2005年09月30日
トヨタ自動車が全国展開するレクサスチャンネル。8月30日の一般公開からはや1ヶ月が過ぎました。
メディアとしてレクサスに接する機会はこれまでにあったけれど、一般店舗に接する機会は特になかった。しかしユーザーがレクサスブランドに触れるのは一般店舗。そうなれば店に行ってみたくなるのが人情というものでしょう。
んなわけで地元の群馬県内にあるレクサスに行ってみました!
ちなみに群馬県という土地、レクサスの狙う「品格あるお金持ち」というのはそんなに多くないと思うんです。
もちろんかねてからの土地持ちや、中小企業社長となればレクサス相応の人もいることでしょう。
でもやっぱり多いのは土建屋とか水商売関係者とかいった類だと思います。
とりあえず行った感想からすると、後者が泣いて喜びそうな雰囲気だったと思います。
店全体の雰囲気としては、すごく整然としててそして厳かな静寂感が漂ってます。結構好感度の高いです★
でもひとたびお店に入ると、たくさんのロボットがいて参ります……。
もちろんこのロボット言うのはスタッフのことなのだけれど、プログラミングされたマニュアル通りにしか動いていないという印象を残念ながら受けてしまいました。。
しかもそれが消化不良でなんともギコチナイ感じ。
「笑うセールスマン」のような笑顔で「メイド喫茶」バリのおもてなしをしてくれるのは、好みの分かれるところじゃないでしょうか?
お辞儀が深いのはとてもいいこと! でもちょっと長すぎてこっちのリズムが狂っちゃいますよね。
そういう育ちをしていない僕がいけないんでしょうけど、この店に行くと、先方のリズムに乗せられる感じで疲れちゃいます……。
そのときいたお客さんはたぶん、以前からのトヨタ店トヨペット店の顧客だろうと思います。
つまり「セルシオ」や「クラウン」を買っていた人達。
ただそんな人達がこのお店に来るために素敵な服装をしてきた感じがしてちょっとおかしかったです。
同地区の群馬BMW(元丸善)、ヤナセにも行ったことあるけど、まったく雰囲気は違って、高級感がすごく自然なんですね。
真の高級を知る人、本物のセレブリティというのはこれほどまでに気張っていないもので、自然体でありながらも品格を漂わせているものだと思うんです。
しかし世の中のセレブブームで、違ったイメージでセレブを捉えてしまった人が多いのではないでしょうか? そしてそれを真似してみようと思う人もいる。
だから誠に勝手な意見ながら、そういう人にはこのレクサス店、なかなかいいんじゃないでしょうか?
レクサス店スタッフだって、みんな帰るときには「カルディナ」とか「カリーナ」に乗ってる普通の人。
その人達もきっと勉強する過程にあると思います。
だからひどい言い方をすると
「壮大なオママゴト」を天下のトヨタが繰り広げてくれているおいう印象を僕はもってしまいます。
結論を言えば、レクサスはこれから修行をしていく身。もう少し自然なオモテナシや、本当のプレミアムのあり方を学んで改善していけば、成功することも無理じゃないと思います。ただ最初頑張りすぎて方向性を間違っちゃったかもしれない……。
コンプレックスが見え隠れしているのもちょっと頂けませんし……。
Posted at 2005/10/01 12:13:16 | |
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事象コラム | クルマ