
2021年6月。GRヤリスに乗ってみました。
今日は7月7日。セブンの日なんですが、FDじゃなくて久しぶりの試乗ネタです。
最近、ストレスが溜まりがちだったので、ちょっと発散する意味でも、刺激のある車に乗りたくてレンタカーで借りました。
最初に結論書いておくと、スゲー車でした。めっちゃ楽しい。
GRヤリスは、トヨタレンタカーで借りることが出来ます。関西では、MT車を借りられるのが割と限られていて、今回は和歌山で借りました。早朝、大阪から南海電鉄で和歌山市駅へ。1日借りて、高野山方面に行くことにしました。
この車は、WRCで戦うヤリスのホモロゲ取得モデルとして開発・販売されています。ちょうど先日あった今シーズンのWRCサファリラリー、勝田選手が2位で初表彰台。大変めでたいですね。今後も活躍して欲しいです。
○モデル仕様
2020年に販売開始。先行予約版のファーストエディションが出たあと、現モデルは4種類。競技ベースのRCを除くと3種類。4WD/6MTのRZハイパフォーマンスとRZ。FF/CVTのRSという括りになりますね。今回、6MTを借りたのですが、素のRZでした。ハイパフォーマンスとの違いはいろいろありますけど、走る部分については、LSDの有無、ホイール/タイヤ、足回りも少し違うのかな。
サイズは、3995mm x 1805mm x 1455mm WB:2560mm 車重:1280kg
通常のヤリスは5ドアですが、GRヤリスは専用設計3ドア。サイズもかなり違い、全長で55mm、幅は110mmも違います。車重は装備で違いますが、普通のヤリス1.5L 4WDは1100kg位なので、結構違います。サイズがこれだけ違って、フェンダーなどの張り出しも凄くて、写真でも相当違いを感じますが、実物みると本当に別の車です。ヘッドライト周りとテールランプユニットが同じような感じだから、ヤリスかなって思う程度かと(笑)
スペックは、1.6L直3ターボ。272psに370N・mとか、やっぱりラリーベース車なので、すごいなという印象です。タイヤサイズは、前後225/40R18で標準装着のダンロップ SP SPORT MAXX050でした。
車検証上では、2021年2月登録で距離計は約2万km。登録後5ヶ月って所ですが、かなり走ってますね。借りる時に聞いたら、毎日稼働してますって言ってました。そりゃ人気ありますよね。
新車価格は、RZで396万円。RZハイパフォーマンスが、60万高くて456万円。一応、Bセグメントの車で言えば高いとは思いますけど、特殊な車なので、この値段は十分納得出来るんじゃないでしょうか。寧ろこういう車が売られていて、乗る機会があるのが嬉しいです。
○見た目
フロントマスクは、確かにヤリスではあるものの、大きなバンパーの存在感で、かなり押し出しの強い顔つきになっています。GRのエンブレムも控えめですが付いていますね。
3ドアハッチバックなので、前席ドアはかなり大きめ。前席と後席の窓部分を見てもらうと、ドア部分の方がより後ろまであります。何気なく開閉するとドアの端が体に当たりそうになりましたね。天井はリア下がりになってるので、四角い印象でしたが、真横から見ると意外とスリムに見える(?)
リアフェンダーは、横から見てもかなり主張してますね。
リアフェンダーの張り出しにより踏ん張り感がすごい。只者ではない存在感があると思います。ちなみに目で見た感じだと、リアフェンダーはドアミラー端よりは内側でした。
3気筒なので小さめだと思いますが、密度高いエンジンルームですね。
○使い勝手
内装の質感は普通です。ドアトリムの一部が、スウェードっぽい素材だったりします。安っぽくはないですが、この価格帯の車で言ったらちょっと。。って思うかな。そもそも、高級さを求める車では無いので、マイナスポイントではありませんけどね。
運転席の環境。メーターはシンプルな二眼で、真ん中は情報表示。あまりイジってなかったのですが、最後にいろいろ見てたら、前の誰かが結構運転支援系をオフにしてたようで、HUD付いてたのに使ってなかったです(笑) 貸し出す時に設定初期化して欲しいなぁ。。。一発では出来ないのかな。
ナビはオプションが付いた状態で、Apple CarPlayを使うまでもなく。iPhoneをUSBで挿せば、音環境も問題なく。この辺、今どきの車は楽ですね。
シートは多分、ハイパフォーマンスとは、違うものですが、もちっとしたボリュームのあるセミバケットで、かなり良かったです。サポートも、公道なら問題ないんじゃないでしょうか。
ただ、運転席のシートポジションで言うと、ちょっと物足りないです。シートアジャストが、前後とリクライニング以外に、座面後ろが主体の前後連動型ハイト調整しかなく、非常にベーシック。
ヘッドレスト部分の形状が、割と前傾なのか、私だとポジションを取るとヘッドレストが頭に微妙に当たる。ということは、もう少し寝かせた姿勢の方が良いのでしょうけど、そうすると手が遠くて、テレスコが足りない。ちなみに私は身長が180cm位で、ガタイは良い方だと思います。
加えてシートの座面位置が高めなので、ずっと乗ってるとちょっと足首が辛かったですね。もう少し調整をしていったら、良い落とし所はあったのかもしれませんが、今回は見つけられませんでした。
ステアリングは割と小径に思いました。重さはそこそこありますが好みですね。中央付近は少し遊びがありますけど、元気よく走ってるとビシッと安定します。あと、フィードバックはあるんですけど、生々しい感じではなかったかなぁと思いました。
シフトは、気持ちよく入ります。表現としては、カチッと入る感じと、コクッと入る感じのちょうど中間位。トヨタ86のシフトは、カチッとした感じを受けた自分としては、こんな風です(笑)
ペダル配置はオフセットしてるみたいですが、今回は気になりませんでした。ブレーキとアクセルの間が広いというのは知っていたので、最初からヒールトゥとか気にしてないと、逆に山道の特に下りなんかではiMTの自動ブリッピングを非常に気持ちよく使えました。めっちゃ楽でした。
そういうと、この車は4人乗りで後席にも座ってみましたけど、やはり乗り降りは面倒です。エマージェンシー用でしょうね。ラゲッジとかも確認しましたが、至って普通で特に気になる所もありませんでした。
思いもよらず長くなってしまったので、走った感想はその2で書こうと思います。
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Posted at
2021/07/07 18:03:10