しま★りんのブログ一覧

原題は「WICKER PARK」だそうで．．．「White Lies」って、なんだかなぁ、って感じ。サスペンスドラマに見せたかったのかな。これまた見ていて意外に疲れる映画でした。

途中、ストーリーの『真実』が見えた瞬間は、正直鳥肌が立ちました。本気で、「怖い！」って思った。でも、さらに進んでいくと、結局みんな多かれ少なかれ、どこかの面で、同じようなことをしているのかもしれない、と、なんか納得。だからWhite Liesって言ってしまうのかもしれないけど、正直そんな単純な問題では無いと思った。

狂気な要素がなければ真に人を愛しているとは言えない．．．というのは正しいと思う。でもそれだけじゃ人は生きて（食って）いけないのも事実。この永遠のジレンマが、ミステリアスな描画で綺麗に描かれており、考えさせる要素も多かったと思う。
だから、ミステリー、サスペンスとしても見れるし、恋愛映画としても見れる。面白い映画です。

（三谷幸喜ならどう演出するだろう．．．と変なこと思ってみたりして。）

総じて、まぁ解釈はどうあれ、恋とは理屈で考えるものではなく、「落ちる（堕ちる）」ものなんだな。やっぱり。あと男ってやっぱり愚か。

ホワイト・ライズ

いかにも．．．なドタバタ劇。これ映画館で見たらきっと疲れるなぁ．．．と思いました。豪華なキャストがたくさん出ていますが、それぞれキャラクターがしっかりしていて、よく言えばすばらしくお買い得、悪く言えばちょっと雑で満腹で消化不良。もう少し各々に対するケアがあっても良いかな、と思いつつ、楽しんじゃいました。疲れたけど。

ホテル刑事がイイですね。

THE 有頂天ホテル スタンダード・エディション

派手な夫婦喧嘩。面白いです。これ。
お約束な面白さ。難しいこと一切無し。
良い意味での馬鹿っぽさが溢れています。
エージェントで夫婦というと、「トゥルーライズ」にも通じるものがありますね。

結局組織は何がしたかったのか？この夫婦の行く末は？そもそも捕まるんじゃないか？？なんて考えても無駄。アクションを楽しみましょう。お約束な展開を楽しみましょう。

『たまには思いっきり喧嘩をすることも大切さ』
でもやりすぎはいけません。

「The Village」見ました。面白い。ちょっとご都合主義なところはご愛嬌。

『この村には秘密が多すぎる』とは主人公の弁ですが、なるほど、こういう結末だったか、という感じです。この物語に出てくる『村』のようなものを守るには、ルールが必要なのです。そして実はそれは仕組まれたものかもしれません。でもそれが仕組まれていようがいまいが、そうやって『村』は存続していくのです。皮肉と見ることもできるでしょう。ただ、実は僕らが生きている世界そのものが、この『村』の要素を持ちえているということを感じずにはいられませんでした。もうひとつの皮肉は、結局この汚れた世界を憂いて無垢に（innocenceって言ってましたね）生きるには、こうするしか無いのか？というところ。

真実を知る必要があるのか否か。知った上で冷静でいられるか。ちょっと考えさせられました。

１のほうが面白かった。アクションシーンは確かにこっちのほうが面白い（いかにも、って感じが良い）けど、ストーリー的には１のほうが面白かったかな。本作、ひねりがあまり無くて、どちらかというと昔テレビでやってたミッションインポッシブルを思い出しました。

人物描画も薄くて、いまいち入り込めない感じが惜しい。でも娯楽作品としては面白いです。ポイントポイントでスパイらしい（？）小道具や描写があって、いかにも、って感じで笑えます。

期待しないで見るとちょうど良いかな、という感じ。あれもこれもと思うと肩透かしを食らう。アクションを見ましょう。

M:I-2