入手しておよそ2ヶ月....かな。 使ってみました。
「安くナビを入手したい」 方のために、このナビについて、ちらと書いておこうかと思います。
§1:なぜこれを入手したか。
以下はこの機種に購入対象を絞り込んだ理由。
・ サンヨーの「ゴリラ」の流れを汲む
・ ゼンリンのデータを使える
・ マップデータの更新が可能
・ みちびき(日本のGPS衛星)のデータが使える
・ 画面が大きい(7型)
「サンヨーの「ゴリラの流れを汲む」 ものを選んだ理由。
どうやらパナソニックブランドのゴリラには、元々パナが出していたナビ「ストラーダ」 と、三洋の 「ゴリラ」 の2系統が混在してるようです。
そして、「三洋系の、パナソニック・ゴリラ」 は、未だに固定用のパーツや、電源を含む入出力インターフェースが 「同じ」 で、従来うちで使っていたものがそのまま使えます。
マップの提供元が「昭文社」か「ゼンリン」かといった部分は好みの問題。
ただし、「最新のデータに書き換え可能」であるというところは、譲れません。
パナのサイト -> ゼンリンのサイト とチェックして 「オンラインで安価に更新データが入手可能」 な機種を選びました。(1万円/year)
オンライン版だと、ダウンロードして使うというよりも 「会員資格があるうちは、ダウンロード制限回数無しでナビのマップデータが入手できる」 と表現する方が、適切です。
つまり。
途中に入る更新分を含め、「会員資格がある」 うちは、
常に最新のマップが使える
という感じ。
もちろん、更新データを取り込むと、データだけは「最新のゴリラ」と同じになります。
ネガティブな要素があるとすれば....アナウンスの言葉通りなら、「当年度期間の最初の日」に会員資格を得ようが、「当年度入会可能期間の最終日」に会員資格を得ようが、会費は同額。
会員のデータ管理を簡単にするためだとは思うのですが、そこんとこどーなのよ、ゼンリン。
GPS衛星の対応種類は多いに越したことはなく、特に 「みちびき」 のデータが使えるものを選びたかった。
画面サイズは、壊れたNV-SB517DT以前に使っていた、表示部分が大きいソニーのCDナビの方が視認性はよかったので、大きい画面の方がいいなー、と(^^;
§2:CN-GP745VDを手懐ける
まず電源ですが、元々オリジナルのシガーソケットアダプターは持っているのですが、使ってません。
「PSP」(プレイステーション・ポータブル)用の、USB-丸形コネクタ給電ケーブルを使い、USB給電しています。
(余談ですが、「ゴリラ用USB給電ケーブル」 を買おうとすると、1本で 「夏目さんオーバー」 になるのに、これが 「PSP給電用USBケーブル」 だと、1本200とかで買えちゃったりしますw)
それ以外のケーブル (外部音声出力用ステレオミニジャック/パーキングキャンセラ-用のジャック) も全て、壊れたゴリラで使っていたものをそのまま使用。
§3:注意点
NV-SB517DTであれば、「1.5A」出力の、シガーソケット用USBアダプターでも大丈夫ですが、CN-GP745VDでは、足りません。
基本、最初は使えますが、不足分を内部バッテリーから供給し、最終的には内部バッテリーが空になり、面倒くさいことになります。
ですが、iPhone対応の、「2.1A出力」が可能なUSBアダプターなら、大丈夫。
一番ヘビーな使い方 (ビデオファイルを再生しつつナビでルートガイドをさせ、オーディオヘッドに最大音量で音声出力もさせる) をしても、充電されます。
ちなみに、ゴリラシリーズ用の、純正シガーソケットアダプターや、ACアダプターは出力2.5A。
再生できるMP4のファイルは、Profile Level3 までで、今時はやりの H264/H265 フォーマットは使えません。
という事は、例えばYoutubeのファイルをムニャムニャしても、直接再生は出来ません。
PCで、再変換する必要がありますが、 「最大ファイルサイズは1Gまで」 なので、いろいろ工夫は必要です。
§4:CN-GP745VD の問題点。
1つは、 「画面輝度が高くない」 という事。
画面表面の処理の問題もありますが、日差しに弱い。
もっとも輝度が高い状態で使っても、ほぼ見えなくなることがあります。
ぶっちゃけ、 「携帯端末で、表示輝度を高めに設定」 した方が、画面を見やすい。
つまり、「スマホで走らせているナビ」 の方が、視認性はいいかも (--;ソレハセンヨウキトシテドウナノカナ
昼間に主に使うなら、バイザー等をつけ、日差しが画面に当たらないように工夫することは必要かな。
もう1つは「立ち上がりが遅い」という事。
アクセサリーオン、エンジンスタート後1分以上、測位が完了しません。
昔のナビだと、逆にそれを織り込み、「測位未了」であることを表示しつつ、「最終位置」からの加速度センサーの積算データを元に自車データの位置を表示してたのですが、CN-GP745VD は、測位情報にこだわっているらしい。
結果として「測位による自車位置が確定」するまで、データ上で「近所の人の宅内を縦走」したりします。
外付けのGPSアンテナをつければ早くなるのかなぁ....ちょっと謎。
§5:その他について
携帯端末で事前に位置情報を作り、BTで転送してルーティングさせる機能「ここいこ」は結構便利。
また、想定外だったのは、ロシアのGPS衛星「グローナス」にも対応していること。
結果、測位精度は高く、自動車道の上り車線と下り車線のトラックデータを楽勝で区別できるくらい。
内蔵のGセンサーも「トンネルから出た後の測位データ」に対し、極端にずれることもないようなので、多分高精度なのでしょう。
想定外の問題点があるとすれば....画面が大きすぎたかも(w)
GE6の場合、ダッシュボードのセンターにはエアコンの吹き出し口が「そそり立って」いる (としか表現できないw)んですが、その上にさらにナビのモニターが来るので、微妙に前方視界を遮る感じにw
エアコンの吹き出し口がAVヘッド用のスペースの下にあるなら、ナビの選択肢もまた変わったのかもしれませんが、そこは言ってもしかたがない....ので、ま我慢、と。
という感じで、以上CN-GP745VDについて。
ぶっちゃけ、専用も含め、カーナビは 「劇的にハードウェア性能が上がる」 ということはほぼありません。
あるのはほぼ 「GPSから送られてくるデータ」 の、新しいデータに対応しているかどうかという部分だけ。
そして、ハードウェアとしてのカーナビは、 「マップデータを見る、使うための器」 であって、本編は中に入っているマップデータ。
とすれば 「最新のマップデータを入れるられる器」 は、機能するなら多少古くても大丈夫なわけで。
もしも 「カーナビを手に入れたい」 のなら、 ハードウェアから追いかけて何を買うか決めるより、「マップの提供元」(^^; のサイトで、更新データを提供している機種一覧を見て決めた方が、いろいろお得かも、ですよ(^^)