ごきげんよう。
普段コレを使う時、多くの方が停車時にギアをパーキングに入れた後、
流れ作業の様に作動させているのではないでしょうか?
私自身、これまで左手でグリップを引き上げる方式のが常であった為、
Y33時代の足踏み式ロック&レバー解除方式には・・・
あれは鼻を垂らしておりました幼子の頃(遠い目をしながら)
当時、最先端機能でありました速度感知型集中ドアロックを
祖父の車にて目の当たりにした時の衝撃と同様に
「うわ、スゲぇ!先進の技術や!」と驚愕を感じたものでした。
ですが・・・日常走行においてコレを使用する事は普通、停車時以外には無いと思われます。
(作動時にはインジケーターにランプが点灯しますし、
最近の車は作動させたまま走り出すと警告音が鳴ります)
しかしそんな中・・・大きな声では言えませんが私は使用頻度が高い方であると言えます。
この問いに対して真っ先に浮かびますのは教習所時代から現在まで
反復練習をして習熟しております坂道発進ですが・・・違います。
では赤信号や渋滞時に「クラッチ踏んでんの、タリぃ~」と
ギアをニュートラルにしてコレを引く・・・残念ながら、そうでもありません。
ではアレか?角度を維持したまま減速する為か?
それともコーナーリング中に意図的に引いて荷重変化に用いるのか?
・・・残念ながら車が横を向く状態を制御する腕を、
私は持ち得てはおりませんので、どちらも違います。
正解を、お話する前に私のFC3Sは、コレ=サイドブレーキを引いても「・・・ん?」な
効果しか得られない、という事を先にお伝えしておきましょう。
時代は少し戻りまして前期時代、現在と同じく「・・・え?」な効き具合な
サイドブレーキに「どうなってんのさ?」と、
今にも増して未熟者でありました10代の私は、懇願にも近い思いを胸に
ディーラーにて調べてもらいました所→[右・制動無し、左・制動弱い]という
無慈悲な結果に・・・その夜、枕を濡らしましたのは御明察の通りです↓
その後、ワイヤーの引き直しをしまして改善を図ったのですが「・・・はぁ?」な、ままでした↓
そんな私ですので、サイドブレーキという機構には夢も希望も捨てまして(言いすぎ)
日常的に補助ブレーキとして使っております。
ここで少し方向性の違う昔話をしましょう。
現状、サイドブレーキの効きは「聞かないでくれたまえ」レベル・・・を前提にしまして
あれは未だ若さが有り余って毎週末、お山通いをしていた頃です。
登山道の途中には、程よく開けた場所が数ヵ所ありまして、
ソコを基点にしまして登山者達の暗黙の区間分けにより、
お山では登山ステージを2つに分けていました。
横滑り班と、全力疾走班・・・私は後者にて頂上への登山を楽しんでおりました。
つまり、そういった開けた場所にて、180度向きを変えて
往復路として登山活動を楽しむのがルール?でして・・・
ひらけた場所、つまり人や自動車等、登山を楽しむ方達が集まれる場所となれば・・・
いかにソコでスパっとミス無く華麗にターンを出来るか、という
登山とは別の意味の緊張をその場では味わっておりました。
そして・・・加速状態から、ブレーキングによる前荷重+ハンドルを切って→
サイドブレーキ→パワーオーバーにて姿勢を変えればクルっと180°回ることは可能です。
ですが・・・パワーオーバー無しのサイドブレーキのみですと経験上、
シッカリ姿勢を作らないと頭を左右どちらかに向けた(90°)だけの
悲しい失敗をしてしまう可能性は100%です↓↓↓
(失敗時は予想以下の動きをしてしまうので結果、危険な動きになります。
まぁ腕の無さが露呈しているだけなんですが↓)
以上がサイドブレーキの現状で、ございます・・・↓
(コレを最後の登山活動報告にしたいと思います・・・ご時世的に、ね)
では日常、サイドブレーキを何処で使用しているかですが・・・
踏切や段差路の横断やコッパへの乗り上げ等、0発進から速度調整を
必要とする場合にフットブレーキではなくサイドブレーキを主に使用しております。
私が街中でガンガン?引いている様を見た助手席の方々からは
一様に驚きの声が挙がり訝しげな顔をされてしまいます。
ですが私としてはサイドブレーキによる速度調整は、
使い勝手の良さから手放せませんので、これからも使用していくことでしょう。
付け加えますと勿論、コレは私のFC3Sだからこその速度調整法ですので、
仕事で乗っておりますトラックや、ラパンではサイドブレーキの効きは
当然の如く約束されておりますので気の迷いでも引いてしまう、という事は勿論ありません。
そしてココからやっと本題です。
今回、こちらを大手量販2輪車パーツショップにて購入しました。

ご覧の通り2輪車用のハンドルグリップです。
今回、売場に並んでおりました中から1番有機的な造形のモノを
感性の赴くままに「コレだ!」っと購入しました。
さぁ、サイドブレーキと、バイク用グリップが組み合わさると、どんな答えが出るのか・・・
およそ6年前に施工しました現在、装着中のモノがコチラです。

一見して派手さの無いデザイン通りに、握り易さも良好なグリップでしたが・・・
車中という寒暖の差が激しい場所にある為か、
経年劣化により昨年から徐々に裂け始めて・・・今や、ご覧の有様です↓
人が創りし建造物が人の手を離れて風化してゆき、
人の手が及ばない野生の森の中に、
かつて人が行きた痕跡を遺す建造物に否応の無い不気味さを感じるボロさと、
当時は何気ない粗末な代物であったモノが、今においては過去の時代と、
その文化文明を知窺い知れる尊い財産となった時の贈り物たる
先人達の行きた証達を愛する心は持っておりましても・・・
みすぼらしさを愛でる心はありません。
という事で「Auf Wiedersehen!」と、かっこ良く言いながら破れたグリップを剥がします。
そして今回購入しましたバイク用グリップの右用(穴が大きい方)を、
地味に根気よく&握る方向を下にしながらサイドブレーキグリップの上から、
ねじ込んでいきます(ココは滑りやすい洗剤等を使った方が
賢い選択だったと今更ながら思いますが・・・私は努力と根性でねじ込みました↓)
そして完成。

以前のモノよりデザインが有機的な為、
太く雄々しく握り甲斐がある(我ながらなんつー表現だ↓)サイドブレーキグリップになりました。
握りの良いグリップにより操作性の向上を感じられます。
こういった身近なパーツに変化がありますと運転が更に楽しくなります。
次に・・・失念で作業写真を撮り忘れまして残念ながら1記事扱いには出来ませんので
合わせて感想も簡潔にしますが、ブレーキキャリパーカバーを前後に装着しました。

汎用ステーとボルト類を別途購入し(8個づつ)グイっと曲げてキャリパーのボルトに
共締めをするのですが・・・
作業内容的にキャリパーに手を入れますので素人さん(私も)には、
お勧めが出来ない作業だと・・・思います。
黒ホイールの合間から真っ赤な大型エセbremboキャリパーが存在感を光らせていますが・・・
装着期間は次の車検まで、という感じです↓
それは何故か?
これは憧れの姿を手に入れた後だからこそ冷静な頭で言える事ですが・・・
カバーはあくまでカバー(フェイク)という事、なんだと思います(泣)
※今回の画像からトイカメラ風加工により悠久の回廊?の
更なる雰囲気を出していきたいと思います。
どうぞ、よしなに。