
昨日、息子の高校入学式があり、息子の友人を乗せて入学式の会場まで送迎した。式典にはカミさんが出るということで、ママさん連中は別の足で会場へと向かうので、珍しく暇そうにしている私に白羽の矢がたった。
好きで暇そうにしていた訳ではなく、最初私も入学式に出る気満々で準備していたが、会場の都合で、出席者は1家族1名までという制限がついているのを、前日にカミさんから聞いた。。。。。
さて、息子を助手席に乗せて、友人の家を2軒廻りピックアップをおこない最終的には、運転手である私を入れて合計4名の乗車となったのだが。。。。
+3名乗車だと、何かがおかしい、加速は鈍く、巡航でもエンジンが一生懸命仕事をしているっていう感じで、丁度軽い登坂を走っているような感覚だ、一方でブレーキは重たい車体を一生懸命止めているって感じだ。
これは、重量が増えればごくごく当たり前のことだが、軽自動車や小型車であればわかるが、このクラスで、こうも顕著なのかと思ってしまった。
同じ+3名でもカミさん、息子、娘を乗せてX1を運転するが、このような印象は無い。家族で、お出かけしても大丈夫という評価さえしていた。
さすがに、フィットでは、家族4名が乗ってしまうとこんな感じになるのだが。フィットは小型車なので、このような体感に見舞われても何ら不思議ではないし諦めもつく。
更にいうとE90 323iの時も、大人+3名を乗せて運転したことはあるが、ここまで顕著ではなかっし、むしろその時の方が、メタボ気味のおじさん+3名なので高校生+3名よりは明らかに重かったはずだ。このことから、一人で乗っている場合より、重量増幅が大きいと感覚が劣化するのか?というと単純にそうでもなさそうだ。
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息子と友人2名(+3名)の重量増分
55kg x 3名 = 約165kg
息子とカミさん、娘(+3名)の重量増分
約135kg
【X1 xDrive20i】
車両重量:1,680kg
最高出力:184ps
最大トルク:27.5kg
パワーウエイトレシオ:9.13kg
【X3 xDrive20i】
車両重量:1,830kg
最高出力:184ps
最大トルク:27.5kg
パワーウエイトレシオ:9.95kg
【E90 323i】
車両重量:1,510kg
最高出力:177ps
最大トルク:23.5kg
パワーウエイトレシオ:8.53kg
【フィット】
車両重量:1010kg
最高出力:100ps
最大トルク:13.0kg
パワーウエイトレシオ:10.1kg
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カタログ読みでは、排気量こそX1の方が500cc少ないが、エンジン性能はNew 4気筒ターボエンジンのせいもありX1の方が上回っているが、やはりX1が4WDということもあり車両重量は+170kg増となり、パワーウェイトレシオでは、323iがX1を上回る。
明らかにこの重量増が響いてはいるのだろうけど、一人で通勤利用している時と、家族全員を乗せて運転する時では、著しい感覚の劣化はないのだが、今回、息子の友人を3名を乗せたときはそうではなかった。
その差は、約30kgの違いであり、たかが30kgでこうも違うものかと思うくらいだ、あるいは、この30kgのどこかに、急速に感覚を劣化させるボーダーラインが存在しているに違いない。
つまり、私とX1の間には、私の感覚を劣化させるボーダーラインが存在しており、プラス135kg〜165kgのどこかに、それが存在しているのだろう。
逆に、E90 323iの時はX1とのベース重量を考慮するとおおよそ、170kg + 135kg〜165kgとなり100kgの巨漢を3名乗せても大丈夫だったかもしれない。もっとも、本当にそんなことになったら車から伝わる感覚ではなく、見た目からくる感覚で、耐えがたいことになるだろうが。。。。
更に心配ごとは続く、私が心配することではないが同じエンジンを積んだNew X3 xDrive20iは大丈夫なのだろうか?と思ってしまう。New X3 xDrive20iの車両重量は、1,830kgとX1よりさらに150kgも重いが、知っての通りエンジンは変わらない。
先ほどの、私の体感理論だと135kg〜165kgの間なので、150kg重いX3は、小学生低学年以下の人間が運転手でも無い限り165kgを超えてしまう。X3 xDrive20iはさぞかし重く、鈍くさく、ブレーキフィールも悪いんだろうな?と思ったりもする。
まぁ実際にX3 xDrive20iを運転してみたらそんなことは無いのだろうけど。。。。。。
幸いではあるが、家族の中で今後、間違いなく重量増となるのは、成長に伴う要因で、息子ぐらいだ。それ以外は、肥満やメタボに気をつければ増の要因とはならない。ボーダーラインが135Kg付近に無ければ、息子が肥満にならない限り+30kgとはならないだろうから、家族4人は今後も大丈夫そうだ。
一つ欲を言えば、加速が鈍くさいのは我慢するが、やはり前輪ブレーキローターへのダクトは設けてほしい。SAVということで家族で、山などにも出かける機会も多いだろう。普通に運転していればフェードすることはまずないだろうが、折角、ベンチレーテッド・ディスクなのだからその性能を十二分に発揮できるようにしてほしいし、精神的に安心できる。
最後に、今回よい教訓になったが、ディーラでの試乗の際は、普段の使い方(乗車定員)を考慮して、試乗をすべきだと思った。まして、BMWはダウンサイジング化を進めている、馬力やトルクではアップしているとはいえ、そこにはカタログ値からは読み取れない人それぞれの感覚が絶体に存在する。
私も結果的に、事なきを得たが、いくら通勤メインとはいえ家族で出かけることも多々あるので、やはり試乗は家族全員でいくものだと思った。
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BMW X1 | クルマ
Posted at
2012/04/09 10:59:40