
11日土曜日に、長野の、中央道諏訪南インター近くの、
富士見パノラマリゾートのMTBダウンヒルコースに走りに行ったのだが・・・。
以前、ゴールデンウィークに行った時は、
125mmフストロークのロントサスに、リヤはリジットフレーム、
ブレーキはワイヤー引きディスクブレーキ(ローター径160mm)という、
DHを楽しむには貧弱過ぎるスペックのバイクで走ったのだが、
今回はレッドブルホーリーライド参加の為にレストアした愛車、

スペシャライズドFSR-DH2001年モデル、
前後200mmストロークのサスに、
対抗4ポッド油圧ディスクブレーキ(ローター径200mmぐらい?)
という、今時のDHバイクと大差ないマシンを持ちこんだ。
手始めに、他のコースに比べて、
比較的難易度の低い、全長7キロのCコースを下る。
コーナーをオーバースピードで進入してしまい、
バンクを乗り越えて藪に突き刺さるも、大きなトラブルなく、
楽しく走れた。
続いて、MTB全日本DHの公式コースである、
結構上手い人じゃないと走るの厳しいAコースを下る。
(上の画像がAコース)
とにかくコース荒れてるしタイヤ食わなくてキツ~イとか思いながら下る。
こコースの4分の3位を降りたあたりで、
前輪から、
プシューーーーーーー・・・。
前輪がパンク。、
コース上をバイクを押して下るのは、
他のライダーとの接触事故を招く危険があるので、
スキーコースのゲレンデ斜面をひたすら、3キロ以上押して下る。
眼下に見えるふもとのゴンドラ乗り場までの距離が遠い・・・。
嫌になるほど、眺めだけは良い・・・。
しかもかなりの急こう配なので、平地を歩くより遅い速度じゃないと降りれないし、
標高1000m以上とは言え、この糞暑い中、
プロテクターやフルフェイスのヘルメットで完全武装したまま降りるのは、
マジでハンパなく暑い!
大汗をかきながら、何とか下の駐車場にたどり着く。もうヘロヘロ。
気が付けばもう昼。仲間と飯食った後パンク修理して、
再びAコースにリベンジ!
身なりも雰囲気もいかにも速そうな、
最新のDHマシンに乗った二人組が居たので、
とりあえず、
ついて行ってみる。
しかしこの二人、
めちゃくちゃ速い!
じりじりと引き離されノビチェンコは必死なのだが、
本気組の二人は、まだ余力がありそうな感じ。
前の二人は、徐々に視界から消えそうになる。
とにかくこっちはタイヤ食わんし、
前の二人は最新最強スペックのバイクでなおかつ腕もイイ!
これはマジで厳しいっていうか、危険!w
コースの中ほどまで行ったところで、ジャンピングスポットがあったのだが、
ばびょ~んと気持ちよくジャンプ飛んで、5mぐらい先で着地したら、
前輪から、
パンッ!プシューーーーーーーーーー!
再び前輪パンク!!
しかもだ!
ジャンプの着地点の直後に左コーナー、右は森ってか、山の斜面。
ヤバい!タイヤのエアが一気に抜けたら間違い無く右の斜面に落ちる!ノビチェンコピンチ!!!
っと、思ったが、何とかコーナーを抜けきるまでエアが持ってくれて、
痛い転倒をせずに済んだのだが・・・。
再びコース外に出て、ゲレンデの斜面を押して下る・・・。
暑い、とにかく暑い。
今日は、乗ってる時間より、明らかに押してる時間の方が長い。
やっぱり、俺みたいにむちゃくちゃな走り方する人は、
DH専用タイヤと、DH専用の肉厚のあるチューブ使わないとダメだなぁ~、
なんて思いながら、汗だくになりながら、
カエルがピョンピョン跳びはね、
所々に鹿の糞が転がるゲレンデの斜面をバイクを押して下る。
その時、さらなるピンチがノビチェンコに襲いかかる!!
頑張れノビチェンコ!負けるなノビチェンコ!
続く・・・。
続き・・・。
ブ~~~~~~~~~~~~~~~~ン!!
ブ~~~~~~~~~~~~~~~~ン!!!
ブ~~~~~~~~~~~~~~~~ン!!!
俺の周囲を旋回する虫の大きな羽音・・・。
明らかに、
蜂っぽい感じがしたんだけどさ、
もれなく、
蜂でした。
本当にありがとうございました。
って冗談言ってる場合じゃねぇし!
見たところ、明らかに
スズメバチ科でしかも、
すげえデカい!(涙)
俺、完全にロックオンされてる。マジで。
とにかくバイクを押しながらダッシュで逃げる。
50mぐらいは進んだだろうか、ふと後ろ見ると、
着いてきてます(涙)
そしてまた50mぐらい進んだところで、振り返ると、ヤツは居なくなったかと思いきや、
周囲を旋回していやがります(涙)
なんという執念深さ(涙)
その後も息も絶え絶え走り続け。
更に100mmは走り続けただろうか、視界からその蜂は消えた。
足もガクガク、俺、大きくテンションダウン。
そして、麓の駐車場にたどり着くと、
しばらくの間、ぐったりして動けなかった。
スキー場内に夏場だけ営業しているMTB用品店があるのだが、
そこでぶ厚いDH専用チューブを購入し、
再びパンク修理して、
ガレガレに荒れたAコースを糞タイヤで走るのは危険なので、
残り僅かなコースの営業時間を、Cコースで楽しむことにした。
(Bコースは以前走った時ここつまらねぇ~って思ったので行く気無し)
1回下りきった後、休憩無しで即ゴンドラに乗りこみ、
山頂に到着すると、先ほどAコースに居た本気組二人と、
そのお仲間っぽい人一人がCコースを下ろうとしていたので、
即付いていく。
CコースはAコースにに比べるとそんなに荒れてないので、
前の3人とは、
俺が一人で走ってる時とペースと変らないので、楽しく走れる。
後ろから見てて思うのは、ここに通いなれてるのか、
3人とも美味しいライン通ってくなぁ~ってのと、
ジャンピングポイントではバイクを倒しこんだりと、
この3人、かなりノリノリであるw
ちょっと話を伺ったら、やっぱりレースとか走ってるそうで、
どこのレースか聞きそびれちゃったけど、全日本だろうなぁ。
3人を追いかけて、気持ちよく下ってたら、
コース中ほどまで降りた所で、
そこそこスピードの出る区間にジャンピングポイントがあり、
フロント上げて後輪から着地した所で、後輪から、
バシューーーーー!
という音がした瞬間、
一瞬で操縦不能になり、岩の壁に激突し、バイクから投げ出され、
何回転かしてコース外に倒れ込んだ。
リヤタイヤにはエアーは入って無かった。
楽しい時間は終わった。
ボロ雑巾のようになった俺は、
再び、長いゲレンデの斜面を、力なく押して下った。
その日は、
食わないウンコタイヤで無理して攻めすぎたせいか、
何度もコースオフしたり激しく転倒したりした。
右手をひねったのだが、
ちょっと痛いなぁ~って程度だったのだが、
帰り支度をする頃に激しく痛みだす。
帰りは、殆ど左手だけで車を運転して帰った。AT車で良かった。
帰ってから行きつけの自転車店でタイヤを確認したところ、
リヤタイヤは接地面が1cmぐらい裂けてた。
店の常連と店長は俺のトラブルや転倒の話で大爆笑。
あまりに話が面白過ぎたのか、
店長から新品のDHタイヤをタダで3本も貰ったよw
教訓。
俺みたいに限界ギリギリまで攻めたい人は、
DH専用の幅2.5インチ以上のタイヤに、DH専用のチューブを使うべし。
↑これがあればノントラブル。