
いきなりですが今回はオーディオ関連です。
金曜日に行ってきました日本随一の規模と設備を誇るソニー・ミュージックスタジオへ。
今回運よく「スタジオ見学会」に当選したのです!
参加のために休日変更した事は会社には内緒です^^;

※尚今回の模様は撮影OKもブログへのアップはNGにつき残念ながら画像はなしです;;
乃木坂にあるソニーミュージックに到着して案内された会議室ではBGMが控えめに流れていて…
って、そのさりげなく置いてあるスピーカー「4344MKII」じゃないかッ!!
JBL好きの自分はこの時点で相当高まります。
そしてB3Fの第1スタジオへ。
ここでは国内外の名だたるアーティストがレコーディングを行っています。
外界から一切遮断された完全無音の世界。しかし人の声がはっきりかつナチュラルに聴こえる空間。
ここでレコーディングチーフエンジニアの松尾氏からスタジオにまつわるこだわりについて説明がありました。メモした内容を読み返すとこんな感じです。
・常に24~25℃、湿度60%程度に保たれている。大量の空気を天井のダクトから供給しているが音が全くしない設計。
・使用されている部材は床材、壁のクロスに至るまですべて本場アメリカから持ち込んだもの。ゆえに設計はインチ造り。
・スタジオからわずか9mのところに地下鉄千代田線が走っているが建物の地下全体がボックスで覆われている構造のため音の侵入はない。こりゃシェルターだわ
・電源はB1Fの専用の変電室から供給される超クリーン電源。このコンセントにつなげば掃除機でさえ良い音に!(嘘^^;)
次に分厚いガラスで隔たれたコントロールルームへ。
長大なNEVEのコンソール(72IN/48OUT !)を中心に足元、背面に新旧、プロ、コンシューマー用、あらゆる音響機器がぎっしり詰まっております。すべてそれぞれが選りすぐりの音のいい名器と呼ばれるものだそうです。見上げると超ド級の特注スタジオモニターが。(ウーハーとリボンツイーターはパイオニアTAD製)
めまいが…
そしていよいよハイライトの試聴です。
爆音!!! ・O・
圧倒的情報量の音が迫ってくる感覚。最高の楽器であるボーカルを中心にひとつひとつの音がしっかり主張している。アーティストの微妙な息遣いから気持ちまで伝わってくるような生々しさ。
高音が突き刺さるように降り注いでくるまさにモニター然とした正確な音であり、リスニングスピーカーとは対極にある音です。
もちろん私のような一般人が聴き続けられる音ではありません。いずれにしても忘れえぬ音となりました。
ちなみに試聴曲は前出のエンジニア氏のチョイスで下記アーティストのものでした。
いきものがかり
加藤ミリヤ
カサリンチュ(SME一押し)
浜田省吾
マイケルジャクソン
ビリージョエル
ひとつおもしろかったのは最新鋭のスタジオでありながらマイクロフォンにしろコンソールにしろ音の入口の仕様は「アナログ」であるという事実。
しかし音楽なんて聴けりゃーいいんだよ、音質なんてそんな気にしないって……しかり。
そんな圧縮音源がスタンダードなこのご時世に貪欲に最高の音を追及している人達って自分にはとてもカッコよく見えるんですよね。
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わたくし、ひとりメモってたり質問したりでよっぽど熱心なオタクに見えたのでしょうか。
帰りがけにMy Sony Clubの記者の方にインタビューされてしまいました。恥ずかしい^^;
さて、興奮の余韻を残しつつ自宅に帰りMyオーディオルームで音楽鑑賞です。
そりゃーうちのシステムでは到底あの音にはかないませんが日本一のスタジオにも勝るものが一つだけあるんです!
それは…
愛するポルシェがまじかに見える事ッ!!
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Posted at
2013/03/24 02:52:49