今日ディーラーで新型A4を試乗してきました。
1.外観の印象
ディーラーへ向かう途中で走る試乗車をみるとやはり大きくなったなぁ。という印象でA4というよりA45というイメージですね。ボディ後半が少しストレッチしたかなという印象です。
2.室内の印象
後席が広くなったのは実感されます。Cや3シリーズと比べても一番広いだろうと思います。ただ、パサートには及ばないですね。
フロント周りは良くなっていますね。相変わらず質感は高いです。ただ、3.2と比べての装備のおとされ方にはちょっと失望感はあります。
3.シートに座ると
狭いと思っていて座ると意外に狭さを感じず、”こんなものか”という足元ですが、実は試乗が終わる20分後には...(後述)
シートは大変よくできているとおもいました。また、室内高さもあり、広々した感じはあります。
4.エンジンとミッション
試乗したのは1.8TのFF/CVTで自分のB7と同じ仕様なので、直接比較できます。エンジンのスムーズさは数段上です。高回転までまわしても自分のB7と比べたら”6気筒かね”と思うくらいにスムーズに静かに振動もなくまわります。
そしてエンジンも力強く、ひ弱さはかんじさせません。CVTも進化しており、微速時にもスムーズでB7のCVTより進化してます。黙って運転させたらCVTだと気づく人は少ないでしょう。マニュアルモードではB7よりもCVTらしさが残る印象がありますが、特に問題はないでしょう。DレンジとSレンジで事足りるでしょうし、シフトダウンのみマニュアルを使用するレベルでは問題ありません。
エンジンと駆動系の進化は素晴らしいです。
5.音や振動、動的質感
サスペンションのセッティングや乗り心地、ステアリングインフォメーション、エンジンのスムーズさ、音や振動等をすべてひっくるめて、動的質感と自分はいいますが、これはB7よりも2ランク程アップしていると思います。
しっかりとした剛性をもった上で、トヨタ車並みとはいきませんが、かなりの遮音性や振動の封じ込めがされており、それでも、操作感にダイレクトさをしっかりと残しているあたりは、なかなかやるなAUDIというかんじがしました。
6.乗り味
ハンドリングはかなり軽めの印象ですが、中立あたりのすわりは良く神経を使う程ではないです。ただ微妙な進路変更をすると切りすぎたり戻しすぎたりする場合もありましたが、慣れで十分解決できるでしょう。軽い乗り味というイメージです。
7.問題は..
一つ残念なのが、左足のスペースの無さ。自分の姿勢が悪いのか、乗り始めは“大丈夫そう”と感じたフロントへのドライブシャフトを通したセンタートンネル右側の張り出し部ですが、試乗を終える20分後頃には左足を動かしたい衝動にかられ、でも動かさせないというストレスを感じてきました。
狭さ苦しさへの反発みたいな感じです。
もっと、らくな運転姿勢がとれるのかもしれませんが、今日感じた状態では、左足だけはシートにあげて、半分胡坐をかく姿勢でもしないとロングドライブには行けそうもない気がしました。
この一点がなければ、小さな装備の不満とか、目つぶる事ができるほどの動的質感と室内の静的質感の高さで価格上昇も止むなしとおもえましたが、左足のスペースはちょっと問題になりそうな気がしました。
う~ん、惜しいなぁ!
Posted at 2008/04/05 21:47:44 | |
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試乗記 | クルマ