2007年05月30日
自分のメインマシンではないとはいえ、半年も家にあるとハンドルを握る機会もそこそこ増えるわけで、NOTEの乗り方も自分なりにイメージが出来ました。
NOTEって、グライダーなのね。
メインで使っているシティ(GA2)は車そのものが 「前に進む事を欲し、どこまでも加速していこう」 とするイメージなのに対し、NOTEは 「一旦前に進む力を得たら、その力に乗ってどこまでもするすると滑る様に走る」 様な感じなんですよ。
飛行機に例えるなら、シティはエンジンに翼がついたような感じとでも言えばいいんでしょうか。まったりとした巡航も出来るけれどそれは本旨ではなく、あらゆる方向に加減速のGを発生しつつひらひらと舞うゼロ戦の様な感じとでも言えばいいのかな。
一方NOTEはといえば、ぶっちゃけ加減速は苦手。 重心位置の高さからコーナーも得意ではなく、アクセルをワイドオープンにしてもトランスミッションの特性から「盛大に回るし音も大きくなるが、加速はそんなにしない」っちゅう感じでSPORTSモードにしてもどーもきびきびっとした感じはない。
ただ一方、NOTEにしか出来ない事ってのがあって、一旦加速してスピードに乗せた後、滑空するようなイメージで走らせる事で目茶苦茶スムースな感触は得られる。 坂道だろうが平坦路だろうがそれは同じで、重量の持つ運動エネルギーとか走行ロスとかを考えつついかに無駄なモノを出さずに滑らせられるか、という事を愉しむという事はできますね。 その意味では「地上のグライダー」とでも表現出来るかもしれません。
グライダーの本旨は一旦高度を得た後、その位置エネルギーと速度をバーターしつつ気流の力を得、静かにスムーズにゆったりと飛行する事。 NOTEもこれに近いことは出来ちゃいます。平地であれば、一旦速度を上げてしまえば、2桁台の速度なら1500回転を大きくきった回転数で巡航出来ますし、その巡航時の静かさではそこそこ大きい排気量の車と比較してもあまり遜色は無い。 スポーツ性能を完全にポイする代わりに低回転トルクの増大を目的とした給排気系の作りは狙い通りの性能を得ていると言えるでしょう。
ただ....ここまで車の本性、つまり「人の命も奪う事が出来る猛々しい機械」をここまでマイルドにする必要性はあったのかなぁ? まぁニーズがあっての事だとは思うけれど。
Posted at 2007/05/30 21:30:43 | |
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NOTE:レビュー | クルマ
2007年05月05日
今日、さる理由があってリヤゲートからスペアタイヤを覗いてみました。
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んー、えーと....、日産の皆さんに質問です。
この内装側の鉄板の状態って、まぢですか?
内装で隠れるから、というのが真意だと思いますが、いくらなんでも手抜きすぎではねーですか(w
NOTEの価格の裏打ちとなるものが、見え隠れしたかなーという気がしますた。
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一瞬、NOTEではなく初代ALTOの様な気がしたというのは内緒です(w
Posted at 2007/05/05 17:59:19 | |
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NOTE:レビュー | クルマ
2007年05月05日
あい、タイトルは「どちらに」取っていただいてもいい様になっております(w
ある程度距離も出たのでそこそこ回してみる様になりましたが....
「前に進みたいのっ!」という声が聞こえにくい子だわ>NOTE
今までそこそこの数の車種は乗ってみた事があるつもりですが、その中でも随一と言ってよいほど、「やる気」を感じさせません(w
車重は間違いなく「そこそこ」の部類の筈です。いやガタイを考えればBプラットフォームを使う車種としてはむしろ軽い部類の筈。 しかしトランスミッションが標準モードでのアクセルに対する車速のツキ方が本当によくない。というよりもダルです。
ンじゃスポーツモードにすればどうかというと、低速時には微細なアクセル開度の変化には無駄なまでに敏感なのに、パーシャル域から一気にワイドオープンにした時には車速、加速力とも全然ついてきてくれません。
....逆じゃないのか普通はorz
家の場合比較対象になるのが、自分にとってのメインマシンであるシティと、妹のシエンタなわけですが、その3台の中でもスピードコントロールに関しては「びみょー」なエリアに入ってます。
まぁ、「運転そのものを愉しむ」という視点を奇麗さっぱり捨て、「人を運ぶ」ツールとして評価した場合は無難、いやむしろ乗りごこちに関してはベターな部類なのかもしれませんが。
この車....に限らないのですが、「をれは前に進みたいのっ!」という気持ちが伝わりにくいってのは....どうなのでしょう、まぢな話車として。
Posted at 2007/05/05 17:14:48 | |
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NOTE:レビュー | クルマ
2006年12月03日
ひさあしぶりに。
乗りましたよNOTE君。
んで、今回「靴」を換えて運転して確信した事が1つ。
NOTEって、40キロ以下の巡航がすごーく苦手(w
いやこなしますよ確かに。というか出来ないと問題。
それに40キロを越えてからはこの症状はまず出ません。
カーグラTVとかで箱根を「とっとことー」と上がっていくような速度域では出ません。というか出たとしても、症状が大きく出るものでも感じるものでもないと思います。
苦手というのは低速域でのアクセルレスポンスの部分。
むっちゃくちゃ敏感、いや敏感「過ぎる」のですよ。
どなたでもいいですよ、試して下さい。
時速40キロ以下、30キロとかでもいいです。巡航してみて下さい。
アクセルレスポンスがよすぎてぎくしゃくしますから。
感覚としては初心者のマニュアル車での乗り心地を思い出してくれるとよいです。あれが極低速で、ちょっとしたアクセル開度の変更に応じて起っているような感じです。
ほんの小さな変化でも「ぎくしゃくー」と、加減速がちまちまと起ります。想像ではその速度域でのアクセル開度の変更による回転数の些細な変化を馬鹿正直に拾い、CVTのコントロールがそれに連動してさらにその変化を増幅する、という事が起っているのだろう、と。
FBW化した結果のネガ部分なのか、はたまたコントロール系の緻密さ(wを現す部分なのかは判りませんが、
すんげー運転が下手になった
気分にはさせてくれます、はいorz
願わくばこの部分の改良、今月のNOTEマイナーチェンジ項目中に反映されています様に(-人-)
Posted at 2006/12/15 23:08:07 | |
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NOTE:レビュー | 日記
2006年11月22日
なーんかこのブログ、駄目出しテキストばかりで正直自己嫌悪、っちゅう感じです。
多分NOTE海苔の人にはよく思われてないような気がする(汗
といっても、乗換えの結果、感じた部分をぽちぽちと書いていくとこの手のモノが多いのは間違いの無いところで。
いいわけを書くとね。
多分、いや間違いなくNOTE、車そのものは出来がいい。
ベーシックカーとしての機能をきちんと堅守し、且つ充分以上のものをリーズナブルに提供してるのは誉めてあげるべきものだと思うのです。
ただ、乗り手の車に対するアクセシビリティ、乗り手に対するインフォメーションの提供方法、そしてデフォルト環境で車が乗り手に与えることの出来るインフォメーションそのものという点で評価すると、これも間違いなく「NG」レベルなのですよ。 そしてその「NG」な部分について書いちゃってるので、こういうものが多くなるんだろうなぁ、と思う次第。
閑話休題。
マニュアルエアコン。申し訳ないけれど今回はオートエアコンは見送りました。
理由は「オートエアコンそのもののメリットをB14サニーで見いだせなかったから」というのは以前書いた話なんですが、今ひとつの理由は今回の話とも絡みます。
ぶっちゃけて言う。
日産、あんたのとこの車は「視力がいい」人しか扱っちゃいけないのか?
マニュアルエアコンの場合、ダイヤルが3つついていて、左から順に「ポジション/スイッチ&風量/温度」となっていて、ダイヤルの大きさそのものはバッチリ。
主観的に見て、ポジションと温度のダイヤルが「重過ぎ」でまわすのに力が要るというのはアナログ的に切換えている以上仕方がないので、強く言うのはやめておく(が、出来ればもう少し軽くしていただきたい)。
ダイヤル下のエアコンスイッチそのものは、視認性はよく見誤ることはない。
デフロスターのスイッチもここに来ていることはむしろ誉めたい点。
コンソール部分をミニマムスペース化した結果、スペースが取れなくなったため、エアコンスイッチが集中している部分に、全く関連性が無いハザードスイッチがビルドインされているのは、操作性を考えてということでこの際ご愛敬という事にしよう。
(スイッチそのものの割り振りの場所としては「あんたアフォですか」と思うのはこの際置いておく)
問題は、ポジションダイヤル。
送風先のセレクトダイヤルの、先を示すベゼル部分の絵文字。 これちっちゃ過ぎ。 縦横各方向に対しそれぞれ2倍あってもいいわ。 そのくらいのサイズにしないとぱっと見て認識出来ないって。
このサイズ、デザインを重視した結果としてまわりの帯部分の高さに合せてサイズを決定したと思う。 そして、デザインを重視するあまり、視認性について見落とすという、近頃の日産にありがちなケアレスミスをしているというorz
NOTEに関しては、日産のここら辺のデザイナーってなに考えてるか判らんわ。
結果、「どこにあわせれば丁度なんだ?」 どころか「デフロスターのポジションってどこよ」になるわけで、絵文字が絵文字としての用を全く為していない。
見て一発で判るから絵文字を使ってるんじゃないの? じっくり見て意味を取らないといけないのなら、絵文字なんか使う必要が無い。
デザイン的に目立たせたくなかったので小さくしましたなんてのは、論外。
ポジションとその意味、この2点は意味が判って初めて役に立つもの。 操作パネルの横幅一杯を使って各ダイヤルを配置してでもいいから、もっとベゼル部分を大きくするべきだった。
これに関連していえば、オートエアコンをパスしたのは、スイッチ類のデザインにも理由がある。
デザイン上の意図もあり、多数のボタンを配置したくなかったというのは判る。
またスイッチ類の点数を減らすことによってコストダウンをはかれるというのも理解出来る。
ただね、ロジックスイッチを導入するという事で決定的に実現出来なくなる事もあるのですよ。
それは直感的な操作。
オートエアコンの場合、送風先の選択は「mode」ボタンを押す事によって選択するようになってしまっているのだけれど、これだと直感的に「ここ」っていう選択が不可能なのよね。
前のサニーのオートエアコンは、各送風先に対応したボタンがあって、送風先を一発選択出来た。 しかしそのインターフェースはデザインとコストという壁の前に消えてしまったらしい。
んだけどね、デザインはさておき、「道具」として見た時にそのコストは「かけなきゃならない」部分なのよ。
ドライバーに運転以外の部分で注意をはらわせ、運転そのものをおろそかにさせない。 ドライバーによって操作される全てのスイッチは、最低線でもこの条件を満たさなければならない。 そしてNOTEのセンターコンソールに集まっているスイッチで、これを満たしているものはどれで、満たしていないものはどれなのか?
何故「最低の機能しかついていない携帯端末」が売れたのか?
何故「完売終了」になってなお、ワープロ専用機を探してでも買ってきて使う人がいるのか?
NOTEのスイッチ類のデザインをしたグループはこの2点について考えてみて欲しい。
「ボタンが多いとカッコ悪いから」なんていう理由づけなんざ、自分が「三流」ですとカミングアウトしているも同じ。 そのかっこ悪いものを「カッコ良くする」のがデザイナーのお仕事の筈だ。
という事で、エアコン周りのデザインについては、次回マイナーチェンジの際に一考する事を望むものであります
(と言いつつ、現状をどう解決するかという宿題は残るわけですがorz
Posted at 2006/11/23 01:44:35 | |
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NOTE:レビュー | クルマ