ということで。
タイトルだけ見てプチッとキレてクレームをつける方もいるんじゃないかという気もしますが、敢えて、再び。
真性貧乏は、
車いじりしちゃダメですorz
理由は、必ずしっぺ返しが 「その車のオーナー」 に来るから。
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つい最近というか、ぶっちゃけ今年の4月、ホーンが鳴らなくなりました(^^;
購入した車、ちまちまと前のオーナーが手を入れていて室内照明のLED化とか、スモールのLED化とか、「見えるところ」はいじっていたらしい。
で、それは外部にも顕れていて、バンパー下になにかを貼り付けていたとおぼしきウレタンテープの残骸とかが張り付いてたりします(w)
ホーンもまた同様で、社外のものに変えられていました。
ただ、それは「オリジナルのホーン」が付いていた場所を起点に取り付け用の市販ステーを取り付け、グリルの奥まったところに「びみょーに」見えるような感じで取り付けられていました。
そしてその社外ホーン、ついてることに気がついたのは見えたからでもなく、鳴らしてみて判ったわけでもありませんでした。
取り付け方がアバウトで、バンパー部分、エンジンフードを開けたときに見えるアッパーカバー部分と干渉していて、そこだけわずかに 「盛り上がってる」 のが判ったからでした。
すでにこの時点で「アレゲ」臭プンプンでしたが、 まなんとか出来るなーということで、そこは見逃すことに。
で、結果として鳴らなくなったホーン。
わずかに見える配線を触ると 「鳴るようになったり鳴らなくなったり」 という感じだったので、故障というよりも 「後付けした側の配線がおかしい」ということが理由だと判りました。
そこで、バンパーと干渉している事もあり、「移設」ついでにハーネス(配線)も見直そう、と。
さてここでタイトル。
真性貧乏は、
車いじりしちゃダメですorz
の真意。
見たものをありのままに書くと。
前のオーナー、配線の接続部分は「購入時に添付されている、加工されていた配線」 を除き、
被覆剥きした銅線部分をこよって繋ぎ、
ビニールテープで
ぐるぐる巻きにしていました(まぢ)
オリジナルのホーンを繋ぐコネクタをブッチしてホーンに繋ぐ部分、ボディ側に共締めした端子から伸びている線と、ホーンのグランドを繋いでいる線は、全て
「こよって繋いで接続部分を締める事もなく、
そのままビニール線で巻いて耐水性を持たせた」
だけ。
しかもその線も、ひとまとめにしてなにかに共締めして動かないようにするというわけでもなく、宙ぶらりんで隙間に詰め込んだ、という状態。
こんなもん見たの、小学校の時に作ったモーター走行する自動車以来だわw
鳴らなくなったのは、その「こよった部分」が経年変化で緩み、接触がなくなったからというガチに間抜けなお話。
バンパーを外して初めて判ったことだったので、配線は「グランドを取っている線」を除き(クワガタ端子が無かったのでorz) あり合わせで車両用に使っている部材を転用し、移設した場所に合わせて現物合わせで作り直し。 きちんと鳴るようになりました。
使っていたホーンが省電力系のもので助かったw
場合によってはリレーもつけなきゃならなかったっつーくらいいい加減+配線そのものが腐りかけてましたからorz
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で。
いじり系ビギナーの方に、老婆心ながら忠告をさせていただきますと、ですね。
「市販の後付けパーツ」 と呼ばれるものは、
全て 「それだけでは絶対に取り付けは出来ないのだ」
という事を、是非覚えておいてください。
例えば、今回のお話に出てくる「後付けの社外ホーン」。
こういうやつね。
アフターパーツ系のショップとか、オークション、通販とかでパッケージを手に入れて「どこにつけようかな」と考えてるビギナーのかた。 あるいはこれから買おうとして金額を調べている方。
ちょっと待って欲しいのです。
間違いなく、
あなたが手に入れようとしている
そのパッケージだけでは
「取り付け」は出来ません。
もちろん、そのパッケージには接続用のハーネスは一緒に入っています。
ですが「車種ごとの専用ハーネス」が付いているわけではなく、長さを調整する必要があります。
間違いなく 「ホーンに直接接続する部分」 と、ボディに繋ぐグランド線以外は 「バラ線」、つまり端子は付いていません。
そしてそれを取り付けるためには、こういう類の工具が必要になります。
似たようなものは、DIYショップで、
安いものなら1500円もしない金額で売ってます。
もちろん、「こよってビニールテープ」 という選択もありますが、間違いなく今回のように二度手間、三度手間になります。
また、取り付け後の配線を固定するためにタイラップも必要でしょう。
敢えて 「いじってない風」 に見せるため、隠れたところに取り付けるならバンパーを外すことも必要でしょう(というかきちんと取り付けたいのなら外した方がいい)から、外すための工具も必要。
そして「その長さに合った」配線の部材」(線材)も必要になるはず。
さらに、グランド側を「既存のナットに共締め」することを考えるなら、車載工具でも 「最小限」 のことは出来ますが、作業そのものが大変になるので、安物でもいいので、ラチェット付きのボックスレンチのセットを買った方がいいかもしれません。まこれは、「はまり具合」によって変わってくるので一概には言えませんが。
閑話休題。
ガチで「何も持ってない」ビギナー系の方は、「取り付けたいパーツ」の金額の他に、3000円くらいは見ておいた方が無難です。
それは「自分で取り付けたいパーツ」 を、適正な場所に、適正な方法で取り付けるために必要な、コストです。
そして、「きちんとした接続の仕方、取り付けの仕方を実現するために最低限必要な工具や部材」分のコストも支払えない「真性貧乏」な方は、 「自分でパーツを取り付けよう」 などと思っちゃダメです。
特にそれが 「道交法で規定されている保安部品」 に分類されるものであるなら、なおのこと。
ルックスやかっこよさだけを追って、「いい加減な取り付け方」をした暁には、間違いなく「かけなかった手間やコスト」の分、しっぺ返しが 「車のオーナー」 に来ます。
改めて、ビギナー系の方に、忠告を差し上げます。
ホーンやランプのような 「あなたが購入した、取り付けたいパーツ」 のパッケージだけでは、まず間違いなく、取り付けは出来ません。
あなたが手に入れたものは「部品」であって、
あなたの車に取り付けるための 「工具」 や
「別途必要になるかもしれない部材」 は、
入っていないのです。
もしもDIYでご自分の車に、なにか部品を取り付けようと思っているのであれば、 「どのような工程が必要か」 「どのように取り付けるのか」 も考え、必要な工具を購入するまでの金額で、考えましょう。
「軽度の作業に必要な工具」も買えない「真性貧乏」な方は、自分でいじっちゃダメです。
その状態で車をいじると、高確率で 「自分でいじった部分」 にトラブルが出て、場合によってはその車のことを 「嫌い」 になってしまうかもしれません。
ご注意ください。m(__)m