塩梅が良いor悪い
秋田でよく使われる言葉
あんばい とは言わず、あんべ と発音する
専ら、「調子」という意味で使われる
特に、体の調子と言う意味で使われることが多い
「胃あんべいぐね」
「腰あんべわりして病院さ行く」
「談合していいあんべにしてる」
最近のさくるどは、「体重落としたら大して体あんべ良ぐなった」
でも寒くなって古傷があんべ悪い
3年前かな
交通事故で中指と薬指の中手骨折って手術した跡
骨はしっかり繋がったけど、腱の塩梅がよくない
冷えると突っ張る感じがして、あんべ悪い時は拳を握るとちょっと痛い
ストレッチで伸ばしすぎた時の痛みだ
可動域が減ったんだろうな
いろいろ探して、パームウォーマーなるものを見つけた
なかなか珍しいアイテム
傷を隠すにはもってこいだ
指ぬき手袋は煩わしいし、手の甲だけ覆えるサポーターってなかなか無い
これは便利よ
手の保温効果も結構ある
装着すると、なんとも言えぬ厨二病感があるけど、実効があるので仕方がない
レントゲン写真
病院に診療記録を請求してデータを入手
レントゲン写真をゲットした笑
印刷して額に入れ、記念として飾ってある
玄関に(爆
そもそもこの傷を負った事故は、自損ではない
今の時期、ハタハタ獲るために男鹿に船留めてて、漁が続けば船で寝泊まりする訳だが
次の日の天気が悪そうなら、当然地元の飲み屋に繰り出すわけだ
一緒の船の年配の人(当時60歳)と同い年の奴と3人で飲みに行って、年配の同僚が70過ぎのおばあちゃんと意気投合してしまったんだ
しかもそのおばあちゃんは下戸さんで、カラオケ教室を謳ってるスナックにいつも練習しに来てるのだという
歌って踊って楽しそうにしてるのを若干引き気味に眺めながら、次どこ行くと言う話に
そしたらそのおばあちゃん、「私乗せていく」との事。地獄のツアーの始まりだ
この時点でさくるども同い年の同僚もかなりウンザリしてたのだが、60の同僚が相当盛り上がってる
仕方がないので付き合って、帰ろうってなったのが朝5時笑
俺も同い年も既にシラフ状態
おばあちゃんもシラフ。60だけ泥酔というカオスな状況で、港まで送ってもらった
漁師が次の日の仕事を気にしないで飲む程だ
天気は最悪で、土砂降りで雷光って嵐のような天気
おばあちゃんの運転は中央線はみ出すのが当たり前な感じでおぼつかない
ビクビクしながら乗ってたけど、4車線の広い道路のカーブで曲がらずにまっすぐ突っ込むおばあちゃん
ビクビクしながら乗ってて、「ここが際(きわ)!」とハッキリ感じた
おばあちゃんが「あっ」と言った瞬間、50km/hノーブレーキで電柱に衝突
記憶が定かでは無いが、隣で同い年が「おばあちゃん!?おばあちゃん!?」とか叫んでた気がする
「うわあどうしよ!救急車…何番だっけ」とか言ってたので、「119」とだけ言って俺の記憶は途絶える
気が付いた時にはもう救急車がピカピカ光ってた
「自分で降りれますかー!?」とか聞かれた気がする
運転席の下に転がってたスマホを拾って自力で降りる。特に怪我はないようだ
でも車から降りると外は土砂降り
自分で歩いて救急車に乗ってから気付いた
手がぼっこり腫れてる
アドレナリンのせいか痛みは皆無だったけど、折れてると確信できた
その他額から血出てたり胸骨含む何箇所か打撲したり腰の捻挫とか、割と重症だった
同い年は足の打撲のみ…
60の同僚はアバラ5本だか折って、デカい病院に運ばれ丸一日集中治療室に入ってたそうだ
おばあちゃんは事故の衝撃で座席がブッ飛んでダッシュボードに挟まれ、レスキューが出動してジャッキで隙間広げて救助するというメチャクチャな状態だったらしい
新聞の記事でしか知らんが、手足何箇所も骨折するボロボロの状態だったようだ
今時エアバッグがついてない軽なんて…
車から降りる前に俺も「おばあちゃん…?」て声かけたけど「うー」としか言わなかった
後で知ったけど、救急車3台、消防車2台、パトカー5台が集まる大事故だったそうだ
ちなみにおばあちゃんは今も生きててカラオケ三昧らしい
大したタマだ
折れた中手骨を固定するためのネジとプレート
全てチタン製
お幾らだと思いますか?
レセプションが残ってなかったので定かでないが、
ネジが1本6000〜7000円
プレートが25000と30000円
たったコレだけで13万円もするんです
抜錨手術の最中に、「ボルトどうするんすか」て聞いたら「廃棄します」とか言ってた
そんなもったいない事許すわけないだろ。「欲しいです」つったらくれたよ
銀歯入れた時の歯型ももらってきたさくるどである
だって、「捨てる」とかもったいないじゃん
掃除の時はガッツリ断捨離するタイプだけど、こういうのは違う
当人にとっては価値あるものだ
それにしても、この金色のチタンねじ
なんとまあタッピングビスである
局部麻酔で感覚が無かったが意識はハッキリしていた
骨に下穴空けてネジ打ったのは知ってたけど、まさかタッピングビスも入れてたなんて…
全身麻酔でもいいよとか言われたけど、局部麻酔を選択した
なんなら手術の様子も見たかったんだけど、それはダメらしい
術中、研修生ぽい女の子がドリルで俺の骨に穴掘ってネジ埋め込んだのも覚えてる
「こうでいいんですか?」とか不安げなセリフを聞いた
まあその辺もどうでもいいんだけど、自分の目でしっかり見たかったなぁ
長くなりました
要は寒くて古傷が痛いというお話
こうやって体に傷を刻んで人生は深まるのだと思っている
流石に無傷で一生を全う出来るわけはないよね
交通事故は、なにも安全運転だけで避けられるものではないです
乗る車は選びましょう笑
Posted at 2019/11/17 02:01:23 | |
トラックバック(0) |
雑記 | 日記