2005年11月29日
クルマの原価は一体いくらくらいか? 謎である。しかしディー
ラーの仕切り価格はおよそ7掛けであることを考えると、メーカー
出荷価格は5掛け。で、たぶんトヨタあたりは4.5掛けだろうと思
われる。以前に工場関係者から、ヴィッツは売れているが儲けが
少ないと聞いたから、低価格車のヴィッツあたりは4.5掛けを切る
のではと思ってします。
もちろんクルマの様な組み立て商品は、使用する部品原価が量産
すればするほど下がるから、大量生産車の場合は部品が安く、手
作りに近いクルマほど同じような部品であっても原価はずっと割
高になる。
こうしてみると、1000万円のポルシェは原価は500万円、120万円
のヴィッツは50万円を切るはず。ポルシェあたりはエンジンのコ
ストが高そうだが、ヴィッツなどトヨタ車などはエンジン原価は
安く、むしろインパネやメーター類の方が高かったりして(笑)
実際のところ、例えばサスペンションの前後の原価は各8000円と
して、インパネ、メーターユニットやシートは1万5000円とか2万
円とかするそうだから笑えない。
ちなみにライン装着OEMタイヤは1本あたり数千円との噂だが、関
係者は誰もがんとして口を割らない・・・まあ、専用開発ハイグ
リップの場合は1万円くらいはするのだろうけど。
Posted at 2005/11/29 17:14:31 | | 日記
2005年11月29日
例年に比べ、11月末だというのにそんな季節感が感じられない。
へたをすると夜間でも車外温度計は11度Cとか二桁である。欧州は
大寒波襲来だそうだが日本は今年も暖冬かな?
でもさすがに夜間などはエンジンが力強い。最近は夜間、それも
遅い時間に交差点から少し離れた芭蕉で警察官が見張っていたり
するので(携帯電話使用のチェックか?)飛ばしたりはしないが
気温が低めな分だけトルクが出ているフィーリングで気持よい。
自然吸気エンジンでももちろんそうなのだが、ターボの場合はこ
とさら吸気温度に敏感で、真夏と真冬では20~30psの差があると
いわれる。もともとカタログ馬力は、エアコンさせた場所でのデ
ータで、1気圧、室温20度Cでのデータだそうだ。
そういえば欧州は季節を問わず日本より湿度が低く、平均気温も
低いので、今の状態が欧州並みのパワーなのかな?
Posted at 2005/11/29 01:50:46 | | 日記
2005年11月26日
シーズン的に言えばスタッドレス・タイヤを用意する人がいるが、
東京や神奈川あたりでは、まず威力を発揮する機会がないので買
わない。買ったことがない(笑)栃木や埼玉の山間部あたりから
が必要ゾーンだと思っている。
関東からスキーに行くという場合でも、北海道タイプのスタッ
レスは不要で、本当は欧州タイプ、つまり高速道路のドライとア
イス対応タイプがあればよいのだと思う。日本の雪道はやっかい
で、東北・北海道地方はブラックバーン、アイスバーン対応のス
タッドレスが求められ、秋田や新潟など豪雪地帯はどちらかとい
えばスノータイプ、降雪地域でなくスキーなどのドライブ用は高
速タイプといった分類があるが、今では一緒くたにスタッドレス
と呼ばれ、販売店も北海道タイプをメインに売り込むようだ。
まあ、タイヤ会社の知人によれば、作る側も色々作るのが面倒な
ので極力種類を絞っている結果だともいうのだが。
スタッドレス化した初期の頃は、タイヤメーカーでむちゃくちゃ
性能に差があったそうだがターゲットコンセプトがアイスバーン
に絞られ、BSが発泡ゴムを発売してからは各社の性能差はなくな
ったそうだ。発泡ゴムはBSの特許らしいので、他社はオガクズや
短繊維を混入させている。これは繊維で氷面をひっかく、繊維が
脱落すれば、その脱落穴が吸水効果を発揮するということで、BS
に対抗している。けっきょく最近はBSも短繊維を混ぜているよう
である。しかし、発泡ゴムの宣伝が絶大だったためか、今でもBS
神話が生きているのには驚かされる。
現在では各メーカーでの細かな違いはトレッドゴムの柔らかさが
どの程度かといったところだろう。柔らかいほど、氷上ではよい
が摩耗が早い、剛性が低い(乾燥路で)といった弱点があるの
で、これはトレードオフの関係だと思う。
日本の特殊な降雪事情があるため、例えば北欧のスタッドレスな
どはまったくマッチしないし、ミシュランやピレリのスタッドレ
スもすべて高速タイプだったために北海道や東北ではまったくダ
メだった。90年代には、外人部隊が大挙して北海道にやってきて
1,2シーズンで日本タイプを作り上げ、今では日本のタイヤと
遜色ない性能にした。ポリシーからいって、ミシュランなどは耐
摩耗を高めているため、日本製より長持ちするらしい。
北海道タイプは、とにかくアイスバーン表面の水分を吸水するこ
とがなにより重視され、次が氷をひっかく性能であるという。
より寒冷地ではアイスバーンに水分がないので摩擦力が高いし、
積雪地帯ではアイスバーンより雪上性能が大事なのだ。
フォレスターに乗っているとき、関東で大雪が降り会社から自宅
まで夏タイヤで帰ったことがある。上り坂もぐいぐい走った。坂
の途中には上ることができず乗り捨てられたFFやFRのクルマはじ
ゃまで参った。
で、今ではFF車なので万一の時が心配。というかまだGOLFで降雪
に出会っていないので、どんな感じになるのかね? というのも
ESPが標準装備なので、けっこう走れるよ、ということは青森の人
に聞いたことがある。確かにトラコンがあり、横滑りが抑制され
LSD効果もあるから、そこそこ行けるんではないかと思う。
Posted at 2005/11/26 02:09:51 | | 日記
2005年11月25日
東ヨーロッパがEUに加入し、ECのマーケットはまた一段と広がっ
たが、ドイツなどは不況、失業の浪をかぶってしまっている。
東欧諸国などはクルマのマーケットとしても魅力的と考えられた
のだが、所得水準が低いので、けっきょくヒュンダイ、スズキ、
ダイハツなどが大いに売れ行きを伸ばし、その一方でVWなどはル
ポなどが失速気味らしい。VWグループのシュコダはまあまあらし
い。スペインのセアトは、一時はアルファロメオみたいなブラン
ドを目指していたが、戦略は練り直しだろう。
VW本体も、スポーツカーの開発などはしばらくは凍結されるに違
いない。またVW自体も、一段とコスト削減が行われるはずだ。
ECにおける東欧、これからの中国、インドなどを考えると、まず
は低価格のベースモデルが第一優先で、ヨーロッパにおける各ブ
ランドのCセグメントのプレミアム化路線はちょっと停滞しそうな
気がする。
Posted at 2005/11/25 23:59:13 | | 日記
2005年11月21日
イタリアに住んでいる友人が久しぶりに帰ってきたので会った。
この男はボローニュに住んでおるのだが、その最新情報(笑)
ランボルギーニはかのスーパーカー時代に一番人気を誇ったクル
マだが、実際はもともとは小さな農機具メーカーで、夢のスーパ
ーカーもぼろい長屋のような工場(こうば)で手作りで作ってい
たのはよく知られているが、今ではガラス張りの美しいビルが本
社になっているという。
しかも、社長から部長クラスまで、みんなドイツ人(笑)AUDIに
買収されてのはわかっているが、そこまでドイツ人がイタリアに
侵攻しているとは・・・しかし、ドイツ人もイタリア人のいいか
げんさには手を焼いているらしい。
日本は上から数えて4番目の大きなマーケットらしく、仕方なくイ
ンポーター制度(唯一の)としているそうだ。まあ、こういうク
ルマは欧州ならダイレクト販売でOKなわけね。
今、もっとも期待されているのはロシアのマーケットだそうだ。
ん~~、ロシアにはオイル成金が沢山いるからね。しかし、ロシ
アでランボルギーニとは、時代も変わったもんだね。
Posted at 2005/11/22 00:05:09 | | 日記