1999年4月7日タロウが、我が家に来てくれた。
彼の生い立ちは壮絶で、虐待の末2歳の時保護された子でした。
五反田のペットショップの片隅でゲージの奥に一緒に保護された
プードルのアプリコットと、まだ売れていないシーズーや柴犬の子犬
に邪魔にされながら本当にゲージの隅にうずくまっていました。
店主に話を聞かせてもらいながら膝が震えるぐらい怒った事を
思い出します。ろくに予防接種も受けていなかったのでしょう
家に来てくれてすぐに連れて行った、南青山に有る動物病院と
初期訓練所を併設する施設にタロウを連れて行き状況を説明すると
先生がいろいろと教えてくれました。まず、頭を撫で様と手を出すと
首を引っ込める、これは、虐待を受けていた犬の典型的な反応だそうです。
劣悪な環境で生活していたのでしょうフィラリアも陽性反応で
キャバリアにとって致命傷になりかねない状態でした。
フィラリアが完治するまで約2年、頭を撫ぜて首を引っ込めなくなるまで
3年はかかったと思います。それでも人間が大好きで大好きで
いつも彼に元気をもらっていた様な気がします。
私たち夫婦には子供がいないので本当の子供のように可愛がっていました。
けんかをしてお互い気まずい時には私達の間をいったり来たりしながら
仲を取り持ってくれました。今ではタロウが居ないと仲直りの方法が解りません。
タロウお願いだからもう一度目を覚まして欲しい。
人を信じる心が毛皮を着たような子でした。
タロウ本当にありがとう、君のおかげで楽しい生活でした。
君がいないから、けんかの時の仲直りに時間がかかりそうだけど。
すいませんコメント無用にて
Posted at 2010/02/12 22:31:29 | |
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タロウ | 日記