パナメーラ4S 試乗コメント 1
投稿日 : 2009年10月25日
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試乗車はパナメーラ4S。
V8 4806cc 400ps 500Nm 7速PDKです。
サイズは全長4970mm、全幅1930mm、全高1420mm
車両重量 1940kgもあります。
燃料タンクは100L (*_*;
最高速度282km/h
0-100km/h加速 4.8s
いつものように市街地とちょこっとと飛ばせる郊外の道を走りました。男2名乗車です。
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■エンジン
カイエン譲りの4.8L V8ですが、チューンはかなり違うようです。車内で聞くエンジン音はさほどではなく、ひたすら後方より聞こえる排気音がいつものポルシェの音を奏でていました。爆音スイッチOFFでは静かな車となります。
400ps 500Nmもの出力がありますが、車重が2t近いので、ベタ踏みしても怖くなるような加速は無いです。しかし決して遅くは無く、あっという間に危険な速度域に到達します。しかし、乗員に与える印象は極めて冷静でスムーズで大きな安心感があります。4輪駆動ということもあるかもしれませんね。
もっと速く走りたい方はツインターボモデルがあります。
排気音はポルシェそのものなんですが、エンジンのビート感などは、やはりV8って感じに思えますが、悪くは無いです。
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■シャーシー
PASMとアダプティブエアサスペンションが標準装着されています。ノーマルモードではポルシェとは思えないほど乗り心地がいいです。ロールやピッチング、車体の沈み込みを少し感じます。街中では非常に快適です。恐らく高速道路でも、そんなに飛ばさないのであればこれが乗り心地いいと思います。
スポーツ・プラス・モードにすると、車高は25mm下がりサスの入力もダイレクトになります。しかしこれはノーマルモードに比べてであり、997等と比べるとそれでも柔らかく感じます。程よいスポーツサスペンションって感じです。決して突き上げ感などはありませんでした。
ハンドリングはかなり軽いです。これには驚きました。しかもBMWでいうところのアクティブステアリング並みに、陀角が小さいです。交差点を含むほとんどのコーナーは、90度程の陀角で曲がれました。速度が速くなっても重いと思うことはありませんでした。
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■トランスミッション
7速PDKです。今更説明するまでもありませんが、楽チンでシフトは超早く正確です。ノーマルモードですと、すぐに7速に入りたがります。しかし、加速しようとすると、瞬時に5速などにシフトダウンし、意思に対して遅れなく加速することができます。ステアリングの変速スイッチは、アップダウンが他社とは逆で、やっぱり慣れないです。
ここで書く内容ではないかも知れませんが、オートスタート/ストップ機能が装備されています。スポーツモードなどにしておくと、この機能は働かないのですが、とうとうポルシェもこのような機能を付ける時がやってきたかと思いました。ノーマルモードでもボタンを押せばこの機能はカットできます。エンジン掛かるたびに”ヴォン!”って大きな音が鳴るのは何だか恥ずかしいです。
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■ブレーキ
いつものポルシェのブレーキとは全く違う感覚でした。どちらかといえばBMWと似ているでしょうか。効き味は十分にありますが、少しの踏力でドンって効きます。少しオーバーサーボ気味です。ABSが働くぐらいのブレーキですと、やはり前にエンジンがあるので、ノーズダイブ気味になり、997のようなギューっと車体全体が沈み込むような感じではないです。
ブレーキローターは、ドリルドではなく2段スリットタイプでした。
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■外装
不思議なことに前から見ても後ろから見てもポルシェに見えます。ヘッドライト付近は明らかに他のモデルと類似デザインなので、一目で分かりますが、後方のデザインはかなり苦労したと思われます。結局Cピラーの角度や流れ具合、リアフェンダーの盛り上がり方などを似せることで、ポルシェ一族のデザインを守ったと思われます。
しかし、個人的に思うのですが、あまり格好のいいもんではないですよね。
それにしてもデカイです。これほど試乗車で対向車が怖かった車はありません。
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フロントフェンダーからの空気穴とサイドウインカー。
穴は実際に明いているのか確認しませんでしたが、パナメーラ独自のデザインですね。
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トランクはあまり深さはありませんが、面積が広いです。
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