"フィアットグランデプント" が登場しましたね。東モで見てスタイルに惚れ込み、かなり気になっていたクルマです。で嬉しいことに、さっそく乗る機会が与えられたのでレポートしたいと思います。
まずスタイル。てっきり3ナンバーなのかと思うほどのボリューム感だったんですが5ナンバー(全幅:1685mm)枠に収まってるのでビックリ。それくらい現車はボリューム感あります。
ジウジアーロデザインのエクステリア(ボディサイドにジウジアーロロゴを装着)は全体的に小奇麗な印象。乗っていてもあまり注目されないので目立たないスタイルであることを実感しましたが、
玄人にはわかる存在感があります。ただやけにフロントオーバーハングが長いのはなぜなんでしょう? コンパクトカーとして、小回り面で不利だと思うのですが……
あと細かいことながら、リアタイアハウスのインナカバーがちょっとはみ出す格好になっているのも、よく見ると洗練度に欠けるかも。これは日本の法規上、タイアがサイドにはみ出ていてはいけないためとられた措置なのだろうけど、それなら無理して大きなタイアもいらないのではないかと思います。
ボディーカラーは3色(黒、赤、青)からしか選べないとのこと。これはちょっと残念です。。ラテン車にいこうとする人は、やはり個性を求めるはず。私もできればもっとヴィヴィッドな色合いを求めたいです。
パールのイエローなどあったら素敵だろうなぁ。エモーショナルなデザインにすごくあうと思います。
インテリアはプレミアムハッチ路線。特に個性的なこともないかわりに、非常に高い質感を実現しています。このクラスの国産車にはない、しっかりと造りこみを感じさせる仕上がり。
ゴルフなどと比べても遜色ないでしょうね。
走りは荒削りながらも好印象。17インチタイアを履いているのにも関わらずゴツゴツした印象がまったくないのです。コンパクトカーなのにすごい。それに速度がのっているときは、
快適な乗り心地の中でしっかりした接地感を感じさせるのです。ただゴツゴツではないものの、突き上げの収まりが良くないと感じさせることもあり、
もうワンサイズ下のタイアを履いたらベストなセッティングになるのではないでしょうか?
エンジンは明らかにアンダーパワー。1.4リッターで95馬力、パワーウェイトレシオ12kg/psといった感じなので期待できるはずもないのですが、それにしても6MTもギア比に問題ありそうです。シフトチェンジの度に失速するような感じで、この組み合わせさえなんとかなれば吹けのいいエンジンをフルに使って楽しめることでしょう。もちろんこれはワインディングロードでのアップダウンの話で平坦路ではそこまで不満に思わないでしょう。でもとにかく
1~2、2~3、いずれも離れすぎだと思います。下り坂では伸びやかに加速してくれて気持ちいいんですけどね。
今現在、この "スポーツ" というグレードのワンラインナップですが、できれば
2リッターモデルが欲しいですね。そうすればMTで相当楽しめるモデルになるでしょう。装着するタイアを考えてあげれば足回りもいい仕上がりだと思うし。あと
1.4リッターにはCVTがマッチするかも知れません。富士重工が新しいCVT(ステラ用)を発表したことですし、それと組み合わせると面白いだろうな。
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ワガママ新車検証! | クルマ
Posted at
2006/07/02 17:42:01