
「余興な興行なんでしょ?」
と割と冷ややかに見られがちなのが
クラブW杯(通称トヨタカップ)
でも日本で海外の強豪チームを
観戦できるイイチャンスでもあります
FCバルセロナ vs インテルナシオナル
団体競技をテレビで観戦すると
全体の流れがパっとわかんないですから
やっぱ現場で観るのが一番イイです
感想:
「えええ~??(´・ω・`;)」
前半20分までは
「インテルナシオナルは
何かテキトーなパス回しばっかりで
アリバイシュートも多いから、
まぁ2-0くらいでバルセロナが勝つかな」
とあなどっていました。
でもそこから何かが変わってきた。
守備のイイチームに苦戦しているときのバルセロナという風に変わりはじめました。
肝心の攻撃も前の方でウマくボールを展開する場所を作りきれなくて散発的。
「といっても、段々、インテルナシオナルの守備陣がデコとロナウジーニョを離れた位置に追い出せなくなってきてるし、マンマークディフェンスの割にはちょっと追えてないところもある…そのうちホコロビができちゃうからそこを突付いてバキューンだな」
と、まだまだ楽観しておりました。
が…そのうち、間違いに気付きました。
「違う、あれはインテルナシオナルがバルセロナの攻めパターンをもう読みきっちゃったから、追いまわしてデコとロナウジーニョを引き離す労力を使うよりも、ヤバい攻撃の芽だけ詰めればイイっていう省エネ作戦に変えてきたんだ…(汗)」
インテルナシオナルのボランチ+守備陣のディフェンス技術は結構高く、要所要所でちゃんとバルセロナの攻撃をはじき返していたのです。
ゾーンディフェンスからマンマークディフェンスへの切り替えがとてもスムーズだったので、僕のオバカな目には
「集中が切れてきてホコロビが出てきた」
と見えただけのハナシでした。
※ゾーンディフェンスは要所要所でマンマークディフェンスに切り替えるのがポイント
攻めれば攻めるほどバテてくるもんでして。
インテルナシオナルは、守備に相当の自信があるのでしょう。
まず彼らはグジョンセンを無力化したあと、デコとイニエスタの無力化にとりかかりました。
早速バルセロナの左サイドを前後に揺さぶってきました。
精彩を欠いていたDFマルケスの側を攻め立てることでMFモッタの加勢だけでは足らなくなり、デコとイニエスタが頻繁に前線と自陣を往復しはじめます。
すると、段々と二人のパスは「仕方がないからそこに送るよ」パスに変調してきました。
そうなるとロナウジーニョもジュリも大勢に無勢で闘うハメになり、ゆっくりとその調子を落としていきました。
そして運悪くザンブロッタが負傷。
これでマルケスの側の守備がさらに脆くなってしまいました。
この時点が今回の試合のミッドウェー海戦。
インテルナシオナルの攻めは実に組織的で
サイドチェンジもスムーズですし
ヤバくなったときのバックパスが極めて鋭いため
そこからカウンター攻撃を食らうこともありませんでした。
適当なブラジル風アドリブプレーにみえたパス回しは
恐らくキッチリと連携練習しているやり方なんでしょうね。
でも、何やかんや言っても、
この日の試合は観戦できてよかったナと思いました。
何たって、
「まぁレアル・マドリーのように花試合(=座興)的なプレーになるのかな」
と思ってフタを開けたらアラ不思議
ガチで闘うヨーロッパの強豪チームが見られたんですから。
Posted at 2006/12/19 13:21:23 | |
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