冷却水リザーブタンク交換

ファンシュラウドがまたまた蒸気漏れを起こして周りが白く汚れてきたので、リザーブタンクを交換します。
今回は純正のファンシュラウドはそのままにしておきます。
タンクだけ交換します。
EU（ヨーロッパ）向けの純正のリザーブタンクがありますので、写真のような密閉型のリザーブタンクを利用します。

今回交換用にファンシュラウドを購入しましたが、これは部品として保管しておきます。
まだ部品は購入できます。
16711-50110　　￥10,989
このファンシュラウドは2015年4月に初めて交換。2回目交換が2019年3月。
2024年にまた交換となる。新車時に実装されていたシュラウドは13年間問題なく使えたがその後は4～5年位で蒸気漏れを起こしています。

前回使っていたEU向け密閉型リザーブタンクを再度使って見る。
今回は密閉型ではないので2箇所改造が必要。
ひとつはキャップです。密閉型はキャップが圧力を受けて動作する構造です。
従ってこのキャップは冷却の水圧を逃がしてやる必用があるのです。
キャップには穴を明けて常時圧力が逃げるようにしてあります。
水圧の調整はラジエーターキャップが行っているので、リザーブタンクのキャップはエアが抜ける構造に改造します。
キャップの改造は前回改造しているので再利用です。

リザーブタンクに付いているラジエータと接続されるホースが短いので10φのホースで延長します。

密閉タイプエンジンは本体に冷却水を戻すホースがあるのですが、これは密閉型では必要ないのでメクラ栓をしておきます。

延長ホースの接続部です。
この先はラジエターに接続されます。

ラジエータキャップにリザーブタンクのホースが接続されました。
いままで使っていたリザーブタンク(シュラウド）のホースはリターンキャップに繋いであります。

別の角度から見た写真です。

エンジンの冷えている時にホースの接続工事をしました。下の目盛りまで新たにスーパーロングライフクーラントをまず入れます。
ホースを繋いで暖気運転をします。
実際に走行した結果はOKでした。

水温90℃のときの水位は想定通りの状態になりました。

暖気後の水位です。予定していた水位です。密閉式リザーブタンクにある目盛りとは違っています、ホースが長くなった分冷却水の容量が増えたので暖気後の水位が少し増したのではないかと思います。
温度変化と冷却水の水位変化に異常は認められません。100Kｍ位走行していますが今のところ異常はありません。
暫くこの状態で使って見ます。