
タイトル通り、国道4号のバイパスだが、埼玉の越谷から栃木の宇都宮まで、全長80kmを超える区間に渡って市街地をバイパス(迂回)する。
この道路が非常に便利だ。
宇都宮市の区間は市街の外縁部をぐるっと1周できる宇都宮環状道路(通称・宮環)の東側区間を構成する。道路の整備に伴って分散してしまっている大型店やショッピングモールをはしごする際、十数キロに渡る移動を強いられるが、この新4号のおかげで、短時間での移動が可能になっている。
近年交差点の立体化が急速に進み、ほとんど信号待ちがなくなったことに加え、6車線化(高架部は4車線)整備も完了したため、大型トラックも多く深夜以外相当交通量は多いが、本線上における渋滞はほとんどなくなった。(しかし、その分バイパスから下りるところの信号を先頭に渋滞が発生することがある)
北関東自動車道と連絡する宇都宮上三川インター、その周辺に地元百貨店を核とするショッピングモールやジョイフル本田などが立地するインターパーク、イトーヨーカドーを核とする大型モールやシネコンなどが立地する陽東地区、ニトリやカインズホームなどが立地する平出地区など、宇都宮の主要商業集積地区を結んでおり、バイパスというより都市高速に近い。
平出地区で新4号バイパスは終点となり、旧国道4号バイパスと合流し北東に進路を変える。
直進しアンダーパスをくぐるとそのまま宇都宮環状道路になり、日光方面や東北自動車道宇都宮インター、市街の西側へ至る。新4号から外れた宇都宮環状道路は4車線で、沿道に大型店が集積しているため、週末などは渋滞が発生する。
新4号バイパスは、宇都宮と埼玉・東京方面とをほぼ一直線に結んでいるため、大きく西(群馬県寄り)へ迂回する東北自動車道の代替が利く。栃木県内は一部区間を除き6車線化されており、流れも速い。しかし埼玉県内区間は2車線の対面通行が多く、流れが悪く大きく時間をロスしてしまうことがある。また、4車線区間に入っても立体交差がほとんどなく、信号待ちが多くなる。栃木県内区間との差は大きい。
栃木県南部の小山で、北関東を東西に結ぶ幹線、国道50号と交差する。この50号も栃木県内区間は全線4車線で、流れも異常に速い。群馬県内や茨城県内は2車線の対面通行区間も多いのとは対照的である。
※2012/3/24追記
「新4号ってなんでコンビニが少ないんだろう?」って話が出た。
おそらく、流れが速すぎてコンビニを発見しても、止まれずスルーしてしまうのでは?
とくに最近、コンビニは全方向からの集客を狙ってか、信号のある交差点の角に立地することが多くなった。新4号の場合、交差点自体が少ないことに加え、立体の側道沿いでは需要が少なすぎ(コンビニに寄るためにわざわざ側道には下りない)だからではないか。
コンビニに限らず、ロードサイド店は極端に少ない。宇都宮の平出(新4号終点付近)にはカインズホームやニトリがあるが、この辺りは信号のある交差点がある。
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2012/03/21 01:11:33