• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Ken-ziのブログ一覧

2010年10月05日 イイね!

逆さスカイツリー? &進捗状況@明治通りの福神橋

逆さスカイツリー? &進捗状況@明治通りの福神橋

墨田区のバイク屋さん(東京ヴェスパ)に寄る。
近くにコンビニがあるのでそこに行く。
そのコンビニの前が明治通りで、福神橋がある。


その福神橋から見たスカイツリーがキレイだったので撮影してみる。
どぶ川の水面もおだやかで「逆さ富士」ならぬ「逆さスカイツリー」状態になっている。

高さも、ずいぶん大きくなってきた。



以前、まくら橋から撮ってプリントしたと比べてみる。
福神橋からは西方向に、まくら橋からは東方向にスカイツリーがある。


ずば抜けて高いわけだが、デザインのせいなのかあまり高く感じない。
やはり東京タワーのように裾野が広がっている方がいい。

狭い敷地で高さを出すためにあの形になったと聞いた事がある。

そう言えば、こんな国家的プロジェクトなわけだが、デザインのコンペはあったのだろうか。
東武なので東武主催で進めたのだろうか。
できれば世界中にいる日本人デザイナーを集めて国民投票など大々的なコンペをして欲しかったと思う。

出来上がってしまえば、何十年かそれ以上、完成した姿で鎮座することになる。

建設中は、今、一瞬の姿であり、同じ表情が二度とないことから、貴重に感じる。
日々、成長する姿も、何かパワーもらえる感じがする。
Posted at 2013/09/30 17:56:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | スカイツリー | 旅行/地域
2010年10月03日 イイね!

栃木 福島 新潟 群馬ツーリング 2日目(越後湯沢駅〜三国峠〜名胡桃城〜沼田城)

栃木 福島 新潟 群馬ツーリング 2日目(越後湯沢駅〜三国峠〜名胡桃城〜沼田城)起床。
意外と涼しい。


ひとっ風呂浴びて、支度をする。
今日は帰る日なので、越後湯沢から南下して行く事になる。


湯上がりの火照りを外の景色を見ながら冷ますツレ。
三国峠の天気が心配だそうだ。



窓からの景色。
遠くに見える三国峠が白い雲に覆われている。
台風の時のビッグウェーブのようだ。
これはあの雲の下は大雨なんじゃないかと思う。
 


チェックアウトする時に、昨日のおじさんスタッフに、三国峠越えは大丈夫か確認すると、
曇ってるけどあれだったら大丈夫だとの事。

やはり昨日の「ラーメンどさん子」の事もあるし、地元の人の意見には従おう。



越後湯沢駅に朝飯とお土産を買いに行く。
無料駐車場にバイクを停め、駅2Fのフロア「がんぎどおり」にある、「CoCoLo(ココロ)」に行く。
ここは土産物や地酒、地元の特産品を扱う店舗と飲食店街がある。

この奥にあるのが「ぽんしゅ館」。
日本酒とお米のテーマパークと銘打ってるだけあり、100種類以上の日本酒が飲める、利き酒コーナー「越しの室」がある。
500円でメダル5枚を購入して、好みの地酒マシンにメダル1枚投入でおちょこ1杯分飲める。
電車だったら飲みまくりたいところだ。
 

そして、この隣に温泉「酒風呂 湯の沢」がある。
越後湯沢温泉の源泉にルコール度12度の酒風呂専用の日本酒を入れてるらしく、血行促進、美肌になるそうだ。
ここも日本酒を引っかけてから入りたいところだ。
電車の待ち時間が長い時はいいだろう。


地酒やお土産を売ってるところには、飲んだくれてグロッキーになってるお父さん人形が寝ている。
一昔前だとこんな人はけっこう見かけた。平和だったのか、飲んだ酒の質が悪かったのか。
でも「酒は飲んだら飲まれなきゃ」が酒の醍醐味であり、幸せな事だと思う。
 

お土産売り場の手前右奥に「うおぬま食堂 雪ん洞」がある。
ここでは一番おいしい米の産地(特A地区)の「南魚沼産コシヒカリ」100%のお米が食べられる。
それを自家精米・低温貯蔵し、大釜で一気に炊くと言う贅沢なご飯だ。

最近は「南魚沼産」→「魚沼産」→「新潟産」とコシヒカリのブランドエリアが広がってしまった感があるが、やはり旨い米と言えば「南魚沼産」のコシヒカリだ。

その「南魚沼産コシヒカリ」を使った定番人気の「爆弾おにぎり」を食べる。
20種類近い具材を選べる。
店内で食べると漬物、みそ汁がサービスで付いてくる。
 


酒バージョンの相田みつを先生っぽい銘が飾ってあった。
 



お腹がふくれたところで、R17で群馬を目指す。
関越道の方が早いが10kmも続くトンネルなので、バイクではやはりR17の三国街道で三国峠声が鉄板だろう。

神立高原、かぐらみつまたスキー場を過ぎると、貝掛温泉(かいがけおんせん)へ右折する道が出てくる。
貝掛温泉は眼病に効くと言われてる日本秘湯の会会員の宿だ。
上杉謙信が隠し湯とも言われている。
以前、スキーの際に寄った事があるが、ぬるいお湯の雪見風呂が幻想的で気持ちよかった。
今回は、さっき風呂に入ったばかりなので素通りする。

苗場になるととたんに町並みがリゾートっぽく拓けてくる。
雲がどんよりと灰色で今にも雨が降ってきそうだが、ホテルの人が言ってたように雨はふってなかった。

三国峠を越すと右側に以前行った「法師温泉」がある。


猿ヶ京、R17月夜野バイパス沿いの「名胡桃城(なぐるみじょう)」に寄る。(群馬県利根郡みなかみ町下津)
ここは豊臣秀吉の天下統一の総仕上げ「小田原攻め」の発端になった城だ。

利根川上流の右岸断崖部に位置していて、両側が切り立った天然の要害で、三の丸・二の丸・本の丸など主要な郭が一列に並ぶ連郭式の山城である。


この城は、大阪の陣や、猿飛佐助などの真田十勇士でも有名な「真田幸村(信繁)」の父「真田昌幸」の「沼田城」の支城であった。
「真田昌幸」と言えば、小大名でありながら徳川家康に2度勝った人物だ。というか負けた事がない。

北条と真田の領地トラブルを豊臣秀吉が調停し、沼田城は北条領に、真田氏の墓所があった名胡桃城は真田領として安堵された、にも関わらず、北条側が名胡桃城を奪取してしまう。
これが秀吉の出した惣無事令(私戦禁止令)に違反したとして怒りを買い、北条氏の居城の小田原征伐が行われる。
これによって大名としての北条氏は断絶してしまう。


と、言う話をボランティアガイドの人から聞いた。
とても丁寧に解説してくれた。
ここは隣の観光案愛所 兼 喫茶店が簡単な資料館にもなっていてガイドしてくれる。
蜂や蛇が出たり、急な崖などもあるのでガイドをお願いした方がいいかも。
今も調査をしていて色々出てくるらしい。



ちなみに真田家の家紋は、6枚の1文銭という小銭が並べてある有名な「六文銭(ろくもんせん=六連銭紋)」だが、この由来は、人は死ぬと三途の川を渡って冥土に行くが、その、三途の川の渡し賃が6文だったからだそうだ。

三途の川は、善人は橋を渡る・罪の軽い人は浅瀬を歩く・罪深い人は江深淵と呼ばれる難所を渡る、の、文字通り3種類の渡り方がある。

なぜ6文なのかと言うと6つの輪廻「六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上)」があり
、「地獄の沙汰も金次第」ではないが、この中のどこから生まれ変わってもいいように1文づつ渡すので」合計6文になるそうだ。

この事から真田の家紋の六文銭には「死ぬ覚悟はできている」と言う、事にのぞむには死を覚悟してやる、という強い意志が込められているのだそうだ。

やはり歴史上の戦国武将の意気込みはすごいな。



沼田バイパスから月夜野バイパスを横切り、沼田市内に入り、名物の「フリアンの味噌パン」を買う。
「フリアン」がやってる時間なので、本店?(新上之町店)で、お気に入りの「味噌バター味」購入。(群馬県沼田市上之町)
よく行く浅草のもんじゃ(お好み焼き)屋の大将も好きなのでお土産に多めに買う。この大将は、朝はパン派らしく、鉄板でパンを焼くそうだ。



このあと、沼田公園(沼田城趾)近くにある、文政8年(1825)創業の「東見屋饅頭店(とうみやまんじゅうてん)」で「味噌まんじゅう」を食べる。(沼田市下之町)
沼田で「みそまん」と言えばココ。
アットホームな感じで、創業の古さを自慢せず、自分の店より全然新しい店が「元祖」を名乗っても気にしないところがかっこいい。


注文するとその場で焼いてくれる。
パリッとした熱々の表面に味噌と炭の香りを感じながら口の周りをベタベタにして食べるのが普通。
甘すぎないタレも美味しい。

この上州沼田の名物「味噌まんじゅう」は、イースト菌ではなく酒種で作る風味豊かな生地で蒸した酒まんじゅう(京まんじゅうだとあんこ入り)を竹串に刺して、黒砂糖や水飴で甘くした濃厚な秘伝の味噌ダレを塗って、炭火で焼き上げた物だ。


これは、親の実家が沼田なのでガキの頃から食べている好物だ。(好き嫌いは多いらしい)
焼きたてはとても旨い。と言うか、冷めると固くなって噛みちぎれなくなる。

なので、お土産用は焼いてなく、家で焼くスタイルで撃っている。

この秘伝の味噌ダレもボトルで買う事が出来て、パンやモチ、ソース代わりにしても美味しい。

ちなみに、沼田だけ「味噌まんじゅう」と言い、前橋市・桐生市・伊勢崎市・太田市・館林市などの中毛・東毛地区(県南部)では「焼きまんじゅう」と言う。



この後、近くの「沼田城」に行く。(沼田市西倉内町)
今は沼田城址公園となっていて桜の名所でもある。

沼田城は、利根川の支流「薄根川・片品川」の浸食による有名な河岸段丘で、この崖上の台地に築かれた城で、戦国時代は、周囲を、上杉、武田、北条の国境で囲まれた城で、北上野(北関東)をおさえるには重要な拠点だったそうだ。

沼田城は天文元年(1532)に「沼田万鬼斎(ぬまたばんきさい)」が築いたが、沼田家はお家騒動で滅亡してしまう。
このお家騒動は、池波正太郎先生の小説「まぼろしの城」に詳しく書かれていて、上杉謙信や当時、武田信玄側だった真田昌幸なども登場する面白い作品だった。

天正8年(1580)に真田昌幸が入城し城の規模を広げ、天正18年(1590)に昌幸の長男信幸が沼田領二万七千石の初代城主になり、その後5代91年間の真田氏の居城だった。

関ヶ原の戦い前の「真田信幸の妻・小松姫の奇計」でも有名な城だ。
これは、真田昌幸と息子・幸村と敵対することになった信幸の不在時に、昌幸・幸村親子は沼田城に立ち寄り、「本意ではないが、敵味方に分かれてしまった。休息と、一目だけでも孫の顔が見たいので城を開けてくれ」と城を守る真田信幸の妻・小松姫に訴えるが、徳川四天王の一人で猛将として恐れられた本多忠勝の娘でもある小松姫は頑として入城を拒んだと言う話だ。
昌幸は開城されたら入城して沼田城を自分のものにするつもりだっかも知れないので、夫・信幸の留守中を守る身として最善な処置だったと思う。
しかし、あきらめた昌幸・幸村親子が沼田城を出発し、近くの正覚寺で休息を取っていると、小松姫は子供を連れて現れ、昌幸の願いをかなえたそうだ。これにはさすがの昌幸、幸村親子も感心したと言う話らしい。
何とも情が深い良妻賢母なのだろうか。

今は公園としては整備されてるが、遺構としては石垣の一部などがあるくらいだ。
しかし、崖の上から見る景色は、戦国の山城での戦に思いをはせる事が出来る。


R17で、利根川と上越線と平行しながら南下し、渋川の「永井食堂」に寄り、お土産用のモツ煮込み「もつっ子」を買う。(群馬県渋川市上白井)

日曜はお土産だけで食べられないのが残念。


赤城PAから関越道に乗る。
途中のSAでカツカレーを食べる。
 

箱崎PAに到着し、お互いの無事を喜び、解散して家に帰る。


2日間の走行距離 664.9km


●お土産もろもろ
フリアンの味噌パン
東見屋饅頭店の味噌まんじゅう
うおぬま食堂 雪ん洞の爆弾おにぎり
越後湯沢駅の魚沼自慢会の越後もち豚の味噌漬け
ぽんしゅ館の魚沼御菜の健康豚の生姜焼き
永井食堂のもつっ子
Posted at 2013/09/30 17:56:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 栃木 福島 新潟 群馬ツーリング | 旅行/地域
2010年10月02日 イイね!

栃木 福島 新潟 群馬ツーリング 初日(栃木前泊〜奥只見樹海ライン〜湯沢泊)

栃木 福島 新潟 群馬ツーリング 初日(栃木前泊〜奥只見樹海ライン〜湯沢泊)真保裕一のサスペンス小説「ホワイトアウト」に出てくる「奥遠和ダム」のモデル「奥只見」に行ってみようと言う事になり、仕事を終えての金夜出発にする事に。

「ホワイトアウト」は「真保裕一」のサスペンス小説で、日本最大のダムを占拠したテロリストから仲間の人質を救うべく立ち上がったダム運転員の活躍を描いていて、織田裕二主演で映画化もされた。

映画では富山県の黒部ダムなどが使用されたが、小説の中に出てくる地図は奥只見ダム周辺らしく、冬に閉鎖をしてしまうと言うスキー場の周りはどんな環境なのか興味があった。
おそらくアップダウンが激しくタイトなコーナーの連続で楽しめるだろう。
ただ何より景色がいいのだろういう期待を持った。

いつも通り、首都高の箱崎PAに集合して出発。



とりあえず今夜行けるトコまで行ってみようと言う事で、箱崎から首都高6号向島線で、乗ってきた駒形ICを過ぎ、堀切JCTから中央環状線に入る。
江北JCTで首都高川口線に入り、東北道に入る。

途中、佐野SAで宇都宮泊を決定し、ビバークできる健康ランドを探す。

鹿沼ICで降りて宇都宮駅方向に進む。
宇都宮は高速からアクセスが悪いといつも思う。

宇都宮の「ザ・グランドスパ南大門(栃木県宇都宮市今泉)」に到着。
ここはJR宇都宮駅からも徒歩10分くらい。

とりあえずひとっ風呂浴びる。

露天は、源泉掛け流しの湯や、上下2段の熱めとぬるめのお湯の温泉岩風呂、TV付きの露天があり、
内湯は、温泉と、炭酸泉、寝湯などがあった。
サウナは遠赤外線サウナがとても広く、庭園が見える。熱波(ロウリュウ)もやっているようだ。
あとスチームサウナがある。
ここは水風呂が水温別に2つあり、深くて大きいので、火照った体を一気に冷やせる。


レストランは座敷とテーブルの大きいファミレスみたいなトコと宴会場、バー、、関連だと思うが焼肉南大門が入っているようだ。

途中の佐野SAで買った栃木名物「レモン牛乳」「栃木の餃子ポテチ」。



前夜祭を終了し、締めのお風呂に入りに行く途中、ゲームコーナーにトランポリンなどがあり、遊びに興じる酔ったツレ。。。
誰もいなかったのが救いだ。。。


風呂後、2カ所あるレストルームのうち、フラットになる男性専用ルームで寝る事にする。


翌朝。
起床してひとっ風呂浴びて、支度して出発。


宇都宮餃子の人気店「みんみん」に寄ってみるが移転したようだ。


こちらも宇都宮餃子の人気店「正嗣(まさし)」こちらは営業時間前だったので、両方ともあきらめる。



宇都宮市内での朝食をあきらめ、下道をけっこう走り「宇都宮IC」から東北自動車道を北進する。
宇都宮は高速からアクセスが悪いといつも思う。

最初の「上河内SA」で朝食にする。
宇都宮餃子広場は、宇都宮市内にある人気店の餃子を日替わりでチョイスして食べ比べができる。
色々種類が食べたいので、今日は、幸楽・鵜の木・餃子会館・豚嘻嘻をチョイス。
量が多いのでドリンクのレモン牛乳だけで、白飯などは頼まなかった。(成長したな〜)
 


東北道の「西那須野塩原」で降りて、塩原方面へ。
R400で、千本松牧場や、以前キャンプした塩原グリーンビレッジを過ぎ、日塩もみじラインを横目に進み、鬼怒川から来るR121会津西街道(日光街道)に入り北上し、少しだけ会津電鉄と平行して走る。

「会津西街道 道の駅たじま」に寄る。(福島県南会津郡南会津町糸沢)
空気でふくらませるでかい花嫁衣装のオブジェがあった。
800年以上の歴史がある会津田島祇園祭では花嫁姿の女性が練り歩く「七行器(ななほかい)行列」が有名らしくそのオブジェだそうだ。

新鮮な野菜などの産直販売が充実していたが、GP800そんなに積めないし、今日帰る訳ではないのであきらめる。

「裁ちそば」の幟を見かけたので行ってみると、スタンド蕎麦店(桧枝岐の裁ちそば 奈良屋)があり、どうやら名物らしいので、それのノーマルとけんちんを頼む。


のした蕎麦を折らずに広げた状態で重ねて切るらしいが、その蕎麦の切り方が、布を裁つ姿に似ているので「裁ちそば」と呼ばれるらしい。
有名なのが「桧枝岐(ひのえまた)らしい。
群馬県の片品でも「裁ちそば」を食べた記憶がある。

麺は「裁ちそば」だけあって乱切りも混じるが、けっこう太めのまさに田舎蕎麦だ。



R121(日光街道)を北上し、左折しR352に入り尾瀬方面へ向かう。
群馬側から尾瀬に行った事はあるが、福島側から尾瀬に向かうルートは初めてだ。


途中、左側に「前沢曲家(まえさわまがりや)集落」があったので寄ってみる事に。(南会津郡南会津町前沢)

「曲り家」とは家が上から見るとL字形に建てられていて、馬屋が一緒になっている。
今で言うと車庫が母屋とつながってる感じ。
岩手の遠野などでもこの「曲り屋」を見たことがある。
案内板を見ると「雪深い奥会津地方特有では労働力として馬や牛と同じ屋根の下で家族同様の生活を営んで来たなごり」と書かれている。
牛や馬が大切な家族だったんだなと思う。



この曲家資料館では、民具の展示、いろりを囲んだ空間、太い大黒柱や梁など、100年もの風雪に耐えた暮しの知恵を見る事が出来る。
 

曲家資料館以外は実際に人が住んでいるようで生活臭が感じられる。
明治40年に集落全体が大火で焼失し、再建に約1年をかけて、この統一的な景観美になったそうだ。
現在でもほとんどの民家が茅葺屋根で当時の景観を保っている。


大内宿などで見られるようなお土産屋や蕎麦屋などの観光用店もないので、まさにタイムスリップした感じになる。
スイカを冷やしてる風景は今はなかなかお目にかかれない。



隣にある「そば処曲家」に入る。(南会津郡南会津町前沢)
ここは移築した民家の茅葺屋根の曲家で蕎麦が食える。


お腹が空いてないので、ざるそばと天ざるを頼む。
けっこう芸能人の色紙が飾ってあった。(やはり「まいうー」の石ちゃんも来ていた)
店内から眺められる舘岩川の風景はとても良かった。
 


どんツキを左折し同じR352沼田街道に入る。
右折するとR401で、先には会津高原や只見線などがある。

やはり尾瀬が世界的に有名な観光地なので、道の整備が良くできていて走りやすい。
途中、タイトな峠的なとこもあるが、道はの状態はいいので気持ちよく走れる。

が、しかし!

左折すると尾瀬方面を左折しないで直進するのだが、尾瀬入口が過ぎたら道が悪くなる。
そこからが冬期閉鎖になる「樹海ライン」と言うらしい。(1年の半分は雪で覆われてるらしい)
以前は新潟側から福島県境までは二輪車通行止めだったが2006年に解除されたそうだ。

県境が近づき、県境と平行して走る区間から先は急カーブの連続した1〜1.5車線程度で、路面も良くないし、狭いし、奥只見湖近辺は断崖絶壁で、アップダウンのあるつづら折りが永遠と続き、先へ進まない。
道路はところどころ沢の水が道路上を川になって流れる「洗い越し」があり、特にコーナー付近にあり、水が流れてたりする。
雨量が多くなると通行止めになるらしい。
「洗い越し」とは、川に橋を架けずに。道路と交差している川を道路で横断する構造の事だ。

ナビを見てると、福島の檜枝岐村のR401の尾瀬との分岐点から、新潟側の大湯温泉までは、奥只見湖畔の谷越えと、「枝折峠(しおりとうげ)」越えの屈曲などで、行ったり戻ったりしていて、かなり迂回させられてる感じだ。

この区間は70km以上あるが、奥只見湖の遊覧船が発着する銀山平付近以外に集落は無かった。

これでは峠道と言うより、バイクにとってはまさに酷道だ。
ガードレールのない断崖絶壁を走る区間もあり、登りも下りもコーナーも全然楽しくない。と言うより、ずーっと緊張しっぱなしだった。

こんな「沢水注意 段差注意」の看板がいたるところにある。



ただ、山の上から眺める奥只見湖(銀山湖)は日本とは思えないまさに秘境といった感じで絶景だった。
色んな川から水が流れ込むので、丸い湖ではなく大木の根っこのような形をしている。
この奥只見ダムがテロリストに占拠されて、ダム破壊による下流の20万世帯とダムの人質をたてに政府に50億円要求すし、主人公が活躍する訳だが、景色がでかすぎてイメージが余りわかなかった。

唯一、バイクが停められそうなスポットを通り過ぎてしまっていたため撮影は出来ず。

鷹の巣公衆トイレで休憩&休憩。
ここらへんは鷹の巣集落跡だそうで、今は廃村で定住者はいないらしい。



「銀山平」に到着。
ここから紅葉の時などは奥只見湖へ向けて遊覧船が発着するらしい。
標高が高いからか、日が落ちてきてずいぶん寒くなってきた。



銀山平から旧道のR352樹海ラインか、「奥只見シルバーライン」で新潟方面なら大湯温泉の先まで行ける。
シルバーラインを逆に行くと、奥只見ダムや奥只見丸山スキー場に行ける。
この奥只見丸山スキー場が冬期閉鎖するスキー場だ。

しかし「奥只見シルバーライン」は二輪通行不可だ。
と言う事はバイクではダムやスキー場に行けない事に気付き少し残念がる。
(本音では早く峠を越えて、温かい風呂に入って、町のネオンが見たい )

「奥只見シルバーライン」は「奥只見ダム」建設のための工事用道路だったのが観光用道路として解放だれたらしい。
大トンネルが有名で、全長22.6kmのうち18.1kmがトンネルで、合計19本のトンネルが連続しているらしい。
このトンネルは普通のトンネルと違い、素堀の部分があったり、湧水がいたるところから出ていて、さらに交差点がトンネル内に設けられているなど、特徴的だそうだ。
この水のせいで二輪は通行不可らしい。
(ちなみに「ホワイトアウト」では「奥只見シルバーライン」は犯人グループに爆破され崩落)

それで仕方なく?「転落事故多し!初心者はシルバーラインへ」と標識があるR352へ進む・・・

途中の枝折峠付近から見る越後山脈、三国山脈などの越後三山一帯の山々。
その景色にしばし息をのみながら休憩。
越後三山とは八海山、中ノ岳、越後駒ヶ岳で古くから修験道の聖地で、特に八海山が中枢で、お酒でも有名。
 

大湯温泉街を過ぎ、自分たちが走っているるR352が、奥只見ダムからくるシルバーラインとが合流する地点。
昔の有料道路の名残りか、高速のインターチェンジっぽい。


自分たちが走ってきた「枝折峠」方面に掲げられている案内表示板。
R352は「5km先より 急カーブ連続24km」と表示されてる。。。



ここからは真っ直ぐな道で、芋川温泉、湯ノ谷を過ぎて、小出ICから関越道に入り南下する。

塩沢石打SAで休憩しながら今夜の宿を探す。
ここは魚沼産コシヒカリのおにぎりがある。
外の売店でも売ってるのだが、具が入っているので、純粋にお米の味を楽しみたいので、いつもは中のカウンターに置いてある塩おにぎりを買う。

越後湯沢の「シャーレゆざわ」の予約が取れたので向かう。(新潟県南魚沼郡湯沢町土樽)
ここは別荘用のリゾートマンションも兼ねてるらしい。
スタッフもハイシーズンじゃないので、スタッフのおじさんは、スタッフというより愛想の良い管理人さんと言った感じ。

「シャーレゆざわ」にチェックインする。
ここは岩原(いわっぱら)スキー場の目の前だ。
部屋はベッド2つに、4.5畳の和室スペースがある。
涼しいからかウインドファンが窓に付いてる。
押し入れに布団もあるので、大勢でも泊まれるのだろう。

さっそくひとっ風呂浴びる。
源泉100%循環かけ流し?との事だが、サウナもあり、24時間入れるのが嬉しい。
ただ、窓?があるのだが景色が見える訳じゃなく、大きな配管とスポーツジムが見えたような・・・

夜飯は「越後湯沢駅」近辺に行こうと決めていたので、締めのラーメンでのオススメをスタッフのおじさんに聞いたところ、「どさん子」がいいとの事。
「おいおい、札幌ラーメンのチェンー店じゃないか。わざわざ湯沢まで来てそんなのありえない」と思い、
「いや、地元のラーメン屋で〜」と聞くが、やはり「どさん子」だとの事。
これは聞く人を間違えたなと思い、夜飯に出発する事にする。

ちょうど女性のスタッフが上がりの時間だから越後湯沢駅まで乗せていってくれるとの事。
旅行に来て、こういう人情に触れられると嬉しい。

駅まで送ってもらう車中で、この女性スタッフにもおオススメのラーメン屋を聞いたところ「どさん子」だとの事。
「いや、チェーン店じゃなくて、湯沢のラーメンと言うか、ご当地っぽいラーメンが食べたいんで」と言ったところ、やはり「どさん子」だとのこと。
ツレも含め「湯沢にはご当地ラーメンがないのか?」「新潟ラーメンみたいのあるのかな?」「でも冬にはたくさんスキー客が来るリゾート地なわけだから、あるんじゃないの?」などと話していたが、女性スタッフは「「どさん子」なら間違いないよ。とにかく美味しいから」との事。

そんなこんなで越後湯沢駅に着き、駅前を散策し「越後や」と言う居酒屋に入る。
ちょっとモダンな和風居酒屋だ。(南魚沼郡湯沢町湯沢)

テーブル席に案内された。暖簾がかかっていて半個室のような感じだ。


日本海が近いので、刺身は、おけ盛りお刺身(鮪、甘海老、帆立、タコ、イカなどの桶盛り)と、富山沖ホタルイカの沖漬け、佐渡産のもずく酢などを頼む。
山も近いので、舞茸の天ぷらと舞茸とベーコンのオーブン焼き頼む。この舞茸は「雪国まいたけ」だそうだ。
揚げ物として、栃尾の名物「栃尾の油揚げ(納豆入)」を頼む。
あと、疲労回復してパワーを付けるために馬刺しを頼む。
 

この怪獣みたいなグロテスクな魚が「幻魚(ゲンゲ、ゲンギョ)」の干物。
富山や新潟、秋田で食べられている魚だそうだ。
身は寒天の様なプルプルした食感で、けっこう旨い。


海藻(ふのり)がつなぎの新潟名産「へぎそば」で締める。
 


幟があったので撮影。
「湊屋藤助」は、安政2年(1855年)創業、越後湯沢の地酒「白瀧」「上善如水」の「白瀧酒造」から発売されている。
米所は日本酒も旨い。


天日干しの稲と案山子(かかし)のオブジェ。



定番の駅巡りをする。何人か地元っぽい人にラーメン屋を聞くが「どさん子」がオススメとの事。

近辺にラーメン屋はないようだ。



今までのツーリングでは全国チェーンのお店に入った事はないが、意を決して「どさん子」に入る。(南魚沼郡湯沢町湯沢)
オープンキッチンとカウンター、奥に座敷があるようだ。
地元の人でけっこう混雑していた。
中には奥の座敷で宴会をしているファミリーちっくな人たちもいた。
メニューも豊富で、ラーメン屋と言うよりは町の中華料理屋さんか居酒屋さんと言う感じ。

「ピリ辛ねぎチャーシュー」をアテにビールを飲む。ビールを頼むとモヤシが付いてくる。

オススメの「ネギ味噌ラーメン(辛醤入り)」「わかめラーメン(コーントッピング)」を頼む。
ラーメンも美味しいし、店の雰囲気も良くいし、仕事は早いし、結果、来て正解だった。
けっこうハマルる味だった。
 



地元の人の声は信じなくてはいけないなと反省した。

ホテルに帰って、風呂に入って
よくストレッチして就寝。
Posted at 2013/09/30 17:56:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 福島ツーリング | 旅行/地域

プロフィール

ジレラ GP800乗りのKen-ziです。。 ツーリング、温泉、お酒、B級グルメ愛するバイク乗りです。 47都道府県ツーリングを達成したのを機に記録とし...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2010/10 >>

     1 2
34 56789
101112 131415 16
171819202122 23
24252627282930
31      

リンク・クリップ

gizaさんのジレラ GP800 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2012/02/24 00:56:38
トラPAPAさんのジレラ GP800 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2012/02/18 15:07:08
ΙVREさんのジレラ GP800 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2012/02/18 15:06:43

愛車一覧

その他 画像 Ken-zi (その他 画像)
地元浅草の似顔絵屋さんで書いてもらったが似てるのかなぁ。。。 何か誰かに似てる・・・ ...
ジレラ GP800 ジピ八(じぴはち )号 (ジレラ GP800)
ジレラ GP800(ジピ八号)に乗ってます。パワーとキレに大満足! ツーリング仕様で日本 ...
カワサキ GPz250 じぴ子 (カワサキ GPz250)
当時の彼女のお兄さんの彼女さんから頂いた。 走行距離は少ないが不動車だったのでガキの頃 ...
スズキ ラブ ラブちん (スズキ ラブ)
友人の親戚から譲り受けて免許取って初めて乗ったスズキ・ラブ 走行距離は少ないが不動車だっ ...

過去のブログ

2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation