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2010年10月23日

東京ぶらぶら観光ツーリング第2弾 初日(お茶の水ニコライ堂〜サッカーミュージアム〜神田まつやでゴマ汁蕎麦〜巨牛荘でプルコギ)

東京ぶらぶら観光ツーリング第2弾 初日(お茶の水ニコライ堂〜サッカーミュージアム〜神田まつやでゴマ汁蕎麦〜巨牛荘でプルコギ)  先週の「東京ぶらぶら観光ツーリング」をして、「意外と回ってないトコ多いよね。」「もう少し都内を回ってみようか」と言う事になり、「東京ぶらぶら観光ツーリング 第2弾」を1泊2日ですることにした。

大型バイクで下道の近距離を走るのは、涼しくなった今だからこそ出来る事でもある。
真夏だと、真夏日に渋滞にはまってラジエーターのファンが回り出したり、突然の夕立や雷にやられると動きが取れなくなる。

スタートはゆっくりで、昼前にツレと合流。
昼飯を「神田まつや」で蕎麦を食おうと言う事になり、とりあえず秋葉原方面を目指す。(と言っても秋葉原は自転車でも15分くらいの距離なんだが)

少し昼飯には時間が早いので、秋葉原を通り過ぎ、お茶の水の「ニコライ堂」に行く。(千代田区神田駿河台)
「ニコライ堂」の正式名称は「東京復活大聖堂」だが、日本に正教会の教えをもたらしたロシア人修道司祭「聖ニコライ」にちなんで「ニコライ堂」と呼ばれている。

1891年に竣工、関東大震災で被害を被り、1929年に現在の形に修復されたらしい。

設計は、明治時代のお雇い外国人で、鹿鳴館・旧岩崎邸庭園洋館・目黒雅叙園旬遊紀・旧古河庭園大谷美術館などを手がけたイギリスの建築家「ジョサイア・コンドル」。
東京駅を設計した「辰野金吾」は「ジョサイア・コンドル」の教え子である。



ここの司祭だった人に、坂本龍馬のいとこの「山本(沢辺)琢磨」がいる。
琢磨は、酒を飲んだ帰り道で拾った金時計を時計屋に売ってしまったが、それが不法なものであるとバレて、訴追を逃れるために坂本龍馬や武市半平太の助けで江戸から逃亡して函館に行くが、そこで司祭として来日していたロシア正教会のニコライ神父に出会い、教理を学び洗礼を受け、後に日本人初の司祭になる。

ちなみに琢磨は、「ニコライ堂」の建設資金を、困窮する神品・伝教者の生活費に回すべきだと「ニコライ堂」の建設には反対だったようだ。

第二次世界大戦戦時中、ニコライ堂は空襲による被害を免れて無傷のまま残った。
築地や神田神保町一帯も空襲がなかったのは、聖路加国際病院があったり、古書店街の蔵書の消失を恐れたからだと言うように、ニコライ堂もロシア正教会なので空襲されなかったとの噂があるが、長崎の浦上天主堂には原爆が落とされてるのでやはり俗説なのだろう。

そう考えると、戦争は全ての人の命や物を奪ってしまうとつくづく思う。
日本にも空襲がなければ世界に誇れる国宝級の建物がたくさんあっただろうから、ある意味、「ニコライ堂」が残ってるのは奇跡的な事だと思う。



ニコライ堂から本郷通りを北上し、御茶ノ水駅と外堀を越えて、順天堂大裏の「日本サッカーミュージアム」に行く。(文京区本郷)

ここは日本サッカー協会が2002年FIFAワールドカップ日韓大会開催を記念して開設した日本代表サッカーの博物館。
日本サッカー協会ビル(JFAハウス)にある。
 

顔出しパネル。


インタビューコーナー。


試合開始前の選手達の円陣に入れる。
顔は代表選手に似てるがマネキンなので不気味。せめて色を付けて臨場感を出して欲しかった。


日本代表の平均体格データ。
体脂肪率8.9%、身長178.65cm、体重71.96kg。
ん〜無理だ。


これもよく見るインタビューの様子が再現できる。


日本代表のロッカールームの再現。


選手がピッチに入場する際のフェアプレー旗。閉所恐怖症の自分には怖い。


トロフィールーム。



昼飯を食べに、本郷通りをアキバ方面へ進み、外堀通りを右折し神田方面に行く。

「神田まつや」に入る。(千代田区神田須田町)
ここも、1884年(明治17年)創業の老舗で、建物も東京都の歴史的建造物に選定されている。
蕎麦は手打ちで、食通の小説家の「池波正太郎」が足繁く通っていた名店なのだが、すごく庶民的でが気軽に入れる下町の蕎麦屋さんだ。
蕎麦専門店ではあまり出さないカレー南蛮、カレー丼などもあるのが粋だ。



名物の「ごまそば」と、天ぷら盛り合わせ、焼き鳥、鳥わさを注文する。
酒飲みのメニューだ・・・
つまみで1杯やって締めに蕎麦をたぐりたい!
ん〜、酒が欲しいがバイクなので我慢する。

「ごまそば」はゴマの香ばしさがあふれる蕎麦つゆで食べる。最期のそば湯までも美味しい。
コシもあり、のど越しも最高。

焼き鳥は串に刺さってないので、いつもなら酒のアテとして食べる。
これも蕎麦つゆなのか醤油の絡まり方がとてもいい。

天ぷらもサクサクしていて香りもいい。

ここは「そばがき」も香りが良くとても美味しい。そば湯に入った木の葉型をしている。

事前に予約すると、蕎麦の味と香りを楽しめる太い田舎蕎麦も食べる事が出来る。
 


お腹がいっぱいになったので腹ごなしに散策する。

「神田藪蕎麦(かんだやぶそば)」(千代田区神田淡路町)
ここは全国にある藪系の本家的な老舗蕎麦屋で、お店自体が歴史的な博物館のようだ。
ここと、浅草の「並木藪蕎麦」、上野の「池之端藪蕎麦」と合わせて「藪御三家」と呼ばれている。
ちなみに、「藪」「砂場」「更科」が「江戸3大蕎麦」と呼ばれている。

喉越しで味わうのが粋といわれる江戸蕎麦だが、藪蕎麦系などは色が濃く香りや風味は強くなる外側の三番粉まで使う(挽きぐるみ)黒っぽい蕎麦で、田舎蕎麦に近いがクロレラを入れてあるので緑がかっている。これは新蕎麦の色を再現してるのだろう。

蕎麦の実の中心の白いトコだけを使う「更級そば(御前蕎麦)」は香りは弱いが白くて上品な蕎麦。

藪蕎麦系の特徴は、蕎麦つゆの醤油の味が強く、キリッとしていてしょっぱい。
なので「つゆをちょっとだけつけて食べる」という江戸風の蕎麦の食べ方となる。
落語で、臨終を迎える江戸っ子が「死ぬ前に一度、つゆをたっぷりつけて蕎麦を食べたかった」と言う話は有名。


よく江戸蕎麦は「二八蕎麦(にはちそば)」と言われる。
これは、蕎麦を打つ際に、つなぎを使わない蕎麦を十割蕎麦と言うが、つなぎ(小麦粉・山芋など)を2の割合で、蕎麦粉を8の割合で打つので二八蕎麦(八割蕎麦)と言われる。
つなぎを使わない十割蕎麦は打ち方が難しく、蕎麦もポロポロしてちぎれてしまったりするので、少しつなぎがあった方が、ツルッとして喉ごしも良くなる。
そば粉10に対してつなぎ2の「外二蕎麦」と言うのもある。
このつなぎを海藻の布海苔で入れてるのが新潟の「へぎそば」である。



ここらあたりも空襲から逃れたため古い建造物が残っている。
ここは、鳥すき焼きの老舗「ぼたん」(千代田区神田須田町)



ひとっ風呂浴びようと言う話になり、ちろっと走って、荒川の葛西橋近くにある「旭湯」に行く。(江東区東砂)
ここは駐車場もあるので嬉しい。(月極もあるので確認した方がいい)
空がもう秋の空だなと実感する。
 

壁には、岬の灯台と、海に浮かぶ帆船やイルカなどが描かれている。

風呂は、薬湯、電気、ジェット寝湯、座風呂、ボディマッサージ風呂、サウナ、水風呂、露天風呂がある。
脱衣場の横には、露天からも入れる小さい和風の庭がある。喫煙所も兼ねてる。

常連さん達の憩いの場になってるようだ。



夜飯はお酒が飲みたいので、バイクを一旦、家に置きに行って、墨田区石原の「巨牛荘(きょぎゅうそう)本店」に行く。
かなり分かりづらく不便な場所にあるが、テレビ業界の人がよく来る事でも知られている。
店内には、たくさんのサイン色紙が飾ってある。

1Fは、以前は座敷もあったが今は全てテーブル席だ。



ここは焼肉屋さんなのだが、名物は、特注の鉄板(鉄鍋?)で焼く「プルコギ(タレに漬けた味付き焼肉)」だ。
他にも人気の「ケジャン(生ワタリガニの塩辛)」や「納豆ユッケ」を頼む。
先に、ニンニク焼きや、厚切りの上牛タン、和牛特選ロースなどを網焼きで食べる。
 

お目当ての名物のプルコギを食べる。
鉄鍋の表面には溝があり、肉汁や脂が伝わってフチに落ちるので意外とあっさりしてて超美味い。
ビールにも良く合う。
 

プルコギを食べた後は、焼いた後の肉汁で作る「焼きうどん」。
これも名物で、それを最期の締めで食べる。これが美味い!
 


腹ごなしに、けっこう歩いて、「牛嶋神社」に行く。(墨田区向島)

ここは、隅田川沿いにある墨田公園の一角にあるが、5年に1度の大祭は、鳳輦(ほうれん=御神輿)を黒牛が引き歩き、とても盛り上がる。

貞観年間(859-79)に頃慈覚大師が建立したらしく、ご祭神は須佐之男命(すさのおのみこと)だが、ここは「撫牛(なでうし)」で有名。
「撫牛」は、自分の体の悪い部分をさすって、牛の同じ場所をさすると病気が治ると言われている。
子どもが生まれたとき、よだれかけを奉納し、これを子どもにかけると健康に成長すると言われている。
また、神社では珍しく、狛犬ではなく狛牛がいる。


この牛の石像は、江戸時代の文政8年(1815)ごろ奉納されたらしい。


牛嶋神社の鳥居なめで見るスカイツリー。
ここら辺だと住宅街であまり高いビルがないので大きく見える。
近くの言問橋を渡った浅草あたりからはスカイツリーの絶景スポットになっている。



この後、すぐ近くの三ツ目通りを渡った所にあるディープなスナック「ずっけろ(墨田区向島)」にカラオケをしに行く。
スナックと言ってもホステスがいる訳ではなく、宮崎県都城出身の面白いマスターがやってる、平均年齢の高い地元民御用達の店だ。
もう長い付き合いだが、昔は喫茶店をやっていてゲーム機なども置いてあったそうだ。
「ずっけろ」とはイタリア語でお砂糖という意味で、マスターが「オードリー・ヘップバーン」の「ローマの休日」が好きなんだそうだ。

ここには90歳を越えた着物を着た女性がほぼ毎日来る。
なんでも吉本興業の東京芸人第1号だったそうで今でも芸事をしているとの事。
元気で毎日、肉を食べていて、大きい病気はした事がないそうだ。
ただ、子供の頃から太田胃散だけは飲んでるとの事。

以前、東北で出会った90オーバーの女性も同じく、風邪一つ引いた事ないが、太田胃散は飲んでると言ってた。
長寿のヒミツは太田胃散なのか?

地元の年配の方々に混じってカラオケや会話を楽しんで店を後にする。
店の前が三ツ目通り(先はR6水戸街道)で、ちょうど車のスピードが出る場所なので、前の押しボタン式の横断歩道を渡る。
スカイツリーがキレイだったのでマスターと一緒に撮影するが、シャッターが開いてる間に酔っぱらいは動いてしまうのでうまく取れなかった。



言問橋で隅田川を渡って、台東区に入る。
言問橋(ことといばし)は在原業平の詠んだ歌に因む。

東京大空襲(1945年3月10日)の時に、浅草と、川を挟んだ向島や本所の人々が「川の向こうに行けば助かる」と、両方から言問橋を渡ろうとして、すし詰めになり、そこに焼夷弾や火災旋風がきて、欄干から多くの人が落ちて隅田川は死体で埋まり、言問橋の上には焼死体が積み重なってたらしい。
今でも橋の欄干には、焼け焦げた後なのか、焼けた人の脂分なのか、黒ずみが残っていると言われる。

浅草ROXの祭り湯に仮眠しに行く。

ひとっ風呂浴びて就寝。
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Posted at 2013/09/30 17:58:45

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