ごきげんよう。
先進技術と先端科学・・・
かつて空想上でしか描く事が出来なかった「あったらいいな」が
技術者さん達の,たゆまぬ努力と日進月歩の素晴らしき技術促進により
かつては夢と謳われた幾多の技術が徐々に我々の元へ届けられようとしております。
だからこそ私は声を出して彼等に感謝の気持ちを伝えたい。
「ありがとう!」
普段、何気無しに使っております蛇口の不思議や、電子機器の仕組みや、
電波で通信なんて、もぅホント・・・ワケワカメですよ。
ですので、もう一度、声を大きく出して言いましょう。
「ありがとう!!!」
・・・と言う事で次代の自動車産業に触れる為に東京ビッグサイトにて
開かれております東京モーターショーに週末、行って参りました。
前回、オートサロンと同じく早朝に家を出立したのは良かったものの、
駐車場が早朝過ぎて開いてないという少々、面倒な事がありましたので
今年は到着を7時頃と予想した時間にラパンにて出発しました。
(場外駐車場入口の斜面がFC3Sには困難と判断した為です)
「車高を上げれば?」
「ぜったいヤダ!」

はい・・・そんなこんなで開場後、奥から攻める!を基本方針に
西館→東館の順で見廻りました感想ですが・・・
まず技術面では、EVを主としました小型エレカの実用化へ向けた
各社の意気込みを前回以上に強く感じました。
実際、私が住まう村に目を移しますとエレカの目撃は・・・
某乳製品の配送や、大手コンビニエンスストア等の一人乗りエレカや、
社用車で使われておりますEV化されたリース販売の軽&普通自動車、
そして、一般乗用車の日産リーフです。
(家電量販店にて販売されてますEVスクーターは未だ見たことがありません)
いかんせん選択肢の狭さと、認知の未成熟さから、まだまだ電気自動車=特異と
思われており・・・現状、エレカの過渡期とも依然呼べない日本のEV市場。
いや、まだ未熟なエレカ市場だからこそ、様々な投資余地が豊富にあると思うのです。
会場で多く目にしました電気自動車という日本の明日を変えるチカラを持つ
この車達が、大手自動車メーカーさんだけでは無く、
これを期に躍進を考えておられる中小企業さん達の
独創性に富んだ車が、いつか実用化される日を私は心待ちにしております。
次は各社の次世代キーコンセプトのデザインですが・・・
私個人としましては[三菱]に驚きを感じました。

何でしょうね・・・これまで三菱車は何の車でも、何処を見ても武骨な[三菱らしさ]を
感じる面白さがありましたが、今回展示されました今後、新しい三菱の顔となる
3台の車は随分、流麗なラインに変わったものだと思いながらもやはり、
アクの強い安定の[三菱らしさ]を感じました。
かつて大きな衝撃を受けましたiのような概念デザインを覆すような
未来的かつ、既存の箱型ボディへの挑戦的なデザインや、
当時の市販車レベルを大きく超えたランサーエボリューションⅢの
機能優先に大きく開けられた開口部を持つフロントバンパー等、
あの時のワクワクを再び我々に抱かせて欲しい!と、今後の三菱に期待しております。
続いて会場内で特に注目度が高かったと感じましたのがホンダS660と日産GTR nismoです。

・・・文字通り黒山の人だかりで2台とも屋根しか見えませんでした↓(苦笑)
あれはS660を見ていた時です。
最前列にいらした熱い方が「廻せよ!」と展示ステージに向かって怒号を
吐いていたのを覚えております。
(当然ながら場は一瞬にして凍りついておりました)
おそらくターンテーブル式であったS660の展示台座を回して、
一角度だけでは無く全体の造形を見たかったのでしょう。
貴方の熱い思いは、その場に居た者達、私を含め皆に伝わっておりますが・・・
やはり声を荒げるのは些かマナー違反です、と苦言を言わせていただきます。
・・・だって私なんて屋根しか見えなかったんですから!(泣)
続いて我等(?)がマツダですが・・・気になるRE16Xを始めとしました
7&8の後継情報はありませんでした↓
一言で言ってしまえば先日発売されました新型アクセラの、
お披露目会+スカイアクティブ万歳な装いでした。

素直にマジでカッコイイと思う鼓動デザイン・・・
ロードスター、デミオ、プレマシー、ビアンテ、ベリーサを超えた先、
我々が真に望む[RE復活]というマツダの次の一手は・・・
次のモーターショーまで待つとしましょう↓
会場内で気になる車を1台上げるとすれば・・・レクサスLF-NXです。

SUVにカテゴライズされます、この車・・・
普段なら気にも留めない4駆系なのですが、一目で魅入られてしまいました。
何と言いますかフェンダーラインを始めとしました各部のデザイン構成が立体的で、
それがこの鈍い色との相乗効果もあり、恥ずかしながら好み、ど真ん中でした!(興奮気味)
このデザインテイストを落とし込んだRCとは別のクーペが見たい!
・・・と熱望を隠しきれません。
パンフレット以外の手土産は・・・通路にて350缶の
ノンアルコールビールが無料配布されてました。

普段、酒を飲む事はあまり無い私ですので、コレを逃すとノンアルコールビールを
口にする機会はまず無いと思い、1本いただいてきまして、ビックリ!
ラベルが東京モーターショーの特別仕様(試供品)になっており、
メーカーの芸の細かさに感心しました。
(来場者数から考えて1万本以上は配布してそうですね)
前回でしたら・・・これで帰路に就いておりましたが今年は違います。

会場を昼過ぎには後にしまして一度、車に戻り荷物を下ろして身軽になると、
再びビッグサイトを横見に見つつ歩き出し始めました。
「・・・遠いなぁ。どうして、ブーツで来てしまったのだろう・・・」と
痛む足に愚痴を零しながら数キロ歩いた先、
今年2度目となりますガンダムフロント東京へやってきました。
「やぁ、また来たよ」

隣と言いますかビッグサイトで東京モーターショーが開かれておりますので
ダイバシティ前の敷地にも宣伝看板と共に、
ピンククラウンやGTR(希望者は座れる)を始めとしました新車が
10台程が並べられてました。
今回、Gフロントは唯一の心残りでありました、お手洗いを存分に
堪能する事が目的であります(苦笑2)
無料エリアの物販&ガンプラ展示をウインドウショッピング後・・・
「我々は遂に未開の地である、お手洗いの扉まで辿り着きました!
ブルーに染められた、この扉が我々と外界を隔てている
境界と思うと期待に胸が高鳴るのを感じます。さぁ、行くぞ!」
息を呑み、静かに扉を開けた先には・・・
「おぉ!そうきましたか」

壁や各所に登場人物達の台詞がパネルで貼られており、
お手洗いも余すこと無く見事にGフロントの空間をしておりました。
「・・・任務、完了」
1FのGカフェで土産を数点購入後、次なる目的地であります
ヴィーナスフォートへと歩き出しました。
「足、痛ぇ・・・」
私はその時、思いもしなかったのです。
まさかアノ跳ね馬を拝む事になろうとは・・・
前回同様、ヴィーナスフォートの空間にデッドライジングっぽさを感じながら
ヒストリーガレージへ向かう途中、私はソレを視界に捉えた瞬間、
思わず立ちすくみ、目を見開くと同時に、だらし無く口を開けて、
ただ驚く事しか出来ませんでした。
(不意打ちを受けた人間は、溢れる感情に対応仕切れないと一気に脆弱さが露呈されます)
何と通路の真ん中にフェラーリ・エンツォが、こちらに尻を向けて停まっておりました。
「っあ!マジか!」

エンツォの先、奥に行くにしたがいF50、F40、288GTOが置かれてました。
「・・・生F40(泣)」
いや~その瞬間、疲労が吹き飛びましたよ。
そして生で拝む事は不可能と思っておりました288GTOとの対面には
足の疲労感とは別に、膝が震えました。
(そんなに足が痛かったのか・・・)
奥に進むとミウラι、カウンタック、ムルシエラゴ、アヴェンタドールが置かれてました。

のん気に横で茶~をしてるソコの若者よ、数m隣にコレ等が鎮座している事が
どれだけ凄い事が分かってんのかい?
・・・顔には出しませんが予期せぬ嬉しい衝撃に手に汗を、かきっぱなしだったのは内緒です。
(どうやらフェラーリVSランボルギーニという企画展が開かれていたようです)
前回、工事中で寂しい思いをしましたヒストリーガレージも
通常営業になりまして幾多の往年の名車を堪能しました。
そして本日最後の目的地、MEGAWEBへと、やってきました。
こちらは基本、トヨタのショールームなのですが展示車両は多彩でした。
ポルシェ962CR、テスラや他の小型EV、ちょうどラリー展を開催されているようで
ラリーカーの展示車両と共に、イベント会場ではプロのラリー屋さん達による
トークイベントが行われており雑誌等で見たことがありました選手達の姿を拝見しました。
そしてまさか、最後に生でコレに出会えようとは・・・

「スタリオンGr、B・・・。丸目4灯、ブリスターフェンダー万歳!!!(泣)」
今回、モーターショーのビッグサイトだけで終わらず、
他に足を向けた事により魅力的な車達との出会いが沢山ありました。
「いや~ホントに歩き疲れたけど楽しかった!」
この日を振り返りまして、まさに車漬けな内容の濃い一日であったと思います。
この興奮を活力に、次回の東京モーターショーも同じルートで巡りたいと思います.
・・・2年後、足の疲労に気力が負けなければ、ね。
どうぞ、よしなに。