2013年02月12日
ヒーターの修理
お疲れ様で~す☆彡
なんとなく色気を出してみました(笑
今朝も車がバリバリに凍結^^;
コペンのガラスは晴れると毎日凍ってます
通勤10分前にエンジンかけてガラスを温めないといけません
トイレに入る直前に火を入れて、手洗い終了、出勤直前に温もるぐらいですかねー
さてさて
この時期壊れて困る装備の一つにヒーターがあります
壊れる原因はいろいろアリマス
水回りのトラブルなので、最悪エンジンにダメージが出たりもします
今日は15時辺りにヒーターが効かないという事で大型のトラックが修理に入りました
ディーラーからの依頼でユーザーさんが直接うちの会社に持ち込まれました
連絡を頂いたときは
ヒーターが効かないそうだ
水が詰まってると聞いている
とのことでした
水が詰まる・・・というと車に詳しくない方は解りにくいと思います
水冷エンジンの場合、ヒーターは冷却水の温水を利用しています
電気自動車はちょっと違いますが、ガソリン、ディーゼル問わず水冷式であればこのタイプですね
ちなみに空冷911は、排気の熱を利用してたりします
室内のヒーターコアと呼ばれるラジエーターみたいなパーツが組み込まれております
この部分に温水を流して、ファンで風を送ることで温風を出しております
詰まると言うのはエンジンの内部が腐食したり、水垢が発生してコレがヒーターコアに目詰まりしてしまい、冷却水が流れなくなってしまうことです
今回の話だと
風は出る
冷却水は十分に入ってる
水温は上がっている
ヒーターコアに水が流れてない
という話でしたので、確認の為運転手の方に話を聞くと・・・
助手席が水浸しになる・・・
とのことヾ('o'ヾ('o'ヾ('o';)ォィォィォィ
話がち・が・う!!!!!!!!!!!!!!!(≧ヘ≦) ムゥ
車を点検してみます
すると・・・
助手席が水浸しになるのと、冷却水がなくなってエンジンが破損する可能性を考慮し、ヒーターのホースを室内に入る手前でループさせてエンジンに戻す様に細工してました
これって運転手さんがされた応急処置です
車の知識がないと対応できない方法なんですよー
実際ヒーターのホースを外すとか一般の方はわかならないと思いますし、どこに戻したらいいかわからないと思います^^;
車を壊さない知識は覚えておいて損はないと思います
今回はトラックですが、乗用車でも同様の対応はできます
さて、脱線しましたが、話を戻します
話が結構違ってきてますので、一からチェックし直します
まず、どこから水が漏れてるかーですが、
室内の水漏れは大体2つです
一つはクーラーの水
結露した水が車の下に垂れる様になってます
この下に抜くホースが詰まって、室内に溢れかえる・・・というのがあります
で、もう一つはヒーターコアからの水漏れ
これはヒーターコアが腐食して穴が開いて水漏れします
この時はクーラーの水と違って甘~い匂いがしますので直ぐにわかります^^;
で、今回は後者
コアの腐食です
単純にコアが劣化して水漏れするというのもありますが、今回はちょっと違います
ヒーターコアの素材がアルミでした
このアルミコアは冷却水が劣化した状態で使うと、電食が発生して穴が開きます
詳しい説明は難しいので端折ります
で、コレがコアを交換しても水が劣化したままだとまた直ぐに穴が開いてしまうという・・・
ちょっと面倒な素材です
で、うちではこのトラブルで痛い目にあったことがあるので、ラジエータ屋さんに特注して真鍮のコアを作ってもらって対応してます
特注コアだと電食の危険性が少ないのでこれを使用します
で、コアを交換しました
最近のトラックは交換が簡単になってますので、一昔前の様に一晩預かりまでしなくても治ります(除く2t車^^;
後はエンジン内部のエアー抜きして完了です
ヒーターはこの時期は必須の装備ですからね~^^
壊れないのも大事ですが、適切な応急処置が大事ですね
被害が大きくなってからでは出費もかさみますし・・・
今日はウンチクみたいな話になっちゃいました(汗
明日は午前中作業していたFJクルーザーの仕上げと始動不良の修理を聞いてますので、ちょっと忙しい一日になりそうです
ヾ(;´▽`A``アセアセ
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Posted at
2013/02/12 21:31:40
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