
プジョー406の車検が3月に切れていて、不良箇所もあって車検をとるわけにもいかなかったので、
4月になって乗るクルマがなくなってしまいました。
ホンダのシビックは乗りづらくてしょうがないから乗りたくないし……(最近のホンダ車はこのようなのが多いです。。)
ってなわけで、
スバルプレオの車検をとって乗ってみることにしました。
軽自動車なのですごく維持費が安いってのがポイント。僕は自分で車検に行くのですが、
5万円もあれば車検とって登録しておつりが来ちゃうんだから魅力的!
またあまり知られていないことながら、軽自動車の場合、自動車税の月割り概念がないため、
4月に登録すればその年の税金はまるまる払わなくて済む。つまり3月31日に登録するのと4月1日に登録するのでは7200円も経費が違ってくるワケ。
なんでプレオにしたのかと言うと、
軽自動車としてこれ以上の完成度のクルマがないから。
ちょっと言いすぎかと思うかもしれないけれど、実際、このクルマの出来は他の軽自動車とまったく異なる次元に達していると思う。
でも外見だけ見たのだと、とてもそうは思えませんよね。まるで営業車みたいですから(笑)ここがもったいないところです。
まず走り。
マイルドチャージと呼ばれるユニットは、最初聞くと何のことだかわからないけれど、要は
過給器付きのエンジン。軽自動車だと維持費などの面で過給器に抵抗を示す人もいるだろうからそういうネーミングをしたんでしょうな。
でもこのエンジンがかなり秀抜。軽自動車では希少の4気筒エンジンにインタークーラーなしのスーパーチャージャーを組み合わせ、
最高出力58馬力を発生(後期型は60ps)。
同排気量3気筒エンジンに比べて劣ると思われる
中低速トルクを過給器でうまく克服して、NAライクな自然なトルク感を実現している。
4気筒エンジン自体の音量は決して静かではないかも知れない。音量だけで比べれば最新のライフに負けてしまうだろう。しかし
4気筒ならではの高級なサウンドであり、聞いていてとても心地よい。そして
i-CVTと呼ばれる無段階変速のオートマと組み合わせて、
ウルトラスムーズな走りを実現。
ヴィヴィオまでのECVTはパウダリークラッチを使っていたので渋滞や、発進、車庫入れのとき不自然な感じがしたものの、プレオにはトルコンが組み合わされているので、不自然な感じはまったくない。ただ低速域でトルコンを使っている状態から、中速域でロックアップに切り替えるときにちょっと変速にも似たショックを覚えるのは残念。最初の加速時だけ軽自動車を感じてしまう……。でもこれは
後期型で完全に克服されている。
そして速さはちょっと驚きのレベル。そしてその加速をスルスルと何事もないように成し遂げてしまう。正直、ハーフスロットルで普通に加速しているつもりでも、他のクルマはなかなか追いついてこられない。とにかく無理している感じがまったくしないのだ。
これは乗ってみると感動するレベルなので、是非試して欲しい。
ただ燃費は平均して
11km/lとあまり振るわない。まあ僕の乗り方だと仕方ないけれど……
足回りの出来も素晴らしい。ヴィヴィオに乗ったときに
"なんでこんなに安心してコーナーを飛ばせるのだろう"
と驚いたけれど、プレオは背が高くなっているのにこの感覚がまったく変わらない。高いアイポイントでこの安心感を味わうとかなり
不思議な感覚だ。そしてサスペンションストロークがヴィヴィオよりたっぷりとってあるためだろうか、
乗り心地も相当いい。
そして視界の良さと室内のちょどいい開放感。これはR2になってなくなってしまった、プレオの美点。軽自動車でこの2点を犠牲にするR2はある意味勇者だと思います(笑)
内装やデザインはもうちょっと考えてから書いてみます!
Posted at 2006/05/15 20:58:28 | |
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