9月23日のアイドラーズスプリント第3戦は予選走行時に発覚したオイル漏れにより決勝走行はキャンセルしてしまいました。
雨降る中での修復はやる気にならなかったし、まず、対処するにもモノがなくてあきらめました。
空冷VWのクランクプーリーにはオイルシールという物が使われておりません。
そこで現在のエンジンを組んだ時にバーグのサンドシールを仕込んだのです。
一般的に出回っているアルミのスリーブにシールが組み込まれたタイプではなく、
ケースに専用の刃物にて溝加工を施す方式にしました。
オイルシールが収まるだけの加工を施します。
そしてこのようにシールをセットし、プーリーのハブ外径を旋盤で加工し、クロメートメッキ仕上げにしたプーリーを使います。
が、漏れてしまったのです。(春の3時間耐久にて)
ばらしてみるとシールは悪くなさそうなのですが、プーリーのハブに若干変形がみられました。
これが原因かな~?
そこでシールは使わないで、油戻し?の溝がハブに彫られた純正に近いプーリーに変更してみました。
KMRD製のプーリーで通常の物よりかなり小径になります。
オルタプーリーとほとんど1:1になり、高回転時の冷却ファンの回り過ぎを回避します。
ケース溝有・シール無・純正形状プーリーの組み合わせです。
試運転では問題なかったのですが・・・低負荷だったから発症しなかったのかな。
筑波では立派な漏れを起こしたのでした。
そこで、今回の対策としては
ケース溝にカラーを挿入・シール無・純正形状プーリー
これで行きます。
結局生まれた姿ってことですね^^;
せっかくなので、カラーはケースを彫った分より高さを2mmプラスして
よりプーリーとのクリアランスを詰めてみました。
ケースには熱膨張なども考慮して圧入はせず、カラーを少し小さく仕上げてG17ボンドでの固定で様子を見てみます。
そして、これでも漏れるときは・・・地面にあまり落ちないようにオイル受け作ってみました(笑)
Posted at 2012/10/07 15:12:17 | |
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