2021年07月08日
そんな感じで数年が経過。
ショップの社長や師匠や他の講師の方からも、とても良くしてもらい身内のような付き合いをしていた頃、ショップに遊びに来た初老の方を紹介されます。
その方、ギターは弾かないんですが、聴く方のファンの方でオーディオ界ではかなり有名だとか。
浅薄な知識がバレると恥ずかしいので、その場は社長との会話を聞くのみで会話に入らず😅
後で社長に詳しく聞いたところ、昔はもの凄いオーディオマニアで、そのシステムは全国区のオーディオ専門誌の表紙を飾ったり特集を組まれるような方、総額約5千万のシステムを所有されてたそうです。
ご自分でも「やっとここまで来たか」と言う実感を噛み締めていた頃に、ある海外のオーディオメーカーと出会い、衝撃が走ったとか…
長い時間を掛けて選びに選んで莫大な費用を掛けたシステムがたった300万のシステムに負けたと…(その方いわく)
そのメーカーがスコットランドのLinn。
オーディオメーカーとしては世界で唯一の英国王室御用達でアストンマーチンの純正になってますが、当時はまだメジャーになってない頃だと思います。
普通はそこでガビーン!!Σ( ̄□ ̄;)で終わるんでしょうが、レジェンドは違いました。
持ってる機材を全て売却して、渡航費用を捻出しイギリスのグラスゴーにあるLinnの本社でインストールの講習を受け、九州で初のLinnの代理店を始めた方。
もう…どんだけ凄いやつが出て来るんじゃ⁉️って感じ…
その方の音へのポリシーが演奏家と録音技術者が録った音を出来る限り脚色なく再現する事だったそうです。
社長も音に関わる関係上その方に相当インスパイアされていたので、ショップも自宅もLinnのシステムを組んでました。
私も何をするにも基本の耳を作らなきゃと思っていたので、社長に「ホームオーディオを考えてるんですが、やっぱりLinnはお勧めですか?」と聞くと「これまで色んな演奏家にも聞いて頂きましたが、皆さんに好評でしたので間違いないと思います」
そこから色々調べたり教えて貰って家のシステムが決まります。
LinnのNINKAというスピーカーをC5100というアンプを使ってアクティブで鳴らすシステムにしたんですが、エントリーモデルとはいえ充分な性能でした。
なので私の耳は生の楽器とLinnのシステムが作ってくれたと思ってます。
その後Bang&olfsenの代理店にもなったので、その2社は間違いないんだと思います。
社長いわくBangはより楽しむ方の為でLinnはちょっとモニター寄りだそうです。
よ~知らんけど。
オーディオマニアの間ではその2社に関しても賛否有るようですが、判断するのは個人の耳。
私は音を職業にしてる方の耳を信じて決めました。
なにしろスタートが遅いので色々試してる時間が勿体なくて近道を選択(笑)
それまで使ってたやつもあるんですが、総入れ替え。
長々と引っ張るたけ引っ張って、次がやっと車のオーディオです。
Posted at 2021/07/12 12:17:46 | |
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2021年07月08日
カブに乗ったちょっと年配の方。
白の半袖ポロシャツの下にクールインナーの長袖を着てて、なんと背負い式の脊椎パッドを装着してました。
エライ!ちゃんとしてる!と思って良く見ると靴はサンダルみたいなのに素手…
ん~…基準がわからん…
末端は捨てて本体は守る派?
謎の防護レベルでした😂
まぁ自己責任で…
Posted at 2021/07/08 10:45:01 | |
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2021年07月07日
少し前に戻って…
途中、ちょっとしたオーディオブームも有り、自作スピーカーのレジェンドと云われる長岡鉄男さんの本を数冊買って、小型の密閉、バスレフ、バックロードの3種類を作ってみて比べたり、車のデッドニングにハマッたり、自分で設計した箱作ったりもしました…
そこそこ楽しめたんですが長続きせず、なんちゃっての知識だけが増えて行きます💦
この頃から聴くジャンルも少しずつ変わって来て国内のフュージョン、高中からカシオペア、スクウェア、浪花エクスプレス。海外でラリーカールトン、リーリトナー、チックコリア、オスカーピーターソン、ジョーパス等
ほぼ歌の無い音楽。
そしてギタースクールへと続きます。
まず、師匠との出会いなんですが…
とある田舎の楽器店でクラシックギターの試奏をさせて貰っていると、そこの営業部長さんという人が出て来て「かなりやりますね。うちでギター講師やりませんか?」とお声が掛かります。
「いやいや、私が習いたいぐらいなんです。教えるなんてとんでもない」とお断りすると「それぐらい弾けるんだったら福岡市内に良いお店があるので紹介しますよ」という流れ。
それから後日、待ち合わせしてその部長さんとお店へ。
社長と店長を交えて、これまで我流でやって来たので、ちゃんと習いたい旨を伝えて雑談をしていると、おもむろに社長が3台の楽器を出して来ます。
「まずこれを弾いて見てください」
ピッカピカの綺麗なギター
…ポロン🎵ポロン🎵
ん~…普通の音…
「次はこれを」
見るからに高そうなギター
ポロン…ん?
なんかこもったような音…
「じゃあ最後にこれを」
古いギターで見た目は中古で7000円ぐらいな感じ(笑)
ポロン…🎵
やっぱり曇ったような…
私「最初の以外鳴りませんね~」と言うと、
社長「そうですね。最初にお弾き頂いたのは5万円の入門用で誰が弾いてもそこそこ鳴るように作られてます。
所謂機械で作った工場生産品です。
2番目は国内で最高の製作家と言われる松村雅宣さんので80万円のコンサートモデル、もちろん手工品です。
コンクール参加者が勝つ為に選ぶような楽器です。
最後に弾いて頂いたのは世界最高の銘器と言われるロベールブーシェで800万円します。
後の2台はちゃんとしたタッチじゃないと鳴りません。」
!Σ( ̄□ ̄;)
7000円のはずが…
格付けランキングで消えるやつや…
言葉も出ません(笑)
社長「松村さんはロベールブーシェの日本人唯一の弟子なんです。この松村さんの楽器を鳴らせるようになれば世界中のどんな銘器でも鳴らせるようになりますよ」
この時の正直な感想は…
「どえらいとこに来てしもた…😣」です。
連れて来てくれた部長さんもニヤニヤ(笑)
言葉を失って変な空気が流れる中…
奥の方で小柄な口ひげを生やしたオッサンがほか弁をモグモグ(笑)
関係者かな?と思って軽く会釈すると社長が「うちの主任講師の◯◯先生です。ほら、先生お弁当食べてる場合じゃ有りませんよ。なんか弾いて下さい」と言われあたふたと準備をする師匠(笑)
「いやいや、お食事がお済みになってからで結構ですよ」と言うと「大丈夫です。弾きましょう🎵」と…
そのブーシェを使って、あっと言う間に調弦を済ませ、いきなりアストゥリアスですわ😲
しかもこれまで聴いた事もないような美しい音でしかも全く曇りのない明瞭な音で店中に響きわたります…
…ちゃんと弾くとこんなすげぇ音なんだ…
生でアストゥリアス聴くの初めてでしたし、その音質と音量にびっくり。
その後もバッハとかソルとかレコードやCDでしか聴いた事が無いような曲を数曲弾いて下さり、ぶったまげながらもこの人に習いたいと強く思い、その場で入門を決意します。
弾き終わった師匠はまたお弁当をモグモグ(笑)
小柄で手も小さいのにまるで別の生き物のように動く指(笑)
私のギターはヤマハのグランドコンサートって機種の安いやつ、10万ぐらいのを持ってたのでとりあえずそれで間に合わすとして…
「ギター以外になにか準備するものは有りますか?」と尋ねると「かなり弾いてこられたようですので、お持ちの適当なテキストをお持ち下さい。その中から選びましょう」との事。
私「基本的に頭悪いので幼稚園児に教えるぐらいのレベルでお願いします❗」と…
そこからは目から鱗の連続でした(笑)
そこそこ弾けると思ってたのに師匠の要求に全然応えられない…
めちゃめちゃ優しい先生で凄く丁寧に教えて下さるんですけどね。
なにしろ体育会系なので腕立て伏せと同じ感覚で反復練習をしてると…
「横に並べるように繰り返さず、縦に積み重ねるような練習をしましょうね」
間違えて弾き直しをすると
「音楽の流れを止めてはいけません。弾き直しをするとそれが脳に刷り込まれます。なので同じところで立ち止まるクセが付きます」
「まずは弾ける速度からゆっくりやりましょう」
「禁じられた遊びの1弦は第一バイオリン、2弦は第二バイオリン、3弦はヴィオラやチェロ、6弦はコントラバスです。旋律を生かす為に全ての弦の音量と音質をコントロールしてスケールの大きな音楽をイメージしましょう」
演奏家レベルの要求…
むむむ…出来ない…😭
ちょっぴりあった自信なんか木っ端微塵(笑)
器用だと思ってたのに、初めて箸を使う外人並みにプルプル(笑)
「ギターを弾くのが目標になってはいけません。音楽を表現する手段がギターです。なのでちゃんとした技術を身に付けて、ちゃんとした理論が分かった上で演奏しないと聴く人が聴けばすぐに分かりますよ」
あれっ?…ギターってこんなに難しかったっけ?ってなります(笑)
もう…もう…毎回勉強の連続です。
しかもめちゃくちゃ耳が良くてほんの数セントの音のズレに気がついて私が弾いてる最中にペグを回して合わせてくれたり…
この頃になってようやく一般の耳と音楽耳の違いを理解するようになってきます。
専門家の耳って本当に凄い。
とにかく課題をこなすだけで必死でした(笑)
そこから毎日3~4時間、休みの日は8時間以上練習する日々(笑)
でも不思議と飽きないし、丁度良いぐらいの宿題が出るのでサボれない💦
レッスン開始から1年ほど経ったある日、社長から「◯◯さんもずいぶん上達なさったので、そろそろ楽器のグレードを上げませんか?」と話が有ります。
最初の衝撃があったので「松村さんのをお願いします❗」と注文を入れたものの…
1年待っても2年待っても出来て来ない…
なんでも気力体力が充実していないと木に触らないらしく、製作本数も少ないので最低でも1年半待ちだったのが、途中で体を壊して入院とかなさってたとの事で製作がいつになるか分からない。
そこで社長から代替案が…
「◯◯さん、松村さんもいずれ作ると思うんですが、更に上達すれば松村さんのを買ってもいつかタイプの違うギターが欲しくなります。お勧めしたい楽器が有るんですが、正直手放したくなくて…もし売るとしても熱心に取り組んで下さってしかもいつでも状態が見れる方じゃないとお譲りしたくないんです。しかもこれなら生涯1本で満足出来ます」と
私「なんというギターですか?」
社長「世界の7人の名工に選ばれたスペインの製作家のギターで三重県のギター文化館の収蔵品だったものです」
!Σ( ̄□ ̄;)
「お…おいくら?…」
「◯◯◯Xの新車ぐらい」
松村さんの約3倍…
!Σ( ̄□ ̄;)
「少し考えます…」
少しどころか死ぬほど悩んで清水の舞台から紐無しバンジージャンプです😣
自分の中で20万以上は高級ギターの概念が音を立てて崩れた瞬間でした。
でも恥ずかしながら、ちゃんとした音が出せるまで1年半掛かり、本当に良い音が分かるまで2年も掛かりました…
そんなこんなで数年が経過
その間、ショップが主宰するリサイタルで世界の名だたる演奏家たちと交流が出来たり、その演奏家のマスタークラスを受講したり、世界中の銘器を弾かせて貰い、少しずつ音楽耳が出来て行きます。
この頃には聴く曲はクラシックが98%でギター曲のみ、
その後、自分の演奏の為に器楽曲(無伴奏のバイオリンやチェロ等)になりました。
別にプロになろうってわけじゃないんですけど💦
もう少し続きます。
次でやっとオーディオのお話(笑)
Posted at 2021/07/10 18:20:57 | |
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2021年07月06日
さて、スイスポもジムニーも残すはオーディオのちょいグレードアップと静音になりました。(小物を除く)
なので、音に関する私なりの経験と考察を忘れない内にいつものダラダラで書いて行こうと思います。
駄文ですのでスルーして下さい m(__)m
遡る事半世紀…
父親がクラシック音楽のファンだった為に、小学生だった子供たちはトバッチリを食らいます…
夕食が終わる19時ぐらいになるとテレビを消して音楽鑑賞の時間が約1時間…
チャイコフスキーだのドヴォルザークだの交響曲をレコード1枚分聞かされてました。
小学生にドビュッシーの交響詩「海」とか難し過ぎて分からんし😣
それが終わってテレビをつけてもNHKのみ…
「ドリフが見たい…」と言っても「そんなもん見たらバカになる!」とか言われて(笑)
見なくてもなっとるわい!って話なんですが…
見たいアニメ(その頃はマンガ)やドリフはほぼ見た覚えが有りません。
18時台はギリギリセーフでしたが(笑)
大人になってようやく演歌や浪曲を除く様々なジャンルの音楽を忌避する事なく聴けるようになったのはその辺にあるのかと思ったりします。
父は物作りも好きだったので当時から定番だったFOSTEXのスピーカーを単体で購入し、エンクロージャー(箱)も自分で作ってました。
まぁその自慢もあったのかも…
更に父はクラシックギター、母はマンドリンをかじっていてたまに…ほんとにたまに弾いてました。
そして私が中学2年ぐらいになり色気付いて来ます…
ギターが弾けたらおにゃごにモテるかも…
その頃父親が頑張って買った新しいギターがやってきます。
当時5万ぐらい…今なら15万ぐらいの少しお高めのやつ。
「絶対触るなよ👹❗」ときつく言われておりましたが、ダチョウ倶楽部の法則によりお約束でこっそり弾き始めます(笑)
見つかって何度も怒られましたが、モテる為には頑張るしか有りません(笑)
時代は井上陽水や吉田拓郎のフォーク全盛期。
なのにNHKの「ギターを弾こう」でクラシックの曲を練習するというズレた事をやってました。
父親から「クラシック弾けたらなんでも弾けるぞ」と唆されたからなんですが…
始めて2、3ヶ月でコードも覚えカッティングやアルペジオもある程度出来るようになり、益々クラシックの難しさにハマッて行きます。
異常なほどの集中力で、約半年でアルハンブラの最後まで弾けるようになります…が
弾けるったって音がなんとか出てるだけで、音楽的にはメチャクチャ😅
しばらくしてちょっと飽きて来た頃にブルースリーと出会い、頭がおかしくなります。
そこからずっと格闘技ブームが続きますが、途中でエレキに変わったり戻ったり…
バイクと車と釣りが入ってダラダラと…
結局、40を前にして、もうアグレッシブな事はやめて文化的に人生を送ろうという事で、クラシックで有名なギターショップの門を叩き、今の師匠とのお付き合いが始まります。
そこからは衝撃の連続(笑)
続きはまた気が向いたら書きます😅
Posted at 2021/07/06 19:40:48 | |
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2021年07月05日
ツーリング中の事故のブログを一旦上げて削除しました。
その事故の件で、今日警察から電話が有り被害者が喋れるまで快復したので実況検分を行ってるそうで、現場で聞きそびれた事の確認が有りました。
最悪の事態は免れたようで安心しましたが、首をやってるそうで程度は分かりませんが障害は残るそうです。
もう1人の元からの仲間も入退院を繰り返し3年半後に復活を遂げたので頑張って欲しい…。
皆様、ご安全に…
Posted at 2021/07/05 20:49:42 | |
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