言う事になり、全日本クラブマンレースが開催されるまでになります。

その頃一緒にレースをやってた大大大先輩に聞いた話です。

角のミスミのじいちゃんとか、トーハツのNさんとか(笑)

その後レースに没頭し、勝つ為にホンダにマシン提供を掛け合うも断られ、応じてくれたのがスズキ。

レースでは常にブッチギリの速さを誇っていたそうです。

今でこそほぼ全メーカーのパーツを作ってますが、今から４０年以上前、ホンダ車にヨシムラのステッカー貼ったりしたら笑われてました(笑)

ちなみにカブに使われてる遠心クラッチ。
開発はホンダだと思われてますが、最初に考案したのはトーハツの技術者でした。
上が取り合ってくれず、退職してホンダに移籍。
カブに搭載して世界的なヒットに。

たらればじゃ有りませんが、ひとつ歯車が違っていたら、今頃トーハツが世界的なバイクメーカーになっていたかも…

いや…無いか(笑)

船外機や消防ポンプでは有名ですけどね。

それまで自動二輪の免許は125ccで試験を受けて合格すれば排気量無制限(笑)
確か1975年までだったと思います。
ナナハンライダーからのバリバリ伝説とか(笑)

大型二輪の高性能化により暴走してお星さまになったり爆音で夜な夜な走ったりが問題となり免許の厳格化に走ったものの、ハーレーを売りたいアメリカからの圧力で教習所で取れるように(笑)

昔は排気量関係なくヘルメット被らなくても良かったなんて信じられない…

今、被らずにバイクに乗るとパンツ履き忘れたぐらいの違和感が有ります。

CB750K エルシノア GT380
カワサキのマッハ。
ワクワクするようなバイクが目白押しでした。

そしてレプリカブームの到来で高校生が沢山お星さまになりパワー規制が掛かり暗黒の25年…

自分が乗りたいバイクを作れない技術者は辛い想いをしたと思います、

古き良き時代の話です。

ジジイかっ✋

考えてみると16から、途中10ヶ月ぐらいを除きずーっとバイクに乗ってます。

正直に言うと13ぐらいから(笑)

好きなんでしょうねぇ…
懐かしい💕

写真はBSAのSR
ヤマハSRのモデルになったバイクです。

スズキの話じゃなかったんかい！(笑)

土曜はDRで山の中ぐるぐる。

日曜はスピトリで海辺をぐるぐる。

車に乗る暇がない💦

でも大丈夫✋

これ以上暑くなればバイクは乗りません(笑)

乗っても朝４時から１０時には帰宅の標高高いところツーのみです(笑)

あっ、そうそう…
スピトリのインナーサイレンサー外しました。
官能的な音がします💕