
しばらく前から "マガジンX" でスクープされてたりしましたが、ついにスバルの "ステラ" が登場しましたね。
"R2" "R1" が予想以上に売れなかったために、なんと
"12ヶ月" という短期間で "プレオの後継" として仕上げてきた軽自動車です。
インパネが "R2" のまんまだったりでちょっとやっつけな感じがしますが、まぁ相当頑張ったんだろうなと感じさせます。
僕はレックス、ヴィヴィオ、プレオのどれにも乗ったことがあり、
新しい軽自動車には非常に期待をしていました。そしてどんな格好なのかと期待に胸を膨らませていたところ
"び、びみょー……"
いやもちろん悪いとか言う意味じゃなくて、なんて言っていいかわからない形だと思ったのです。メカニズムがいいのに "デザイン不在" と言われた "プレオ" の正常進化とう感じです。嫌味のない形と言えばそう言えますが、本当に特徴がないですね。"ステラじゃなければいけない" という理由を探しづらい。あと
"カスタムシリーズ" って、名前からしてあまりにもムーブを意識しすぎ。ちょっとスバルらしくないのかなぁって思ったわけです。
しかもこのカスタム、"BHレガシィ" の時のようなデザインテイスト……。
これを売る国内営業本部はちょっと苦労が多いだろうなぁ。。
しかしもちろんスバルの立場だってわかります。期待をもって世に問うた個性的な軽自動車が惨敗しては、ここは
"手堅いコマ" を用意するしかないと考えたのでしょう。
実際このステラ、そうとうユーティリティには力を入れています。軽ワゴンクラスはどれも実用性は相当優れているのに、さらに差別化して便利さを追求している。特に
"使える" シートアレンジを充実させているところは本当に立派だと思います。
そして相当に、
広報や営業に力が入っている。ステラのホームページは、すこしやりすぎな感(いろんな意味で無理してる)があるほど気合入ってます! これまでにないほどの勢いで、ある意味必死さも伺えますね(笑)。この努力が実を結んで
"スバルの軽" がまた元気を取り戻すことを期待します。これこけると本当にスバルはまずいことになってきそうで怖いです。もちろんそうなってもらっちゃ困ります……。。
しかしここまで書いといて提言がないのでは無責任だと思うので、ちょっと考えたことを書いてみたいと思います。あくまで私見ですし、無知を晒していたらスミマセン。
まず
、"技術のスバル" の軽自動車なのに、新しい技術が組み込まれていないのは残念なところです。
"4気筒エンジン(EN07)" "スーパーチャージャー"
"CVT" "4輪独立サスペンション"
どれも素晴らしいものだと思いますが、この組み合わせは平成になったときに出た
"レックスマレノ(クローバー4)" の頃から変わってないわけです。つまりレックスマレノから始まり、レックスフェリア、ヴィヴィオ、プレオ、R2に至るまで
20年近く同じフレーズを使い続けてきている(コレはレガシィなどにも言えること)わけで、リファインされているとはいえ、もう少し新しいものが欲しくなります。
技術で売るなら何かやって欲しいですよね。スズキでさえ直噴やったり、ダイハツもインテリ触媒やったりしてるんですから……。ホンダはツインスパークですよ!
あとは価格のことですが、
ちょっと高くないですかね? 標準グレードはさておいて、カスタム系はちょっと……。軽自動車をみると、高い値段をつけているクルマはどれもなにか "トピックス" をもっています。もちろん
ステラの内容はとても充実していますが、それをユーザに理解させられるかが成功の鍵ですね。竹中社長は "高価格軽自動車は儲かる" という旨の発言をされていたようですが、
ビジネスとして形にするにはかなり大変なことだと思います。
Posted at 2006/06/15 20:56:17 | |
トラックバック(0) |
ワガママ新車検証! | クルマ