電車に乗っていて「人身事故」という理由で足止めを食らった人は相当数いることと思います。首都圏ならなおさらでしょう。
でもその瞬間をみたことのある人は、果たしてどのくらいいるのでしょう?
しかし私はこの日、目撃した。
申し合わせたかのようなタイミングで……
編集部でのアルバイトを終えて、いつものように地下鉄神保町駅のホームに着いたのは午後6時過ぎ。
新宿駅の「湘南新宿ライン」の電車の発着時刻を睨んで時間調整しているため、いつも決まった電車に乗っている。そして乗車待ちの列に並んでいると、反対のホームに電車が滑り込もうとしている状況。
その瞬間、反対側の先頭にいた老人がフラフラと線路になだれ落ちたのです。
わざと落ちたのか、転倒したのかは定かではないけれど、その老人の姿格好は非常に貧しい感じ。
もしかしたらホームレスかもしれないと思うほど……
頭がいかれてしまっていた可能性もあるものの……。。
近くにいた人達は、自分に危険が迫っているかのように荷物を落として後ずさりしていました。
確かに末恐ろしい光景だから無理もなかろう。電車のけたたましい警笛は絶え間無く鳴り続け、電車が止まった後でも続いている。そのうち非常ベルが鳴り始め、駅係員たちは電車の中にもぐって事態の把握に乗りだした。
ちなみにこの出来事は、私のほぼ真正面と言える斜め左側で起きたもの。つまり一番見やすい場所で事件に遭遇したわけ。でもそんなことはちっとも嬉しくない。そのあと私は「嫌なものを見てはいけない」と思って現場から逃げて1時間ほど時間をつぶした。だからこの老人がどうなったかというのは知る由も無いこと也。ただあの状況だと「何事もない」というわけにはいかなそう。。とりあえず新聞をチェックしてみたいと思う。ジャーナリストになろうという者、このような事があったら積極的に詮索していかなければならないのだろう。しかし今の私には、まだそれだけの度胸がついていないようだった……
それにしても最近、「作り話か?」と思えるような経験をすることが多い。回数的にもホントに多いのである。「これはジャーナリストになろうとする私への使命なのか?」などと、真剣に考えている自分に呆れる……
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2005/10/01 11:18:56