2018年09月09日
ーーーーーー地震前日から地震発生当日ーーーーー
【前日9/5】
この日の明け方に北海道は台風21号が直撃でした。
ゴーと言った風の音、バチバチと雨の音。
今までの北海道では経験したことの無い音でした。
それが収まると次はどこからかチェンソーの音。
夜は寝れず、朝になり出勤の為外に出ると家のそばにあった木が3本根元から切られて無くなってました。
明け方でも風はまだ強く、電線に接触しながら揺れる木が多く、「もしかしたら停電するかも!」と思い、ライト・ラジオ・電池は居間に出しておきました。
この日は停電など何も無く過ごせました。
後日いろんな方の話を聞くと、隣町は停電していたそうです。。
0時ごろ就寝しました。
【地震発生9/6】
朝3時。カタカタと揺れ始めで目が覚めました。
「あ、地震だ。収まるかな??」と思っていたら、
!!!激しく長い縦揺れ!!!
からの
!!!大きく長い横揺れ!!!
緊急地震速報は間に合わず縦揺れと同じぐらいで鳴りました。
スマホで地震情報を確認。住んでいるところは5強でしたが、縦揺れが長く大きかった。
厚真はたまーに震度3,4程度の震源になるところだったので、まさかの震源地。北海道の内陸で大きな地震が起きるとは思っていなかった。。。
即停電。
前日に出しておいたラジオ、ライト、電池が役にやつとは。
水は出たので、風呂と鍋などに水を貯めました。
ガスの元栓閉めて、ブレーカー落として。
非常用に水とお茶を買っていたのを思いだし、引っ張り出してくると賞味期限切れ。。。お茶は2年前、水は半年前に切れていました。あー。
出来ることはやり尽くし、さあ寝ようと思ったら、緊急地震速報!!!
余震でしたがあまり大きくは揺れなかった。
気が張っていてなかなか寝付けなかったですが、8時か9時に起きました。
起きても停電のまま。
冷蔵庫、冷凍庫の食べ物どうしよう。。。
スマホの充電は、とりあえずモバイルバッテリーある!充電!
スマホの画面は少し暗めに設定。
ガスは?メーターの復帰ボタンを押して元栓開けると、ガスは使える!
鍋でご飯ってどうやって炊くんだ?クックパッド先生に聞いてみよう。ふむふむ。
風呂のボイラーは?あ、電源はコンセントだ。。。使えないから、風呂は入れない。。。
ラジオを聞くと、最初の情報は火力発電所の復旧に1週間。。。1週間電気来ないの?
最大震度は7に訂正。北海道の内陸で震度7の地震が起きるとは誰も想像していなかったでしょう。
昼にニュースでは、他の発電所の復旧とフル稼働を試みているとのこと。
でも、いつどの地域から電気が来るかは不明。。。
昼になるとポケットwifiの電波がなくなりました。
子供のオムツが足りなりそうなので、西松屋へいくと店内真っ暗でしたが、お店は開いていて店員さんは伝票手作業。レジの列はお店半周。
並んでからお店出るまでに2時間でしたが、お店が開いていて本当に助かりました!
帰ってきて、15時ごろには携帯の電波が弱くなってきました。繋がりにくい。翌日仕事なのですが、出勤なのかどうかわからず。
16時には圏外。。。
地震発生から約12時間で携帯の基地局の電源が無くなったようです。。。
情報収集はラジオだけになってしまいました。
が、地元のコミュニティFMは放送していて、地元の情報をたくさん流してくれていました。リスナーからの情報をまとめて、ここは何が売っている、ガソリンスタンドは長蛇の列、市が発信する情報などなど。全道放送の局よりも、地元の内容が多く助かりました。
ラジオで、道内の公衆電話が無料でかけられるとの情報で、会社に電話出来ました。
そもそも公衆電話の場所を探すのに少し時間がかかりましたが。
20時ごろ、突如携帯の電波が復活!
と思ったら、街灯の電気ついてる!
電気復活!!!
ただ、道路一本挟んで向こうは停電のままでした。
地震発生当日も余震はあり、相変わらず縦揺れのある余震で、また大きくなる揺れるのでは?とドキッとするのが何度もありました。
ーーーーー思ったこと/感じたことーーーーー
【地震大国だということ】
もう地震はどこで起きてもおかしくない。
今回の震源も今までの活断層から離れているところでした。
日頃の備えは本当に大事だと痛感させられました。
水とガスが使えたのでよかったですが、アルファ米などの災害用の食料が無かったので、もし水、ガスがダメだったら。。。
冷蔵庫のものでも、調理せずに食べられる物って意外と少ない気がします。
【鍋で米炊けますか?】
「はじめチョロチョロ、なかパッパ」
という言葉は知っていても、私も嫁も炊けませんでした。。。
調べると意外と簡単なんですね。
【モバイルバッテリー】
これはあって助かりました。
車のシガーソケットで携帯の充電出来るようにしていたので、最悪車から充電かと考えていました。
【携帯の基地局の電源】
場所によるのかもしれませんが、私のところは停電発生から約12時間で停波。どのぐらい持ってくれるのか勉強になりました。
モバイルバッテリーがあって助かりましたが、、、、電波が無いとただの箱。
【コミュニティFMの強み】
携帯の電波が無くなっても、ラジオはあったので情報収集は出来ました。
ニュースはNHKや全道放送している局からの情報が早いですが、地元の情報はコミュニティFMがすごかった。
NHKなどでは住んでいる街の細かい情報が入手できなかったので、コミュニティFMが放送してくれていて良かったです。
【公衆電話の場所】
皆さんどこにあるかすぐに思い出せますか?
私は全くわからず、、、父親が覚えていたので、場所がわかりました。
公衆電話の場所はネットで検索したらすぐわかるので、一度見ておけば損はないかと思います。
【すぐ売り切れるもの】
乾電池、ライト、ラジオ
カップ麺、水、お茶
そのうち乾電池買おうと思っていたので、いざ地震になると即売り切れ。
地震後も入荷待ち、あっても1人1個まで。
入手に苦労しました。
【デマと言葉の力】
消防の人があと数時間で断水すると言っていた!
自衛隊発表で震源地では地鳴りがしていてあと数時間で大きな地震がくる!
と嫁のママ友ラインでスクリーンショットが回っていたようです。
しかも、黒い背景に白い文字。より不安を煽る書き方になってました。
断水もデマ、自衛隊発表もデマ。
大きな地震の後は余震に警戒するのは当たり前です。が、あと数時間とか、消防が自衛隊がとか、不安を煽るものが多く。。。
有名スポーツ選手も数時間後に大きな地震が!と流していたり。。。
そもそも地震予知できるなら情報は正しいところから流されるし、自衛隊だけ知ってる情報って、と呆れてしまいました。
が、デマとわかっていても不安になります。精神的に本当に良くない。
流してるやつの気が知れないです。
熊本の地震でもデマが流れていたのを思い出し、スマホではyahooニュースだけから情報得て、他のsnsやyahooの話題(急上昇ワード)はあえて見ないようにしました。
情報収集も必要ですが情報の正確性や精神的にも、自らあえて見ないことも大事かなと感じました。
ーーーーーー今の北海道ーーーーー
ライフラインは全て復旧、ガソリンも通常通り買えます。
ホームセンターでも電池やライトも買えます。場所や物によっては個数制限がありますが。
スーパーでは牛乳、豆腐、納豆、ヨーグルトは個数制限ありますが、品切れは解消されてきました。
観光客激減のようでホテルも空いているようです。
雪の降る前で涼しくいい時期です。観光も普通に出来ますよ!
気象庁の地震情報で見ても余震回数はほぼ0。
地震のこと気にしないなら、今が観光の狙い目かもしれませんね。
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と長くなりましたが、こんな感じでしょうか。
皆さんに共有するだけでなく、私の備忘録としても書きました。
本当はボランティア行きたいのですが、仕事や勉強で忙しく。。。
落ち着いたら復興の意味を込めて地域の特産品を買って応援したいと思います!
厚真、安平、鵡川や他の地域でも被災された方や街がいち早く復興出来ますように。
Posted at 2018/09/23 16:43:28 | |
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