
ステルスカラーといえば、本来はその姿をなるべく目立たないようにマットなカラーで塗装されているのですが、それが自動車の場合だと、車が溢れかえる都会ではその放つオーラに引き寄せられて、街中では逆に目立ってしまいます。

ステルスと聞いてまず連想されるのはやはりレヴェントンですが・・・
マットブラックに塗られた自転車が脚光を浴びたのはもう10年以上も前のことです。

アメリカの自転車メーカーであるCANNONDALEが世に送り出したBADBOYシリーズは、マウンテンバイクのフレームにロードバイクに使用されるような細いタイヤを履かせたクロスバイクという新たなジャンルを確立し話題を集めました。

ただその機能性以上に注目を浴びたのは、マットブラックに塗られたまるでステルス戦闘機を想起させるような斬新なカラーリングでした。自動車でもトレンドになりつつあるマットカラーの起源は、もしかするとこれなんじゃないのかと思ったりしています。

URBAN BIKEというようにもカテゴライズされるクロスバイクは、今では各社から多数発売されていて、マットブラックの自転車も最近では珍しくないのですが、都会の昼間では目立ってしまうその姿も、夜になると影と同化してしまって危険な為、ロゴマーク等がリフレクトカラーになっていて、車のヘッドライトが当ると自らの存在をアピールします。

BADBOYシリーズは毎年マイナーチェンジしているのですが、ちなみにこの画像は2006年モデルのもので、歴代のBADBOYの中で最も気に入っているモデルで、フォークをレフティと言われる片持ちタイプのものにカスタムしています。

このモデルで採用しているこの独特なパターンのタイヤは、偶然にもRCZと同じコンチネンタルのスポーツコンタクトで、耐パンク性能も高く悪天候下でもそこそこ走れます。
Posted at 2012/02/18 02:25:11 | |
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CROSSBIKE | 日記