今日はおやすみ。
夏の"じりっ"という音が聞こえそうな日差しもそう無く、窓全開でのドライブにはよさげな日。
これは....
マフラーの詳細なチェックにはもってこいな日だわ♪
ということで、いつものように50km先の珈琲屋さんにGo(w
今回は、行きは自動車道経由、帰りは下道。 ただし山の中のワインディングはちょいとパス。
「日常生活」な風景を使ってみます。
んで....「プロ」な方なら「当たり前」すぎる現象もちまちまと書いていきますので、ご容赦を。
(以降は全て、ノーマルサイレンサー比での印象です)
まず車両静止時のアイドリング。
車両内に入って来る「ボコボコ」という音は、やや厚め。ただし前席にいるかぎり、大きく響くわけではない。
昭和な古めの2L車両なら、このくらいはあるだろうな、という感じですかね。
ウィンドウを閉めれば「車両内」に限っては、ギリセーフかもという言い方はあるかもしれませんが....
甥/姪っ子送迎Expressマシーンとしては、やや失格w
んで、走行時。
煩いっす。
両側が壁、あるいは建物壁面の場所でなら、普通に反響音で「それどうよorz」と、軽く自己嫌悪になれるくらいの音も作れます。
んで、その音なんですが。
エンジン負荷が大きい、あるいはスロットル開度の変化量が大きい場合、音は著しく大きくなります。
一方、エンジン負荷が小さい場合、スロットル開度の変化量が小さい場合、そう音は大きくなりません。
つまり、静かに走ろうとするなら「低燃費走行」をしなければならない事になりますw
んで、燃費と言えば。
同速度で走った場合、回転数は高めになりますw
人間様の意図とはある程度無関係に、回転数の最適化を行ってしまうCVTは、入力側(エンジン側)のトルクが薄くなっている事を拾い、これを補完するために回転数を上げているみたいです。
総論として、「車とお話しがしたい」タイプの人は、様子を拾いやすいということで、ありかもしれません。 たぶん、サーキットランにこの状態で使うのなら、ものすごく車の状態は判り易いと思います。
ただしそれは「ドライバーシート」にいる人にとってのもので、周囲、そして同乗する人にとって「快」であるかどうかという部分には、疑問が残ります。
今回は、耐久性を優先したうえで、「ノーマルのエンドピースの性能」があればよいという意図をベースに、結果としてスポーツマフラーをインストールしたわけです。
もしも「音」をノーマルと同等にしたいのであれば、インナーサイレンサーは必須。
「錆対策」として社外のフルステンマフラーをつけるのであれば、インナーサイレンサーは、必ずつけるべきです。
結局のところ、それがJASMA認定されたものであったとしても、本質は「出力を優先したスポーツマフラー」であって、周囲の人も含めての「快適性」に対する考慮という点では、微妙なものだからです。
-----
んで、ここからはちょい細かい謎解き。
基本、スポーツマフラーは「スポーツ走行」を念頭に置いており、その際の「排気性能」を優先しています。
んで。
スポーツ走行というくらいなので、その「常用回転数」は、市街地走行時よりもはるかに上になるわけです。
例えばサスペンションにおいて、設計時に想定する「常用速度域」が高いものは、低いものに対して「硬くなる」のが当たり前であるように、マフラーにおいても「常用回転域」が高いものは、低いものに対して排気抵抗は小さくなります。
「高回転域で最適化される」ということは、基本的に排気抵抗は小さい、ということ。
「排気抵抗」が小さいという事は、小さくするために「静音化の性能」が削られているという事と等価。
端的な部分が「エンドパイプ開口部」の径。 ノーマルのものに比べて著しく大きくなっています。
のみならず、排気抵抗が小さいということは、排気抵抗で得ているトルクが減殺されているということでもあり、結果としてオートマチックトランスミッションは「少なくなったトルク」を補うため、スロットルをより開け、「使用回転数を上げる」という事になるわけです。
ノーマルの物は、日常的に使われる「低回転側」に焦点を当てて、排気側の設計をしているわけで、排気抵抗そのものが大きく、その大きさゆえに「エンジンに負荷がかかった状態」であっても、静音化性能を得ています。
もちろん、その高負荷時でも大きく静音する性能の代償は「高回転側の伸び」になります。
もっとも、日常生活(街乗り)において、高回転側の伸びは要求される性能は高くないので、問題は発生しません。 なにせサーキットではないので、0.1秒遅くなったとしても問題は発生しませんしね。
でも、スポーツ走行時においては「高回転側の伸びの有無」は、ある程度タイムに影響が出てくるわけで、それを考えると"多少音が大きくても、性能を優先"したくなるわけです。
結果として「クローズドコース等での使用」を前提とした「街乗り不可」なものほどではないにせよ、JASMA認定されたものでも音は大きい、ということになるわけです。
という事で再度。 そして結論。
うちの子のように、"耐久性"を理由にマフラー交換をするなら....
・ フルステンレス製のマフラーを選ぶこと。ディーラーオプションで用意されているものは、必ず材質を確認すること。(パイプ部分がアルスター材の場合がある)
・ フルステン・マフラー(つまりはスポーツマフラー)を選ぶなら、必ず「インナーサイレンサー」を同時に購入すること。
-----
さて。
インナーサイレンサーですが、うちのものに使えそうなものって、HKSからは2種類出てるんですよね(--;
うちのもののアウトレット部分は外径94Φ、内径90Φという事になってるらしいので、図でいうハイパワーテール用/NEWワゴンテール用のどちらか。
値段で行くとたぶんもっと安いものが他メーカーから出てるようですが、"材質を揃えたい"(理由はいわずもがな、電蝕対策)のでHKSをチョイス。
素で付けるのであればハイパワーテール用、ごにょごにょする素材として考えるならNEWワゴンテール用がよさげにも思えますが、どちらのほうがよいのか、正味判らんw
ので、現在マフラーを購入したお店経由で確認作業中(^^;
正解は....どっちだ(^^;
そしてどっちにしても....マフラーのエンドパイプ部分に、「穴あけ加工」は必須orz
ブログ一覧 |
メンテナンス | 日記
Posted at
2015/07/05 19:24:11