
先週末、10日から12日、両親と北陸を旅行してきました。
万葉集の勉強会に所属し、大伴家持の足跡を訪ねたいと願う87歳の父。
父のプランに沿っての名所巡りが目的の2泊3日の高岡と福井への家族旅行です。
80歳の母、父、若くない私(^_^;)の3人で上野駅を出発。
頼りない3人です

。
MAXとき307を越後湯沢ではくたか4号に乗り換え、昼前に、最初の訪問地、高岡に到着。
翌日の昼まで丸1日お世話になるレンタカーは、シルバーのフィットでした!
フィットは、昨年5月、東尋坊へいった時に借りたので、ちょっとだけ経験があります。
座った時、目の位置が低い!と少し違和感がありましたが、10分程走ったら、慣れてきました。
車は運転しやすいけれど、ナビが古い?のか、案内もあまり親切でなく、指示のタイミングも良くないので、手元にあるすべてのチラシの地図を総動員して、走ります。
教訓。地図は必須ですね

。
駅レンタカーの男性が教えてくれたルートを書き込んだ高岡駅周辺の地図で交差点をチェックしながら線路を越え、駅の反対側へ。
交差点の名前を確認するのは、結構大変です。
ドライブ1日目。
スタートは、二上万葉ラインからです。
万葉ライン入り口の信号を右折し、二上山を登ります。途中、道幅は狭く、カーブがち。でも、対向車がなければ、景色もよく楽しい道です。
幸い対向車は来ませんでした。
平和観音のある公園でお弁当にしました。
高岡駅で買った駅弁です。
ウグイスが惜しげもなく張りのある歌声を聞かせてくれ、盛りを少し過ぎたとはいえ、八重の桜に囲まれて、眼下に小矢部川の蛇行を見下ろすスポットを三人でほぼ独占です。
父は、家持が訪れ、和歌を詠んだ地を訪問できて、嬉しそう。
家持像と記念写真。
母は、七歳年上の父について歩くのが精一杯ですが、景色とうぐいすの歌を楽しみに、がんばって歩きます。
仏舎利山を拝み、
平和の鐘へ。
ウグイスを脅かしてはいけないので、鐘をつくのは諦めました。
万葉ラインを下り、気多神社、大伴神社参拝。ここまでは、なんとか順調。
気多神社は、越中一宮だけあり厳かで立派な神社です。
次いで、越中国分寺跡へ。ナビにはないので、神社で木の伐採をしていた男性に教えていただき、無事父は記念撮影ができました。
次に目指すは越中国庁跡勝興寺。
道に迷い、住宅地の狭い道に入り込んでしまいました。(T_T)
歴史ある街並みのようですが、道は狭く、突き進むしかありません。
入り込んできてごめんなさい!
工事中でトラックに道を塞がれたり。
気短な父が、「もう、いいよ(;O;)」
私「なかなか来られないのだから、もう少し走ってみようよ」
諦めかけながらもうろうろ走り回るうち、勝興寺に繋がる表通りにでることができました(^O^)v
大きな寺の境内にある家持の足跡を訪ねて、写真をとりまくる父でした。
次に、住宅地の狭い道を恐る恐る移動しながら、旧秋元家住宅伏木北前船資料館(廻船問屋の館を展示館にしたもので、土蔵内の昔の広告チラシの展示が面白かった!望楼に父も上がって景色を見ました!)、越中国守館跡伏木気象資料館へ。
家持を訪ねる1日目の予定は無事完了です。
曇り空でしたが、見学には問題なく、運転手のわたしはホッと肩のにを下ろしました。(^O^)/
まだ4時少し過ぎ。宿に行くには早い・・・噂のひみ番屋街へ行ってみよう。
曲がり損ねたり、行き過ぎたり。
家族三人の知恵と目を合わせて、なんとか到着。
平日の夕方で空いていました。
コーヒーブレイク&両親はお土産買い込み。
新しくお店がたくさん入った大きな道の駅に驚いていました。
そして、
雨晴のホテルで

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ドライブ2日目です。
せっかくの絶景のはずが、雨。立山連峰も、能登半島も雨の中。
めげてはいられません。出発!
雨晴海岸の義経の岩~万葉歴史館~高岡大仏~瑞龍寺~利長公墓所へ。
義経の岩のすぐそばをJR氷見線が通っていて、忍者ハットリくんの描かれた電車が走っていきました!(^-^)
万葉歴史館ではボランティアガイドさんとの会話を楽しみ、
父だけは瑞龍寺は二度目です。
その際、前田利長公の墓所をお参りをしなかったのが心残りだったとか。
今回はその思いも果たせました。
高岡大仏の駐車場へは、紅の猫さんから頂いた情報のおかげで、何とかたどり着けました。(^人^)。
着いても、ロープが張られ、すぐにはとめられませんでしたが(-_-;)
2日目の午後、フィットとお別れし、JRサンダーバードで福井へ。
歴史ある高岡は1日ではとても知ることはできません。高岡の今にも出会えず、後ろ髪引かれつつ・・・。
福井では、父母は孫との、私は二男との、束の間の再会を喜びました。
3日目。最終日です。
よく晴れてます!
今日の駅レンタカーは、デミオです。
デミオは、以前2回試乗したことがあります。
でも、いきなり高速道で大丈夫かしら?ドキドキです。
しかし、デミオのカーナビは親切で、頼れそうです。
70歳で免許証を返上するまで40年近くの運転歴の優良ドライバーですが、カーナビなど使ったことのない父です。
それでも、差はわかるようで、何回も「今度のカーナビはいいね!」と言っていました。
と、言うことは!?ですが。
高速の北陸道経由で、吉崎御坊~安宅神社・安宅の関へ。
高速道の福井インターから加賀インターへ。
さらに小松インターへ。
両脇の山林では藤の花があちこちで花房を垂れています。
藤棚のイメージとはひと味違う自然の風情に車の中で皆歓声をあげていました。
本当にたくさん藤が見られました。
予想もしていなかっただけに、嬉しく感じました。
安宅の関から見た海は広く青色は美しく、潮風、波の音に、母は「いつまでも見ていたいね」と、感激していました。
世界のガラス館で昼食をとり、北陸道経由で福井駅へ帰ります。
デミオは、加速も滑らかで、走りやすかったです。
ほとんど左側の車線に張り付いていましたけれど。
左側でも、百キロ程で結構皆さん走っているのです。
両親は、こんな私の運転でも、怖くはなかったようです。歳のせいで、感性が鈍っているからかも。
「この次は鳥取と島根をレンタカーで回って欲しい。飛行機で行こう!」などと、リクエストしてくれました。
鳥取と島根でどんな街並み、道、迷走が待っているのか、不安でもあり、楽しみでもあります。
両親ともに80歳を越えているので、リクエストに応えてあげたいと思います。
この旅行でも、二人はよく食べよく歩きました!
最後まで拙い文章を読んでくださってありがとうございました。
帰路は東海道新幹線でビールを飲みながら戻って参りました。