お久しぶりです。最近漁師になりつつあります(笑)。
本日めっちゃ気になるマカンSに試乗してきました。これはいい車ですね。売れまくると思いますヨ。
では試乗記行ってみましょう。
1
1年以上前から期待していたマカン。試乗車はマカンS。オプション約300万円ということらしいですわ。スゴ!
パッと見の印象は「高さはカイエンより明らかに低いけど、幅がでかい」。それもそのはず幅は1925mmもあり、カイエンよりほんの14mm狭いだけでした。その分スタイリッシュに見えるわけです。
男3名乗車で1時間ほど駆け抜けてきました。
2
コチラは展示車両のマカン・ターボ。素のマカンもマカンSもすべてターボが付いているので、最早マカン・ターボの意味は車格を表すと言っていいかも。フロントのデザインが少し違うぐらいで、別にマカンSでも十分にカッコいいと思う。
試乗記の写真はこのマカン・ターボも所々使用します。
3
マカンSを斜め後方より見たらこんな感じ。後部がすごくなだらかになっていて、ポルシェらしいと思えます。
4
■エンジン
写真はマカン・ターボのエンジン。確認してないけど恐らくマカンSもよく似た感じかな。
マカンSは3.0リッターV6ターボ。340馬力、460Nmの最大トルクで0-100km/h加速は5.4秒とのことです。
実際のフル加速では安心感が強いせいか物凄くスムーズに加速し、それほど加速の凄さは見られませんでしたが、高速道路の合流などでは何の不自由もないことでしょう。十分な速さを持っていると思います。最大トルクが1450-5000rpmで発生するので本当に楽に加速できます。
5
■シャーシ
サスペンションはエアサスではなく、PASMが装着されていました。エアサスの場合車高を変えたりできますが、通常はPASMで十分、いやPASMは最低限必須でしょう。アクティブサスなので、絶えず道路変化に適したセッティングになる優れもの。ノーマル状態では少し固めのセダンと変わらない乗り心地でとてもいいです。スポーツプラスモードでもそれほど大げさに変わるわけではなく、十分許容範囲内のショックの固さに感じました。ボクスターなどのPASMは明らかに変化するのが分かるのですが、マカンはその変化量が少ないように感じました。
タイヤ&ホイールはオプションの20インチです。標準は18インチですので、標準だとさらにいい乗り心地であることは容易に予想できます。標準モデルに乗ってみたいです。もちろんPASM付きでね。
試乗車にはPTV Plusが装着されていたのか定かではありませんが、そのハンドリングの良さ、特にニュートラルステアに思える素直さはSUVの中ではずば抜けているのではないかと思われます。後輪の方が太いタイヤ、前後トルク配分は基本的に後ろ重視。重いはずの車体が軽やかに向きを変えるのはドライブを楽しくさせます。これは気に入りました。
■ブレーキ
十分に効くのですが、最初その車重のせいかなかなか止まらない印象がありました。少し強めに踏む必要がありそうです。タッチは911やボクスターとは全然違うカイエンと同じような少しカックン気味な感じです。BMWほどではないので、すぐに慣れるでしょう。
6
■トランスミッション
7速PDKです。カイエンがトルコン式ATなのを考えると、マカンにはよりスポーティ路線を行っていることが良くわかります。カイエンのトルコンATはすごく車の性格にマッチしていて好印象でした。今回のマカンはトルコンATとさほど違わないくらいスムーズでショックが無くそれでいて電光石火のシフトチェンジは健在で、ほぼ完ぺきと思える出来栄えでした。スポーツ・プラスモードで停止するときも、1速に落ちてもショックはあまりなく、この辺がボクスターや911とのセッティングの違いだと思いました。ステアリングのパドルシフトは標準装備されました。
7
■内装
最近のP様はみんなこれですね。
センターコンソールの手前にあるボタンは少し押しにくいです。また乗り降りするときになぜかステアリングが少し邪魔でした。このオプションのパワーシートの場合、少し後ろに下がるのでまだましでした。
オプションのレザーパッケージが装着されていますので、ダッシュボードなどは結構豪華です。
ドア周りの樹脂部分は、少々安っぽいです。写真には写ってませんが特に後席のシートベルトが当たる部分は、モロ樹脂って感じです。
8
■運転席
ステアリングは豪華ですが、ボタン類は標準で付いています。メーター内の表示やオーディオなどを操作できます。
ステアリングのチルト・テレスコは電動でした。
1
■トランク
通常状態で500リッター、リアシートを倒すと1500リッターとなりますが、車体の大きさを考えるとそれほど大きいわけではありません。
私の最重要課題、釣り道具が積めるかっていうことに関しては十分でしょう。後部座席のセンターが倒せるのも〇。
底のふたを開けるとちょっとしたスペースがあります。テンパータイヤは無く、左側面にパンク修理剤が装備されています。
2
天井のスイッチも最近の他のモデルと同じです。試乗車はパノラマルーフシステムが装着されていました。ガラス面積が大きく、チルトとオープンが楽しめます。しかし、かなり傾斜したフロントウインドウのせいで前席からはその眺めをほとんど見ることができません。
このオプションは\292,000とP様にしてはお買い得な価格設定になっていますので、皆さん装着しましょう。
3
■後部座席
足元はあまり広くないですが、まあ許容範囲でしょう。家族車としても十分使えます。天井は少し低いので、180センチを超えるような背の高い方はちょっとつらいかも。乗り降りはCピラーと天井が少し邪魔になります。
4
これはマカン・ターボのタイヤ&ホイールです。19インチが標準です。
フロントブレーキは対向6ピストンです。ターボは赤キャリパー、マカンSはシルバーキャリパー、マカンは対向4ピストンの黒キャリパーです。
5
オプションの20インチホイールにするとボディからはみ出すのでちょこっとフィンが装着されます。私のMINIと同じですね。
6
試乗車にはアダプティブクルーズコントロールが装着されていました。これは単なるクルーズコントロールではなく、”アダプティブ”ですのでいろいろ状況に合わせて車が速度を変えてくれます。設定は30-210km/hで、例えば210km/hに設定しておくと、210km/hになるまでフル加速し前に車両が近づくと前車の速度に一定距離を取って合わせ、前車が居なくなるとまた210km/hまでフル加速するなんとも暴力的な機能です。
7
排気音は車内ではほとんど気にならないレベルでした。エンジン始動時はそれなりに野性的な吠え方をします。
8
テールランプは印象的です。
1
エンジンフードはアルミ製。エアインテークから入ったエアは一旦エンジンフードの真ん中の穴よりエンジンフード内に入り、左右の穴より下に降りてエアフィルターへ入ります。
2
これがエアフィルター。左右にあります。
通常エアフィルターの下からエアを吸ってゴミなどが溜まりにくくするのですが、この配置だと虫やゴミがすぐに溜まりそうです。大丈夫かな?
3
■結論
SUVとしてとてもいい車です。欲しいです。現実的には4発の素のマカンですね。0-100km/h加速が6.9秒ですので、決して遅くないです。いや、私のクーパーSより速いです。家族車としてはそれで十分ではないでしょうか。でも4人乗車で試乗したいですね。
スタイルがカイエンよりいい分、車内は微妙に狭いですが十分使える車だと思います。またハンドリングがすごく素直で気持ちいいです。
一番の問題は車幅でしょうか。我が家の最後の曲がり角が幅1830mmのエリシオンで結構しんどいです。幅が100mmほど大きくなる代わり長さが250mmほど短いので何とかなるのかな?オーバーハングとタイヤの切れ角しだいか・・・・
4
<注:写真はありません>
素のマカンのオプションは最低限以下の物を付けてください。私が中古で買うときに付いてないと困りますから >┼○ バタッ
・ポルシェ・ダイナミックライトシステム(PDLS)内蔵バイキセノンヘッドライト 283.000
・パークアシスト(前後)+バックカメラ 238.000
・パノラマルーフシステム 292.000
・ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメント(PASM) 210.000
・ポルシェ・トルクベクタリング・プラス (PTV Plus) 271.000
・シートヒーター(フロントおよびリア) 139.000
・リアシート用エアサイドバッグ 67.000
・フロアマット 22.000
・リアサイドウインドウ用手動ロールアップサンブラインド 39.000
オプション合計1721000
合計7721000
上記のOP選択の車両がわんさか増えることに期待します。
Posted at 2014/11/30 23:14:30 | |
トラックバック(0) |
ポルシェ | クルマ